デザロワ開幕編⑦

デザロワ開幕編⑦


夜の街、それは太陽の下を堂々と歩けない後ろ暗い者が堂々と歩ける場所

元違法カジノディーラー、小金屋森魚もまたその内の1人だった

彼は職場の売り上げ金を持って逃走したのだ

それからは自分の所業が顔写真付きでニュースになってしまい、自分を探す職場関係の者や、警察から逃げ回る日々を過ごしていた

そんな窮屈な彼の人生を変えるチャンスを白と黒のワンピースを着た女性が持ってきたのだ

『おめでとうございます‼︎今日から貴方は仮面ライダーです‼︎』

胡散臭いと思いながらもその女性が渡してきた黄色い箱を受け取り、彼は勝ち抜いたら願いが叶うデザイアグランプリに参加していた

デザ神になれば、職場関係者や警察に怯える日々を過ごさなくてよくなる、これは千載一遇のチャンスだと森魚は思った

元々ギャンブルに手を染めていたから尚更だ

何とか一回戦、二回戦を乗り切ったが……三回戦の神経衰弱ゲームで風向きが変わった

今までのスコアのせいで彼は組み合わせを決めるクジすら引かせてもらえず、運営スタッフだと言うものも言わないカボチャのような熊の様な仮面ライダーパンクジャックと組む羽目になってしまったのだった

パンクジャックは自分の言うことを聞かず、自分はスコアを稼げなかった

だが、もう一組連携が取れずスコアが入らないデュオがいた

運営からデュオの組み合わせを変えるチケットを購入し、森魚は職業柄カードを見ないで当てられる能力を活かし、今までのデザイアグランプリでファイナリストとして残ってきた青年と組み直し、自分と同じく初参戦のお人好しの青年にパンクジャックを押し付けた

更にそのお人好しの青年は切り札のブーストバックルを持っていたため、それを盗み出した

これで自分は安泰だと思った

しかし周りのプレイヤーから自身の素情を明かされた上、デュオを組み直した青年からはブーストバックルを盗んだことをバラされてしまう

そこで元の持ち主だったお人好しの青年とブーストバックルを賭けてビーチフラッグならぬビーチブーストをする羽目になってしまった

お人好しの青年がブーストバックルを取ったが森魚は諦めるわけには行かず、お人好しの青年を投げ飛ばしてブーストバックルを奪いとった

これで今度こそ安泰だと思った

だが……デュオを組み直した青年が自分と同じ様にデュオ交代券を使い、組み合わせを元に戻してしまったのだ

しかもブーストバックルはその青年の手にある

結果は散々だった

結局パンクジャックと自分のデュオにはスコアは入らず、自分が脱落することになってしまったのだ

『お前ら覚えてろよ!次会ったら……容赦しねぇからな!!』と恨み節を残して


そして……

また彼にチャンスが巡ってきた

またあの時の様な黄色い箱が現れたのだ

その中のピンクと黒の、羊の顔が描かれた円柱形の物体に触った瞬間、彼は全てを思い出したのだ

仮面ライダーメリーとしてデザイアグランプリに参加して嵌めるつもりが嵌められて脱落したことを

そして彼は見つけてしまった

自分が脱落する原因となった青年を

あの時よりも彼はどこか丸くなっていた

だからこそ許せなかった

森魚「今度こそ…容赦しねぇからな‼︎」


貴利矢「どっかで見た顔だと思ったらニュースになってた違法カジノディーラーじゃないの……あいつ絶対道長に復讐する気だな……」

貴利矢はサングラスをかけて森魚を見ていた

自分が勝手に動いたせいで道長に怪我をさせてしまった

大切な親友の幸せを与えた患者に

だからその償いはしないといけない、貴利矢はそう考える

貴利矢が森魚を偵察しに行った後…

道長「ったく……レーザーの奴調子が戻ったらこれだよ」

相変わらずの貴利矢の様子に道長は呆れつつ、どこか安心していた

英寿「そんなに心配か、レーザーが」

道長「誰が、あいつはそんなやわな奴じゃねぇよ」

英寿に弄られ、道長は否定する

英寿「しかしレーザーもあんなに思い詰めていたとはな……」

道長「……」

その時英寿はある事に気づく

英寿「そう言えば……ケイロウはどこに行ったんだ?」

いつの間にか一徹がいなくなっていたのだ


森魚が余計なことを思いつかないうちに排除しなければならない、貴利矢はそう思う

こいつは放っておくと碌なことをしないという雰囲気が伝わって来る

貴利矢「若い芽はさっさと摘むに限るよなぁ……とは言え、自分もあいつに見られてんだよなぁ……なら久しぶりにこれで行きますか」

『爆走バイク‼︎』

貴利矢「変身!」

『ガッシャットォ!』

『let's game』

『メッチャゲーム ムッチャゲーム ワッチャネーム⁉︎』

『I'm a 仮面ライダー』

レーザー(バイクゲーマーレベル1)「ノリノリで行っちゃうぜ〜!」

貴利矢はバイクゲーマーレベル1に変身する


森魚「しかしあいつ強いからな……他のプレイヤー集めねぇと……」

森魚が道長への仕返しを考えていた時だった

レーザー「ヘイ‼︎あんたカジノディーラーの小金屋森魚だろ?」

森魚は突然呼び止められ、声の方を向く

森魚「な、何だお前⁉︎」

そこにいたのはバイクを模したゆるキャラの様な姿の仮面ライダーだった

森魚はその容姿に驚く

レーザー「あんたデザイアロワイヤルのプレイヤーなんだろ?自分は見ての通りお邪魔キャラだよ‼︎」

レーザーは驚いている森魚に話しかける

森魚「お邪魔キャラ……確か倒したらデザ神に近づけるって言う…」

しかし森魚はレーザーの容姿から彼がお邪魔キャラとは即座に理解できなかった

レーザー「あんた、デザ神になりたいのもあるけど、復讐したい相手がいるんじゃないの?」

自分の考えを当てられ、森魚は驚く

森魚「何で分かるんだよ⁉︎」

レーザー「何でだろうね?で、そいつが誰が当ててやろうか?あんたがデザイアグランプリに参加していた時痛い目に遭わせられた相手……吾妻道長だろ?」

森魚「⁉︎」

森魚は復讐したい相手までレーザーに当てられ更に驚く

レーザー「そいつへの復讐手伝ってやろうか?それが終わったら自分は倒していいぜ、だからノってくんない?」

レーザーは森魚に協力することを告げる

レーザーから思わぬ事を言われ、森魚は上機嫌になる

森魚「え?マジかよ」

レーザー「うん、自分嘘つかないんで。今ならあいつ、デザロワで怪我してっからノるなら今だぜ?」

森魚は自分に与えられたバックルを見る。

神経衰弱ゲームの時同様小型バックルのチェーンアレイレイズバックルだ

レーザーが言うように復讐相手が今負傷していて実力を出せないなら回復する前にこれで行くしかない

森魚「さっすが〜バイクちゃん‼︎じゃ、早速……」

レーザー「そうだな、ちゃちゃっとやっつけちゃおうぜ?」

森魚「あ、じゃあちょっと待って‼︎」

森魚はスマホでどこかの掲示板を開いていた

そこには『デザロワ参加者の会』とタイトルが付いていた

森魚はそこに何か書き込みをしている

レーザー「……」

レーザーはその隙にその場を離れる


(しばらくして……)

森魚「おーい、バイクちゃん?」

レーザーがいなくなっている事に気づいた森魚はレーザーを探す

レーザー「あ、ごめんごめん‼︎いやあ、お邪魔キャラもお邪魔キャラ同士で色々あってさ……」

レーザーは森魚に謝りつつ、お邪魔キャラとしての役割に疲れた様子を見せる

森魚「こっちも協力してくれる奴が3人集まってさ〜何かお邪魔キャラも大変なんだねぇ…」

レーザー「うん……だから早いとこお邪魔キャラ卒業したくてさぁ……」

レーザーは森魚に同情されるような物言いをする

森魚「よし、じゃあ早速バイクちゃんが教えてくれたあいつの居場所に行こうぜ‼︎」

そして2人は道中掲示板で集めたデザロワプレイヤーと合流し、目的地まで行くのだった…


或人「くそっ、2人ともどこに……‼︎」

祢音と冴を或人と共に探している大我はスマホにメールが届いた事に気づく

大我「んだよ、こんな時に……あ?」

大我は最初文句を言っていたが、メールの内容を見ると無言になる

或人「大我さん?」

大我はメールを或人に見せる

貴利矢からのメールだ

大我「どうやら……デザロワのプレイヤー共の裏掲示板があるみてぇだな」

或人はまるでシンクネットのようだ、と思い、腹立たしさを覚える

大我はメールに記されたアドレスから裏掲示板にアクセスする

大我「なるほどな……」

大我は掲示板を読み進めて行くとその顔が怒りで歪む

或人は大我の様子を見て何かあったのか心配する

或人「大我さん?」

或人に話しかけられ、大我はスマホをしまう

大我「ナーゴとロポの居場所は分かった……行くぞ」

或人は大我の様子から掲示板の内容を聞いてはいけないと察し、大我の後を追う

大我(あんな内容よく思いつくな……ガキどもが……‼︎)

そう、掲示板には祢音や冴について到底口に出せない様な事が書かれていたのだ


ナーゴ「ハァ!」

ロポ「フッ!」

「な、なんだよ!こいつら強え…!」

ナーゴとロポは迫りくるデザロワプレイヤー達を次々に彼らが死なないようにできる限り抑えて攻撃していた

どうやらここにいるほとんどのプレイヤーはダパーンを除いてほぼ戦闘慣れしていないようであった

だからデザロワプレイヤー達は基本的には撃退できた

ナーゴ「次はあなただよ!」

そう言ってナーゴはビートアックスを持ってダパーンに斬りかかりに行く

しかし…

ダパーン「甘いんだよ!」

『REVOLVE ON』

ダパーン「くらいやがれ!」

ナーゴ「うわ!?」

ロポ「祢音ちゃん!?」

なんとダパーンはリボルブオンでナーゴのビートアックスを避けマグナムシューターで攻撃しダメージを与える

それにロポも驚くが…

「どこ見てるんだよ!」

ロポ「くっ!数が多い!」

まだいるデザロワプレイヤー達の攻撃に苦戦してしまう

何せ相手は雑魚ではあるが近接武器を持ってる者以外にもアームドアローの射撃武器も持ってる者が多い、その上こちらもハズレ且つ潤と歩を守らなくてはいけないため徐々に追い詰められてしまってきていた

潤「姉ちゃん…!祢音ちゃん!くそ!俺がこんなのに参加しなければ…!」

歩「我那覇さん…!(私もなにか…!)」

そしてそんなロポやナーゴを見て潤は自分の行動を悔いていた

そして歩も助かりたい気持ちこそあれどそれでもチームメイトの冴を見捨てるなんてことはできずどうすればいいか悩んでいた…

ナーゴ「冴さん!」

ダパーン「おい、どこ見てんだよ!」

『BULLET CHARGE』

ナーゴ「くっ…!」

ロポに気を取られていたナーゴだったが近くにいたダパーンがハンドガンモードにして放ったバレットチャージをすぐに避ける

どうやらあのゾンビサバイバルで彼も色々と戦い方を学んだようであった

ダパーン「そういえば相変わらず愛とか言ってくだらないことしてるのかよ」

ナーゴ「だから何…!」

突然ダパーンからの挑発にナーゴは睨みながら聞き返す

ダパーン「いや、それならちょうどいいなって思ってさ」

ナーゴ「ちょうどいい…?」

ナーゴの疑問に仮面の下でニヤリとしながらダパーンは答える

ダパーン「ここにいる奴らがお前に本当の愛ってやつ教えるってさ!」

ナーゴ「それって…どういう……まさか…!?」

ダパーンの答えにナーゴもわかった

ここにいるデザロワプレイヤー達は…自分たちの体目当てで来ていたということに

そしてその答えを聞いていたロポや(プレイヤー達に見向きもされなかった)歩も不快感を露わにする

ロポ「何こいつら…!そんな理由で集まったの…!?」

潤「えっ?どういうこと?」

歩「うーん君にはまだ早い…ってそんなことより!いくらなんでも最低だよ!」

ナーゴ「奏斗君…!そこまで私のことが…!」

ダパーン「ああそうさ憎いね!というか俺以外の幸せに生きてる奴らすべてが憎い!だからこうして不幸にしてやるんだよ!お前らもっとやれ!」

ダパーンの憎しみはデザグラ時よりも更に悪どくなっていた、それにナーゴは更に心が締め付けられる痛みを感じた

そんなダパーンは更にデザロワプレイヤー達にナーゴたちを傷めつけるように命令し、ナーゴとロポもそれを迎えうつ


アズ「へぇ…あの子なかなか面白そうじゃない♪」

そしてそんなダパーンをアズは離れた場所から見ていたのだった


その頃…

レーザーの案内で森魚や掲示板で集まった3人がとある河川敷に到着する

そこにはゾンビフォームのバッファがいた

バッファ「……」

レーザー「あいつでしょ?あんたが復讐したい奴って」

森魚はバッファを捉えるとオーバーリアクションで指をさして騒ぐ

森魚「そうだよ、あいつだよ‼︎」

そう言い、彼はデザイアドライバーを取り出す

『SET』

森魚その他「変身‼︎」

『ARMED CHAIN ARRAY』

『READY FIGHT』

森魚はかつて変身して戦った事のあるピンクの羊の仮面ライダーメリーとなる

メリー「おい青年…!あのときは良くもだましてくれたよなぁ…!?」

メリーは巻き舌込みの恨み節を炸裂させる

一見胡散臭さを兼ね備えつつ、人の良さそうな顔をした彼の本性はこれだ

バッファ「メリーか…!」

その時バッファの視界にレーザーレベル1が入る

バッファ「……っ‼︎」

バッファは明らかにメリー達に怪我をした状態で囲まれてどうしよう、というような困惑した様子ではなく、何かをこらえている様子だった

レーザー(あいつ、表情分からないのをいいことに自分のレベル1の姿見て笑いやがった……‼︎)

そう、バッファは初めて見るレーザーレベル1を見て思わず笑いそうになったのだった……

2人は気を取り直す

バッファ「雑魚が4人集まってどうする気だ?まとめてぶっ潰してやろうか、特にメリー、てめぇは気にいらねぇからな‼︎」

メリー「くそっ‼︎強がっていられるのも今のうちだからな‼︎」

レーザーはメリーを更に煽る

レーザー「そうだ、あんな奴やっつけようぜ‼︎(道長の奴後で覚えとけよ…‼︎)」

怪我をしているとは言え、バッファはメリー始めとする4人のデザロワプレイヤーに優位に立ち回っていた

英寿はそれを橋の上から見ていた

英寿「バッファ……とりあえず今のところは大丈夫そうだが、あれがレベル1か……ふっ」

英寿もレーザーレベル1を見て思わず笑うのだった……

メリー「このっ‼︎」

メリーはレイズチェーンアレイを振り回してバッファに攻撃しようとするが、ゾンビブレイカーに鎖を巻き取られてしまい、不発に終わる

バッファ「ハァッ‼︎」

バッファがゾンビブレイカーを思い切り後ろに振り上げる

メリー「え⁉︎ちょ、ちょっと⁉︎」

メリーの体は宙を舞い、数メートル先の河川敷のコンクリートに叩きつけられる

メリー「いきなりこれかよ……‼︎」

「……っ‼︎行くぞ‼︎」

向かってくる他のデザロワプレイヤーをバッファはバーサクローで思い切り殴りつける

「がっ……‼︎」

バッファ「……っ」

殴りつけた衝撃が手の傷に響き、バッファは一瞬怯む

「今だっ‼︎」

別のデザロワプレイヤーがその隙をついてバッファに襲いかかるが、何故か銃撃がデザロワプレイヤーを襲う

「な、何やってんだよ‼︎お前味方だろ⁉︎」

レーザー「あ、ごめんごめん‼︎自分遠距離攻撃下手で……」

レーザーはわざとらしくデザロワプレイヤーに平謝りする

その間に残り1人のデザロワプレイヤーはバッファに頭突きされ、吹っ飛ばされる

レーザー「ちょっと‼︎あんた掲示板で仲間集めたんでしょ⁉︎精鋭揃いかと思いきや違うじゃん‼︎」

レーザーはコンクリートに叩きつけられて倒れているメリー向かって叫ぶ

メリー「ふざけんな‼︎今日だぞ⁉︎デザロワ始まったのは‼︎」

レーザー「じゃあ何であんな掲示板がもうあんだよ‼︎」

「暴れるついでにしたいこととかこいつみたいな強い奴を倒すために利用してんだよ‼︎」

「誰が作ったのかなんて知らねぇよ‼︎こんなことなら俺もあっちに行きゃよかったぜ‼︎」

頭突きを喰らって気絶しているデザロワプレイヤー以外も聞いてもいないのに情報をペラペラと漏らす

レーザー「……こいつらはまともな情報持ってねぇな」

レーザーは聞こえない様に呟く

バッファ「……」

メリーは立ち上がると再度レイズチェーンアレイを振り回してバッファの背後から襲いかかる

メリー「食らえっ‼︎」

バッファ「……っ‼︎」

バッファはバーサクローで受け止めるが、また手の傷に響きまた怯んでしまう

メリー「どうやら怪我してそれが響いているのは確かな様だなぁ、青年‼︎」

メリーは勝利を確信したのか、レイズチェーンアレイでまたバッファに襲いかかる

しかし…

メリー「うわっ⁉︎」

レーザーの銃撃がメリーに全てヒットしてしまう

更にレーザーは他のデザロワプレイヤーにも銃撃を正確に命中させて行く

メリー「ちょっと‼︎どういうつもりだよバイクちゃん‼︎」

メリーがレーザーに文句を言った瞬間だった

レーザー「あーはいはい、もうあんたらの味方は終わり‼︎」

レーザーは面倒臭そうに叫ぶ

メリー「はあ⁉︎どういう意味だよ‼︎お前‼︎」

レーザーの言動にメリー達はどよめく

レーザー「あんたの味方をしてあいつへの復讐手伝うって話でしょ?あれ嘘だから。神経衰弱ゲームの話聞いてあんたは道長に復讐しに来ると思ったから先手を打たせてもらいつつ、デザロワの情報収集しようと思ったらとんだハズレだったよ」

レーザーの突然のカミングアウトにメリーは狼狽える 

メリー「えっ⁉︎な、何で……」

レーザー「何で知ってんのかって?ははは……これでトドメだ」 

レーザーは一通り笑うと変身解除する 

貴利矢「あれ?ノせられちゃった?」 

メリーはその正体に驚愕する 

メリー「お、お前あの時あいつと一緒にいた奴じゃねぇか‼︎」 

貴利矢「あら、覚えてくれてたの?全く嬉しくないけど。」 

貴利矢の姿を見てメリーは確信する

メリー「最初からお前らグルだったのかよ‼︎」 

貴利矢「あら、ひどいね、自分誰かと違って有利になる様にペア交代したり切り札のアイテム盗んだりしてないから……後ビーチブーストも」 

貴利矢はわざと神経衰弱ゲームでの森魚の行ったことを例に挙げて言う

最後にもちろんビーチブーストに触れるのは忘れない 

バッファ(レーザーの奴まだ言うか‼︎) 

神経衰弱ゲームの時同様嵌められたメリーは激昂する。 

特に今回悪質なのは貴利矢がレベル1のゆるキャラのような姿を逆手に取り、仮にお邪魔キャラだとしても支障は出ないと判断させた所だ 

貴利矢「まあ、あいつにとってのお邪魔キャラ卒業したいのは嘘じゃないけど」

貴利矢はそう言いながらドラゴナイトハンターZガシャットを構え、ゲーマドライバーにセットする 

貴利矢「五速…変身‼︎」

『ドラゴナイト~!ドラゴ~!ナイト~!ハーンター!』 

『アガッチャ!ド・ド・ドラゴ!ナ・ナ・ナ・ナ~イト!ドラ!ドラ!ドラゴナイトハンター!レーザー!』 

貴利矢はハンターバイクゲーマーレベル5に変身する 右腕にドラゴナイトブレード、左腕にドラゴナイトガンのが装備されており、さらに両足にドラゴナイトクローが装備されている 

レーザー「さあ、ノリノリで行っちゃうぜ‼︎爪可愛いだろ〜‼︎」 

バッファ「あれそう言う意味かよ……」

レーザー(レベル5)「ああ、あともう一つ」

レーザーがレベル5に変身した姿を見て驚いたり身構えたりしているメリー達にレーザーはあることを告げる

メリー「な、何だよ……」

レーザー「お邪魔キャラはお邪魔キャラ同士で大変だっつったろ?あれは本当。あんたが見せてくれた掲示板…お邪魔キャラ仲間に急いで拡散したから大変だったぜ?」

そう、レーザーは森魚がデザロワ参加者を掲示板で募っている間に変身解除してCRの仲間やゼロワンライダー達に連絡して、また怪しまれないように変身していたのだ

メリー「またかよ‼︎」

神経衰弱ゲームの時自分の預かり知らぬところで道長がデュオを元に戻したように、貴利矢も自分の預かり知らぬところで自分たちの情報源をリークしていたのだ

バッファ「レーザー、話しすぎだ」

レーザー「ま、いいでしょ。どうせこいつらは仮面ライダーとしては終わるんだからさ‼︎」

レーザーはそう言うとメリー達に攻撃を仕掛ける


一方その頃……

黎斗「フッ……九条貴利矢、神の私にかかればこんな裏サイトを作成した奴などすぐ分かるぞ」

貴利矢からデザロワプレイヤー専用の裏サイトの存在を知らされ、彼は裏サイトを作成した人物を速攻で特定していた

どうやら黎斗は貴利矢からの挑戦状だと勘違いしているようだが…

ポッピー「で、誰がそんな裏サイトを作ったの?」

黎斗は得意げに答える

黎斗「荒島蓮……衛生省の役人だ」

メリー「どういう意味だよ⁉︎ふざけんなよ‼︎」

メリーはレイズチェーンアレイを振り回してレーザーに襲い掛かろうとする。

トゲ付きの超重量鉄球がレーザーに迫る

しかし…

レーザー「はい、一丁上がりっと!」

メリー「え、ええっ⁉︎」

レーザーはドラゴナイトブレードでレイズチェーンアレイの鎖を一刀両断してしまったのだ

鉄球は鈍い音を立てて地面に衝突する

「こ、この野郎‼︎よくも騙しやがったな‼︎」

「お邪魔キャラに変わりはねぇ‼︎」

「3人がかりなら……っ‼︎」

他のデザロワプレイヤー達がレーザーやバッファに襲いかかる

しかし付け焼き刃で組んだパーティのため、連携は全く取れておらず、互いが互いの足を引っ張る始末だ

バッファ「そのハズレバックルもまともに使えねぇのかよ‼︎」

近くに川あるだろうが、とバッファは内心突っ込んでいた

ウォーターレイズバックルを使用し、レイズウォーターから威力のない水鉄砲を繰り出すプレイヤーにバッファはリボルブオンにて下半身がゾンビフォームとなった状態で蹴り飛ばし、更にレイズウォーターをバーサクローで踏み、毒で融解してしまう

レーザー「爪可愛いじゃん‼︎」

バッファ「だからしつこいんだよ‼︎」

バッファに軽口を叩きながらレーザーもシールドレイズバックルを使用するプレイヤーのレイズシールドに銃撃を耐えられてしまうも、シールドで攻撃を防御することに集中しているためガラ空きな脇腹に蹴りをお見舞いする

「うわっ‼︎痛ぇ⁉︎」

レーザーに蹴られたことでドラゴナイトクローが突き刺さり悲鳴をあげる

残り1人のデザロワプレイヤー(バッファに頭突きされて気絶していた奴)はアローレイズバックルを使用しており、2人が森魚達他のプレイヤーと戦っている隙にレイズアローで矢を放とうとする

「ここからなら……」

しかし……

レーザー「ほらよ‼︎お仲間のアイテムだぜ‼︎大事に使いな‼︎」

チェーンが切れたレイズチェーンアレイをサッカーボールよろしくレーザーは蹴り飛ばし、彼の頭部に命中させる

「ぐわっ⁉︎」

再度彼は頭部に攻撃をくらい、倒れてしまう

一方、メリーはバッファにバーサクローが装備された足で踏みつけられていた

メリー「わ、悪かった‼︎俺が悪かったから許してくれよ‼︎」

不利を悟ったメリーはバッファに命乞いをする

バッファ「……お前は変わらないな、メリー」

バッファはそう言いながら踏みつけるのをやめる

メリーは何とか起き上がり、何と自分で集めておきながら一応仲間のプレイヤーを見捨て逃げようとする

バッファ「そういう他人を引きずり落としたり見捨てるところがな‼︎」

バッファはゾンビストライクを発動し、右足のバーサークローから後ろ回し蹴りでエネルギー弾を発射し、メリーに命中させる

メリー「うわぁーっ‼︎」

メリーはそれが決め手となり変身解除してしまう

レーザーはその様子を見て、残り3人に対して自分もキメワザを発動しようとする

レーザー「さて、あんたらのボスも戦闘不能になったことだし……」

レーザーはドラゴナイトクリティカルストライクを回転しながら発動し、両腕の武装からエネルギー刃を飛ばし、3人に確実に命中させる

そして3人も変身解除してしまったのだった…


レーザー「さて……これで全部だな」

バッファ「ああ」

2人は森魚達4人のIDコアを奪って集める

森魚「ま、待てよ‼︎また記憶を失うのかよ⁉︎冗談きついだろ‼︎」

森魚は倒れたまままだ命乞いをしていた

レーザー「いや、あんたはいい加減お縄についた方がいいぜ?しかし、あの掲示板、とんでもない奴らばかりじゃないの……」

レーザーがそう言うと、バッファは容赦なく4人のIDコアを踏みつけ破壊する

森魚「嫌だーっ‼︎」

『RETIRE』

青いノイズに包まれ、森魚達4人は脱落して消滅するのだった……

レーザー「……」

レーザーはその様子を黙って見ている

あの時道長が親友と同じ言葉を言わなかったら、と考える。

レーザー「やっぱり、自分はあの時やらなくてよかったよ」

レーザーはそう呟く

バッファ「……そうか、だが俺は自分の身くらい守れるからな」

































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