デザロワ開幕編⑧

デザロワ開幕編⑧


一方その頃…

バルキリー「ベロバ‼︎逃すかッ‼︎」

バルキリーは突入するなり蜂の巣状のウェポンベイから蜂型ミサイルのヘクスベスパを打ち出し変身していないベロバに命中させる。

ベロバ「……っ‼︎バルキリー‼︎」

ベロバは逃げようとしていたがヘクスベスパで身体が痺れ動けなくなってしまう

バルキリー「ソルド20‼︎」

バルキリーはベロバをダイアウルフに任せ、ソルド20の元へ駆け寄る

ベロバ「ちょっと‼︎何すんのよ‼︎」

体が痺れて動けないところにダイアウルフに拘束され、ベロバは苦痛を顔に出しながら喚いている

ダイアウルフ「黙れ……‼︎よくも俺たちの大切な仲間を傷つけたな‼︎」

ベロバ「機械のくせに……っ‼︎」

ベロバはダイアウルフに毒を吐き悪あがきを続けるしかなかった

ソルド20「申し訳ありません、隊長……私が独断で単独行動をしてしまいソルド達や隊長に迷惑をかけてしまいました……」

ソルド20はしゅんとした様子でバルキリーに謝る

バルキリー「本当に…‼︎何でそんなことをした⁉︎行動をする前に相談しろっ‼︎」

バルキリーは当然ソルド20に怒る

やっと自分の行動に対して予測通りの反応が返ってきた、とソルド20は思い、ある意味安心する

さっきから自分が悪いのに感謝されたり謝られたりと困惑することばかりだからだ。

しかし、バルキリーはソルド20をぎゅっと抱きしめる

ソルド20「隊長……?」

バルキリー「だが……‼︎お前が無事でよかった……っ‼︎」

バルキリーはソルド20が無事なことを喜び、泣きそうな声でソルド20に声をかける

今度は喜ばれた、とソルド20は困惑する

ソルド20「……隊長も桜井景和も、鏡飛彩も、私が迷惑をかけてしまったのに何故感謝したり、謝ったり、喜んだり……まだまだラーニングしないといけない事ばかりですね……」

ソルド20はそう呟く様に言う。

バルキリー「ああ、そうだな……‼︎」

ダイアウルフ「……」


一方、バルカンはケケラと対峙していた

バルカン「見つけたぞカエル野郎…!てめぇをぶっ潰す!」

バルカンはケケラに向かって怒りをぶつける

それは、一般人をゲーム病に感染させ、ソルド20を傷つけ、唯阿を傷つけた彼のその悪意に満ちた行いと、そんな彼を見逃した自分自身への怒りだ

バルカン「鏡……お前が何と言おうと俺はこいつを許さねぇ‼︎」

事前に2人はケケラをどうするかは彼を見て決めようと話していた。

だがバルカンが出した結論は一つだ

例えブレイブ、そしてケケラがサポーターを務めるタイクーンが何と言おうと自分はこいつをぶっ潰す、と。

しかし……

ブレイブ「安心しろ不破諫、景和はこいつとの関係を切ると明言した」

バルカン「……そうかよ」

ブレイブの言葉を聞き、バルカンは短く返す

既にケケラを排除するという結論が出ていたのだから

タイクーン「……飛彩さん、不破さん……お願いします」

タイクーンは覚悟を決めて2人に声をかける

ケケラ「おい、桜井景和‼︎何いってやがる⁉︎俺はお前が本当の仮面ライダーになるように試練を与えてや……」

その瞬間、ケケラのネックレスが切れて地面に無機質な音を立てて落ちる

バルカン「何が試練だ……んなもんてめぇで見つけて、てめぇのルールでぶっ潰すもんだ‼︎」

バルカンはケケラが話している途中思わずショットライザーを彼に向けて撃っていた

タイクーン「……‼︎」

バルカン「おい、桜井‼︎お前は今世界平和っつーでかすぎる試練にぶつかってんだろ⁉︎だったら……こんな奴のルールなんか俺たちがぶっ潰してやるからお前のルールで叶えてみせやがれ‼︎」

バルカンはそう吠える

ケケラ「鏡飛彩……っ‼︎お前よくもこんな奴を……不破諫を呼びやがったな⁉︎」

ケケラはバルカンの気迫に押されるもブレイブに向かって呪詛を吐く

それは既に悪あがきでしかなかった

ブレイブ「貴様が自分勝手な理由で笑うなど許される行為ではないからな」

ブレイブはガシャコンソードを構えてケケラに言い放つ

ブレイブ「……自分自身が良ければ他人を平気で傷つけるような奴は存在自体がいらん‼︎貴様は切除する‼︎」

バルカン「ああ…じゃあカエル狩りと行こうか……‼︎」

ブレイブとバルカンはケケラと対峙する

ブレイブ「これより、ケケラ切除術を開始する‼︎」

2人の仮面ライダーに迫られ、ケケラは撤退を考えたがショットライザーを構えているバルカンにガシャコンソードを構えたブレイブを見てそれは不可能だ、と理解した

ケケラ「てめぇら……‼︎俺の邪魔をすんじゃねぇ‼︎」

バルカン「邪魔なのはてめぇ自体だろ‼︎」

ケケラ「うるせぇ‼︎過去の時代の奴が偉そうに言うんじゃねぇ‼︎」

すかさずバルカンに突っ込まれ、ケケラはヤケになり変身する

『KEKERA SET』

ケケラ「変身‼︎」

『LASER ON』

『KEKERA LOADING』

『READY FIGHT』

バルカン「何だよてめぇ、そのふざけた姿はよ……それで仮面ライダーだって言うのか?」

バルカンは変身した歪なカエルの様な姿のケケラに向かって言う

その歪さは彼の心を反映させている様だ

ブレイブ「……余計なことは考えるな、あれは癌みたいなものだ」

ケケラ「てめぇら……‼︎」

バルカンとブレイブの物言いにケケラは更に激昂する

しかし彼が怒りを抱くことは自分で自分の首を絞めているようなものだと理性を失いつつあるケケラは失念していた。

何故なら、仮面ライダーケケラは自身の楽しい感情によりパワーが変動するからである。


ケケラと対峙し、ブレイブはある事を考えていた

それはここでケケラを倒したとして、彼からサポーターの権限を剥奪できるか、と言うこと

カエル狩りには単にケケラを倒すだけではなく、彼を景和のサポーターではない存在にすることも目的になっていた

ブレイブ(……監察医はリプログラミングで吾妻道長のIDコアを復元して情報を白紙に戻してベロバをサポーターの座から引きずり下ろした、だがそれは吾妻道長のIDコアが破損していたから出来たことだ。景和のIDコアは別に破損していない……)

ブレイブが考えごとをしていると、バルカンが声をかける

バルカン「余計なこと考えるなっつった傍からお前が考え事してどーすんだよ、とにかく今はあいつをぶっ潰す‼︎

……その後俺のルールでどうにかしてやるよ‼︎」

バルカンはそう言うと、ケケラが口に備えているケケラタンから発射された火炎放射をベアーのライダモデルの力を使い、冷気を込めたパンチで掻き消す

ブレイブ「……ああ、そうだな‼︎」

バルカンの自分のルールを貫く、と言うある意味自由奔放な発言を聞き、ブレイブもケケラに向かい、攻撃を開始する。

ケケラ「クソがっ‼︎」

ケケラは今度は粘着弾を放つ

ソルド20を行動不能にした技だ

ブレイブ「……」

向かってくる粘着弾をブレイブは瞬間移動の魔法で避け、ガシャコンソードの氷剣モードの能力で粘着弾を凍結させる

ケケラ「なっ……⁉︎」

ケケラは火炎放射も粘着弾も不発に終わり驚きを隠せない

バルカン「ウオオオオッ‼︎」

その凍結された粘着弾をバルカンは思い切り蹴り上げ、廃工場の天井を突き破るくらい上空に飛ばす

ケケラ「何したいんだか分からねぇなぁ‼︎」

ケケラが笑い、再び火炎放射を繰り出そうとした瞬間だった

ケケラ「ぐぇっ……‼︎」

ブレイブが召喚した無数の剣がケケラに襲いかかる

まさにカエルの様な悲鳴をあげ、ケケラは身動きが取れなくなる

そして、そんなケケラの頭部に、先程ブレイブが凍結させ、バルカンが高く蹴り上げた粘着弾が重力で加速して激突する

ケケラ「……っ」

相当痛かったらしく、ケケラは声すら出せないくらいに悶絶する

悶絶しているケケラ目掛け、バルカンとブレイブは猛攻を仕掛ける

ライダモデルの能力を活用した格闘戦やショットライザーによるバルカンの攻撃

そして、ガシャコンソードや魔法によるブレイブの攻撃

ケケラには確実にダメージが蓄積されていく

しかし…

バルキリー「何であいつまだ余裕そうなんだ……?」

猛攻に耐えているケケラからは余裕が感じられる

バルキリー「……」

バルキリーはあることを考える

タイクーン「これは俺がやらなきゃいけないことなのに飛彩さんや不破さんに代わりにやってもらうなんて……‼︎」

タイクーンも加勢しようとする

まだブレイブとの共鳴は続いている

どこか違和感はあるのだが…

バルキリー「待て、桜井君」

バルキリーは加勢しようとするタイクーンを止める

ケケラ「はっ……中々やるじゃねぇか……‼︎」

ケケラは猛攻に晒されながら漸く口を開く

しかしその言葉からは悔しさや焦りは感じられない

バルカン「まだんなこと言えんのか、てめぇ⁉︎」

バルカンはコングのパワーを宿した右腕でケケラの横っ面を殴り飛ばす

ケケラは苦痛に満ちた声を漏らす

ブレイブもケケラの異変に気づいていた

ブレイブ(こいつ……そんな余裕ぶっている場合じゃないが……まだ見せてない手の内があると言うことか?)

ブレイブはバルカンに続き、タドルクリティカルストライクをケケラに食らわせる

羽が舞い散る

バルカン「おい、鏡お前今桜井と共鳴ってやつ使ってんだろ?前みてぇな攻撃力が増してる感じがあまりしねぇぞ?」

バルカンも違和感に気づきブレイブに問いかける

ブレイブはバルカンの指摘に驚きつつ答える

ブレイブ「ああ……俺が気づいたことだと以前の様な能力の増幅が長続きしないし、相手の能力を使うのも一回が限度なようだ」

先程タイクーンはブレイブの能力を使ってバグスターウィルスを持ったジャマトを一掃している

あれ以降お互いの能力が使えない

決まった相手でこんなに制限がかかってしまうのはかなりの痛手だ

とは言えケケラ自体はそのスペックから共鳴を使わずとも勝てる相手ではあるのだが

バルカン「……マジかよ、あっ」

バルカンは更に気づき、声を上げる

ブレイブ「どうした?」

バルカン「あの婆さんは銃変身しても使ってたが、あのカエル野郎はあの銃どうしたんだ?あんな体だから使えねぇのか?」

ブレイブ「‼︎」

バルカンの指摘でブレイブはケケラが隠している手の内に気づく

そう、レーザーレイズライザーだ

ベロバが使えてケケラが使えない、ということはないだろう

しかしケケラはレーザーレイズライザーを持っている様子はない

その時だった

突如異空間から出現したレーザーレイズライザーが2人を狙って銃撃を繰り出す


ケケラ「ハッ‼︎俺が何も考えてないと思ったのかよ‼︎」

ケケラがそう叫んだ瞬間、遠隔操作されたレーザーレイズライザーは銃撃を2人目掛けて放つ

ブレイブは翼で飛び、咄嗟に避ける

一方バルカンはチーターのライダモデルの力で高速移動し、こちらも避ける

遠隔操作されていたレーザーレイズライザーは見当たらない

バルカン「隠してやがったな⁉︎」

ブレイブ「……未来人のデザイン能力、か」

何とか避けた2人にケケラは勝ち誇ったように言う

ケケラ「だから、過去の時代の奴らが勝てると思うなってことだよ‼︎」

レイズライザーベルトにはレーザーレイズライザーとの仮想世界を介した、プライベートネットワークを構築して遠隔操作する機能がある

だからケケラは異空間にレーザーレイズライザーを隠して2人を騙し討ちするつもりだったのだ

ケケラ「さあ、次はどこから来るだろうなぁ…?」

ケケラは漸く楽しさを取り戻したのか、明るい声で言う

バルキリー「……それはどうかな?」

離れた場所から様子を見ていたバルキリーは静かに言い放つ

バルカン「刃……?」

バルキリー「不破も、鏡先生も……私の方がベロバと長く戦ってきたのは忘れてないか?」

バルキリーは仮面の下で不敵に笑う

ケケラ「はあ?何が言いてぇんだよ?」

ケケラがそう言った瞬間、2人の背後からレーザーレイズライザーが出現し、再度銃撃をしようとした瞬間だった

蜂型のミサイルがケケラのレーザーレイズライザーに命中し、レーザーレイズライザーを撃ち落とす

ケケラ「何⁉︎」

バルキリー「つまり、未来人の手口は私の方が把握していると言うことだ‼︎」

先程のケケラの様子からバルキリーもレーザーレイズライザーのことに違和感を覚えていた

だから先程遠隔操作されたレーザーレイズライザーが現れたタイミングを狙ってバルキリーはヘクスベスパを打ち出していた。

バルキリーはそれを制御し、次にレーザーレイズライザーが現れるタイミングで命中させ、レーザーレイズライザーの遠隔操作を中断させることを狙っていたのだ

バルカン「刃……‼︎やるじゃねぇか‼︎」

ブレイブ「刃唯阿、サンキューだ‼︎」

ケケラは隠していた手の内を封じられ、また楽しさが消えてしまう

ケケラ「チッ‼︎余計なことしやがって‼︎」

バルキリー「お生憎様だが、私はテクノロジーには詳しいつもりだ」

バルキリーは不敵にケケラに向かって言う

バルキリー「私のことを忘れていたんだろう、だがお前は忘れちゃいけない存在を忘れてないかな?」

バルキリーは続けてケケラに言う

ケケラ「……あ?」

ケケラがバルキリーの言葉に疑問符を浮かべた瞬間、ケケラの頭上の天井が歪む

『NINJA STRIKE』

タイクーン「はあああっ‼︎」

ニンジャストライクを発動したタイクーンが全身に風を纏い、ケケラの頭に体当たりを喰らわせる

ケケラ「なっ……⁉︎桜井景和⁉︎」

タイクーン「あんたとは俺も戦わないとダメなんだ‼︎……あんた自身が今の俺にとっての試練……敵だから‼︎」

光学迷彩で工場の天井に隠れていたタイクーンから不意打ちを食らいケケラは焦る

先程バルキリーがケケラのレーザーレイズライザーを封じる作戦を立てた時、タイクーンにはレーザーレイズライザーを封じた瞬間にケケラを攻撃するようバルキリーは指示したのだ

ブレイブ「あんなにサポーターであることを誇りに思っていた貴様が景和を忘れるとはな‼︎」

バルカン「とんだ間抜けだな‼︎」

2人はケケラにトドメを刺すべく必殺技を繰り出そうとする

『オール!ランペイジ! 』

バルカンはランペイジガトリングプログライズキーのマガジンを4回回し、ランペイジオールブラストを発動する。

左背面部の翼をアンカーとして地面に突き刺し、反動を抑えつつ、10種すべてのライダモデルの力を集結させたウルフ型のライダモデルを発射する。

そしてライダモデルが変化した虹色に輝く銃弾がケケラに迫る

一方ブレイブはタドルクリティカルスラッシュを発動し、

翼で飛び上がりガシャコンソードから伸びた巨大な光の刃でケケラに斬りかかる

バルカン「今度こそぶっ潰してやる‼︎カエル野郎‼︎」

ブレイブ「今度こそ貴様を完全に切除する‼︎」

ケケラはバルカンが発射した銃弾を喰らい、ブレイブの巨大な光の刃で斬られ爆発が起こる

ケケラ「ぐわあああああっ‼︎」

ケケラは爆発の中断末魔をあげ、変身解除してしまう


ケケラはバルカンとブレイブの必殺技を喰らい、変身解除して工場の床に転がっていた

ケケラ「ちくしょう……っ‼︎」

まさか過去の時代の人間に遅れを取るとは、と彼は苛立つ

その様子を変身解除した景和、飛彩、諫、唯阿の4人は見下ろしていた

諫「ざまあねぇなカエル野郎、てめぇのルール他人に押し付けて高みの見物してるからこうなんだよ」

飛彩「さて、景和から言質は取ったからな、貴様をサポーターの座から引き摺り下ろす、ベロバのようにな」

唯阿「よくも貴様もベロバも私たちの仲間を傷つけてくれたな?絶対に許さないぞ‼︎」

景和「……あんたとはここでさよならだね」

4人は口々にケケラに対し思いをぶつける

諫は落ちていたケケラのレーザーレイズライザーを拾う

諫「鏡、こいつをどうにかすりゃいいんだろ?」

諫は拾ったレーザーレイズライザーを見て飛彩に聞く

飛彩「ああ……恐らくそうだが単純に壊すだけでは」

飛彩の言葉を遮り、諫はレーザーレイズライザーから緑色のレイズライザーカードを強引に引き抜く

諫「俺に……こじ開けられないものはねぇ‼︎」

唯阿「不破、それは引き抜くものだ」

唯阿のツッコミを無視し、諫はレーザーレイズライザーを投げ捨て、レイズライザーカードを手に取る

カードの裏にはタイクーンのライダークレストが刻まれている

そして…

ケケラ「お、おい!やめやがれー‼︎」

諫「うおおおおお……っ‼︎」

何と諫はプログライズキーをこじ開ける要領でケケラのレイズライザーカードを折り曲げようとしたのだ

景和「不破さん⁉︎」

飛彩「何してる、不破諫⁉︎」

諫「だから……俺にこじ開けられないものはねぇんだよ……っ‼︎」

どうやら諫はレイズライザーカードはプログライズキーみたいなものだからこじ開けたら中に何かあると思っているようだ

唯阿「いや、それはない」

レイズライザーカードが諫の手によりミシミシミシと音を立て、真っ二つに割られそうになった瞬間、ケケラは叫んでいた

ケケラ「わ、分かったからやめやがれ‼︎」

ケケラがそう叫んだ瞬間、レイズライザーカードの裏に刻まれたタイクーンのライダークレストが消滅し、ベロバのレイズライザーカードのようになる

それはつまりケケラが景和のサポーターではなくなった証だった

飛彩「そうか、ケケラ本人の口からサポーターを辞める言質を取らなければならなかったのか…」

唯阿「不破の実力行使に屈したのか…」

景和「やっぱりゴ」

飛彩「‼︎それ以上言うなっ‼︎」

景和がゴリラと言おうした瞬間飛彩は景和の口を塞ぐ

諫「見たか⁉︎カエル野郎‼︎もうこれであの婆さん同様高みの見物はできねぇからな⁉︎二度とふざけた真似すんじゃねぇぞ‼︎」

諫はケケラの胸ぐらを掴み揺さぶりながら吠えたてる

ケケラ「……っ‼︎」

ケケラの件が解決して油断していたのか、ダイアウルフのベロバを拘束していた力が緩む

ベロバはその隙に自身のレーザーレイズライザーで脱出を図ろうとする

ケケラ「お、おい!待てベロバ‼︎」

ベロバと違いレーザーレイズライザーが機能しなくなってしまったケケラは慌ててレーザーレイズライザーとレイズライザーカードを拾い、何とか諫を振り払いベロバの元へ走りベロバ共々逃げ去るのだった…


廃工場は仮面ライダー達が大暴れし、ほぼ全壊に近い

唯阿はとりあえずジャマトの仕業と報告しようと思うのだった

工場がほぼ全壊したおかげで星空が見える

景和「ソルド20さん、大丈夫ですか?」

ソルド20は星空に魅入っていた

この星空も兵器だった自分達が守ってきた世界の一部なのだろうと思う

景和「…ソルド20さん?」

景和に話しかけられ、ソルド20はハッとする

ソルド20「す、すまない」

景和「もしかして星空を見ていたんですか?」

景和に図星を突かれ、ソルド20は驚く

ソルド20「ああ、こんなに夜の空が綺麗だとは知らなかったからな……」

ソルド20は星空を見上げながら呟く

ソルド20「沙羅さんのゲーム病が治ってよかった」

ソルド20は沙羅が生きていることに安心する

景和「ええ、姉ちゃんもソルド20さんも無事でよかったです」

景和も星空を見上げて言う

ソルド20は沙羅だけじゃなく自分の無事を喜んでいる景和にまだ表現できない、検索しても見つからない言葉が浮かんでくるのを感じるのだった


そんな2人の様子を見ながら、飛彩と諫、唯阿は話していた

(ソルド9は他のソルドに加勢し、デザロワプレイヤーのIDコアを壊すように動いている)

飛彩「すまなかった、不破諫も刃唯阿も」

飛彩は2人に謝る

諫「んだよ、何で鏡が謝るんだよ?元はと言えばあのカエル野郎をさっさと捕まえなかった俺が悪いんだからよ…」

飛彩「俺がまた現れるなどと言ったから景和の姉はゲーム病になるし、ソルド20を危険な目に遭わせてしまった」

諫は自分が入院していた頃の飛彩とは違うものを感じていた

諫「鏡、お前変わったな、俺がまだ入院していた頃はそんなしおらしい態度なんか取らなかっただろ」

飛彩「そうだな……」

唯阿「ソルド20の異変に気づけなかった私も悪いんだ、だから鏡先生も不破も自分を責めないでくれ」

唯阿は反省している2人を宥める

唯阿「とにかく桜井君のお姉さんもソルド20も無事でよかった」

唯阿は景和と星空を見上げているソルド20を見て微笑むのだった…

諫「しかしこれにて一件落着…とは行かねぇみたいだな」

飛彩「ああ」

2人は貴利矢から送られてきたデザロワ参加者専用の裏サイトを見ながら話す

諫「んなふざけたゲーム、ぶっ潰してやる」

諫は新たに誓う

飛彩「ああ、こんなゲームはもうノーサンキューだからな」

飛彩もそれに同意する















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