トコナとイサムss-①
冒険家【トコナとイサムが道を歩きながら話している。どうやらイサムはトコナを家へ送っているようだ…】
「楽しかったなー!バーベキュー」
「そうですね。またみんなと一緒にやれたらいいな…」
「そうだな!その時は…お、着いたな。そんじゃまたな!トコナ」
「あ…待って、イサム!」
【トコナがイサムの袖を掴む】
「お、なんだよ」
「…その、明日からイサムはレンジャーのお仕事で遠くに出かけてしまいますよね」
「おう、そうだな」
「その間、寂しくなると思うんです。だから…その前に、恋人らしいことをしておきたいなと思って」
「…おう?」
「ここで、その…キス、してください」
「……こ、ここで?い、いや、ちょっと恥ずかしいっていうか」
「ダメですか…?」
【上目遣いで見つめるトコナ】
「…ったく、しょうがねえな。ほら」
【イサムはトコナを抱き寄せた…】
「いくぞ…ん」
「ん…」
【二人が唇を重ねる…】
「はっ…これで…」
「…もう一度、いい?」
「もう一度⁉︎…分かったよ。ん…」
「ん…」
【もう一度唇を重ねる。長いようで短い、甘い時間が流れる…】
「…はい!これでもうおしまい。おしまいだかんな!」
「ええ。イサム、ありがとう」
「どういたしまして!くっそー、 顔がアツいぜ…」