ドキドキバレンタイン!チョコを渡してトロピカっちゃおう!

ドキドキバレンタイン!チョコを渡してトロピカっちゃおう!

ソクオッチ

2月11日 トロピカる部部室

まなつ「ねえねえ!もうすぐバレンタインだよ!」

ローラ「バレンタイン?

    何よそれ?」

みのり「バレンタインとは毎年2月14日に女性が男性にチョコをあげる日

    家族、友人、恋人、親しい人達にチョコをプレゼントするイベントのこと」

さんご「そういえば私・・・男の人にチョコあげた事ない・・・」

あすか「私は兄貴と父さんにチョコ作ってあげたっけ」

まなつ「よーし!それなら私達は拓海お兄ちゃんにチョコをプレゼントしよう!」

ローラ「拓海に?」

みのり「拓海先輩には色々な事してもらってるし感謝と共にチョコをプレゼントするのはいい案かもしれない」

さんご「私!拓海先輩にチョコあげたい!」

あすか「それでチョコはどうするんだ

市販のやつを渡すのか?」

まなつ「あすか先輩!チョコの作り方教えてください!」

あすか「まあそうなるか

    それじゃあ明日の放課後から家庭科室でチョコを作ろう」

みのり「桜川先生に連絡して家庭科室を使えるように言っておくね」

まなつ「拓海お兄ちゃんにチョコをプレゼントしよう大作戦開始!」

2月12日

放課後

あおぞら中学校・家庭科室

まなつ「トロピカる部のみんなでチョコをつくるぞー」

さんご・みのり「「おーー!!」

あすか「くるるん弁当の時を思い出すな」

ローラ「あの時と違って私も料理上手くなってるんだから!

    チョコなんて簡単に作れるわよー」

数分後

ローラ「ひゃあ!?」

みのり「ローラがチョコ被っちゃった」

あすか「大丈夫か!?」

さんご「早く拭かなきゃ」

まなつ「大丈夫!私が舐めてあげる!」

ローラ「ちょっとまなつ!?」

まなつ「ぺろ」

ローラ「ひゃぁん♡」

あすか「何やってるんだ・・・」

数時間後

まなつ「ローラ今日はもう終わりにしよ」

ローラ「あとちょっと待って

    あともう少しで・・・」    

まなつ「それ拓海お兄ちゃんに渡す分のチョコだよね」

ローラ「・・・そうよ

    だからもうちょっとだけ待っててまなつ」

まなつ「いいよ!

    もうちょっと待ってる!」

そして次の日

2月13日

まなつ「出来たー!」

さんご「ギリギリになっちゃったね」

みのり「あとは明日拓海先輩の家に行ってチョコ渡すだけ」

あすか「明日放課後になったらトロピカる部部室の前で集まって拓海の家に行こう」

ローラ「待ってなさいよ拓海!」

2月14日 バレンタインデー当日

拓海の家にトロピカる部がやってきた

まなつ「拓海お兄ちゃん!はい!チョコあげる!」

さんご「拓海先輩!私からもです」

みのり「私も作ってきた」

あすか「ほ、ほら・・・///」

ローラ「ふふっ!喜びなさい!この私がチョコを作ってあげたわ!

    ・・・だ、だから美味しく食べなさい!!」

拓海「お、俺にくれるのか!?」

まなつ「うん!みんな拓海お兄ちゃんのために手作りでチョコ作ったんだよ!」

拓海「みんな・・・ありがとう!

   今ここで食べてもいいか!」

ローラ「早く食べなさいよ!!」

拓海「じゃあまずはまなつのから・・・」

パカッ

拓海「・・・これは?太陽の形のチョコレート?」

まなつ「ときめく常夏!な感じのチョコを

作ってみたんだ!」

拓海「確かにまなつらしいな

   それじゃいただきます

   ・・・んっ!?すっぱぁ!?」

まなつ「隠し味にいっぱいレモンを入れてみた!

    夏って感じするでしょ!」

拓海「た、確かに夏って感じはするけど・・・レモン入れすぎだ!」

まなつ「そうかな〜?」

拓海「次はさんごのだ」

パカッ

拓海「これは・・・ラメ入りチョコレートか!」

さんご「私はかわいく作ってみました

でも思ったより作るの大変で一個しか作れなかったです・・・」

拓海「・・・・・・いや数なんて関係ないその気持ちが嬉しい

   いただきます

   ・・・んっ!うまい!

   これイチゴが丸ごと入ってるのか!」

さんご「はい!イチゴを入れてほんのりすっぱくチョコはとっても甘くして味にアクセントをつけました」

拓海「ありがとうさんご♡」

さんご「はい♡」

拓海「次はみのりのチョコだな」

みのり「拓海先輩開けてみてください」

拓海「あ、ああ」

パカッ

拓海「なんか・・・変な色してないか・・・」

みのり「拓海先輩が元気になるように体にいいものを入れました」

拓海「い、いただきます・・・

うっ!?んっ!?・・・何を入れたんだこれ!?」

みのり「拓海先輩が元気になるようにうなぎ、にんにく、アボカド、モロヘイヤなど色々ミキサーに混ぜてチョコに入れました

    最後に隠し味として私のあいえ・・・」

拓海「あ、あいえ・・・!?」

みのり「・・・きは流石にいれてないです」

拓海「はあ・・・よかった・・・じゃない!うなぎとかチョコに入れるな!」

みのり「(拓海先輩のチン〇〇元気にしてあげようと思ったから)」

拓海「次は・・・あすかのチョコだな」

あすか「口にあうかわからないけど・・・食べてくれ」

パカッ

拓海「これは!?まさかのハート型!」

あすか「べ、別にいいだろ!?

    家族以外にチョコあげるの初めてなんだよ・・・///

いいから早く食べろ!」

拓海「いただきます

   ・・・・・・んまぁ!!!

   なんだこれ!口の中でとろけるぞ!」

あすか「口に入れた瞬間舌触りがよくなるように作ったからな

    おいしく食べてくれてよかった」

拓海「これならオレ毎日食べたいな!」

あすか「なっ!?はあ!?・・・まあ暇な時にら作ってあげても・・・いいぞ・・・///」

拓海「最後のチョコは・・・ローラのチョコ・・・か・・・」

ローラ「早く開けなさいよ!!」

パカッ!

拓海「こ、このチョコの形は・・・なんだ?」

ローラ「見て分からないの!?くるるんよくるるん!」

拓海「くるるん!?どうみてもこれ化け物だろ!」

ローラ「しょうがないじゃない!!

    私・・・まだ料理上手く出来ないんだから!!」

まなつ「拓海お兄ちゃん!!ローラ頑張って作ったんだから悪く言わないでください!」

さんご「そうです!ローラは頑張ってチョコ作ったんです!」

みのり「私と同じぐらい下手だけど頑張って作ってました」

あすか「くるるん弁当の時よりかは上手くなっているんだぞローラは」

拓海「うっ・・・悪かったなローラ・・・」

ローラ「べ、別に謝ってくれるなら・・・///

それより早く食べなさいよ!」

拓海「そ、そうだな・・・いただきます

   ・・・・・・美味しい!

   おいしいぞ!」

ローラ「ふふん!そうでしょ!作ってあげた私に感謝しなさい!」

拓海「ああ!ありがとうローラ!」

ローラ「・・・・・・///

私は拓海のために作ったんじゃないから!///

まなつ達に渡す分のチョコ作り終わって材料が余ったから作ったのよ!」

まなつ「(本当は拓海お兄ちゃんのチョコを一番一生懸命作ってたくせに)」

拓海「みんな今日はありがとうな!

   最高のバレンタインになった!」

まなつ「やったー!拓海お兄ちゃんにチョコをプレゼントしよう作戦大成功!」

さんご「私!こんな気持ち初めてだよ!」

みのり「次は本当に愛液入れてみようかな」

あすか「それはやめた方がいい」

ローラ「べ、別に私は嬉しくないから!

    作るの大変だったし!

    バレンタインなんてもうこりごりよ!」

まなつ「ローラ!いい笑顔してるね!」


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