デイイス現パロ義兄弟(オナホとローション)

デイイス現パロ義兄弟(オナホとローション)


・21ターン目の103さんのデイイスネタです

・デイビット視点。ぐちゃぐちゃ。

・例によってだいぶ違うものが出力された。何で?

・デイビットの自己処理に言及あり(描写なし)

・書いた人は男性向け大人のおもちゃエアプ(さらっと調べはした)

・アホエロにつきキャラ大崩壊注意

・明るい雰囲気では終わらないです

OK?












 ドアを開けると、義弟が自慰行為の前準備をしていた。

「……」

「……」

 お互い目が合ったまま(義弟は下半身下着姿のまま)動くことも出来ずに固まる。何か理由があって義弟──イスカリという名前である──の部屋を訪れたはずだったのだが、衝撃で頭からすっぽ抜けてしまった。

「……」

 すまない、というたった四文字の言葉すら、舌先で引っかかって出てこない。何か言おうと口を開いて閉じてとぱくぱくさせるも結局何も出ては来ず、オレは無言でドアを閉めようとした。

「……っ、に、義兄さん」

 のだが、イスカリに呼び止められてその手を止めた。

「その……これ、使い方わからなくて……」

 イスカリがベッドの上に並べた器具や容器を指さしながら言う。

 オレはイスカリのそばに寄って、道具やそれが入っていたと思しき箱を見る。……いわゆるオナホールと呼ばれる器具と、性的な目的で用いるローションが入った容器のようだ。

「オレもわからないぞ」

 何しろ使うどころか買ったことすらない。そういえばオレもイスカリくらいの年齢の時に溜まった欲求を解消する際にはたいへんに気を遣ったものだ。おかげで最中に突撃などという憂き目には遭わずに済んだ。……今思うと、気を遣ってくれていたのかもしれない。自己処理の前段階で突入してしまうだけでこの気まずさなのだから、局部を興奮状態にさせている所を見られなどしたら自死を考えるだろう。

 とりあえずオナホールが入っていたと思しき箱を手に取ると、中に入っていた説明書にざっと目を通す。

「……最初に中を洗うように書いてあるが、洗ったのか?」

「さっき洗った…….」

 なるほど、10分ほど前に聞こえてきた水音はそのためだったか。

「なら良い。ローションは中に入れたか?」

「……まだ……」

 どうも注ごうとした段階でオレが侵入してしまったらしい。……というか使い方はオレよりわかっているではないか。

「……オレより理解しているようだが、オレがいる意味はあるか?」

「だ、だって!」

 イスカリが少々慌てたように言う。

「こういうの、使うの初めてで……なんか怖くて……」

 なるほど、未知への探究を前に怖気付いているところにオレが侵入してしまったのか。それで渡りに船とばかりに頼ったと。あまり交流のない義弟に頼られることはまあ嬉しいのだが、その……頼られる方向性は本当にこれでよかったのだろうか。

「というかそもそもコレはどうしたんだ」

 話題を変えるために尋ねると、少し目を逸らしながら「バイト代で……」と答えられた。まあそれ以外にないのはそうだろう。本人とあまり会話をすることはなかったが、養父が言うには、イスカリは部活と勉学を両立させながら「自分で遊ぶ分は自分で稼ぎたい」とバイトもしているとのことだ。その点は評価に値するだろう。……用途がクラスや部活の友人との交流ではなく自慰行為の道具であることに思うところはあるにしても、だ。

「そうか」

 なんとなく話が厄介な方向に行きそうだと感じたためそれ以上は突っ込まず、オレはイスカリの後ろに回ると、イスカリを脚の間に挟んで座った。

「あ、あの、義兄さん?」

「手伝って欲しいんだろう」

 イスカリの手からオナホールを取ると、膣を模した穴からローションを注いでいく。溢れるほど注ぐ必要はないはずだ。ある程度注いだところでローションの容器の蓋を閉める。幸いと言うべきか、義父と義叔母は現在外出中である。遅くなると言っていたとはいえ、早く帰ってくるかもしれない。手っ取り早く終わらせるべきだろう。

 足を閉じさせ、下着を脱がそうとすると、イスカリが抵抗する。

「脱がせないと何も出来ないだろう」

「脱げる、自分で脱げるから」

 そう主張するイスカリに合わせ、脚の力を抜く。宣言どおり、イスカリは腰を浮かせ、中で突っ張るそれに少し苦労しながら下ろし、脚から引き抜いた。興奮しきったイスカリの性器が、ぶるん、と音を立てそうなほどに勢いよく飛び出してくる。

(元気だな……)

 その勢いをなんだか微笑ましく思い、オレは自分のものよりは小ぶりなそれに手で触れ、軽く撫でる。

「に、義兄さん……!」

 その手はすぐ焦ったような声を上げたイスカリに止められた。それもそうか。使い方の説明の前に肝心の器具を用無しにしてしまってはいけない。

「ああ、すまない」

 謝罪し、改めてオナホールを握る。……中に入れるローションは握った時に水平になる程度がちょうどいい量、だったか。大丈夫そうだ。

 イスカリに意識を戻すと、緊張ゆえか、これまで見たことがないほど固まっている。……まずい、この期に及んで「何故オレはこんなことを……?」という疑問が顔を出してきた。

「……すまない、イスカリ」

 イスカリの腹に手を回し、オレは言う。

「義兄さん……?」

「性的な快感を伴う行為として、オレが相手なのは不本意だろうが……まあ、好きな子のことでも考えているといい」

 ぽんぽん、とすらりとした腹を優しく撫でると、強張っていたイスカリの身体が少しずつ和らいでいくのを感じる。

「入れるぞ」

「……」

 イスカリの呼吸は期待と興奮ゆえか既に荒くなっている。なるべく余計な刺激を与えないように腹につかんばかりに怒張したイスカリの陰茎を掴むと、ローションでぬらぬらと光る穴の中に、ゆっくりと先端を沈ませた。

「やっ……♡」

 イスカリの口から喘ぎが漏れる。まだ亀頭が全部入りきっていない程度だ。

「はぁっ♡、はぁっ♡、はっ……あっ♡」

 オレの脚に両手を置き、ぎゅっと掴むと、イスカリは顎をのけぞらせる。まだ全て入りきっていないはずだ。この器具はそれほど「具合がいい」のだろうか。そのままイスカリの局部を奥まで招き入れると、「んっ♡」という鼻にかかった甘い声をあげる。

 さてここからどうしたものか。オレは自己処理の詳しい方法には疎い。やった回数に関しても、同世代の男性に比べてはるかに少ないであろうことは想像できる。

 とりあえず動かす必要があるだろう。オレはイスカリの陰茎をおさめたオナホールを上下に動かす。ぐちゅ、ぐちゅ、という音と共に、イスカリの呼吸は乱れていく。

「はーっ♡、義兄さん♡、義兄さん♡、ふーっ♡♡」

 そこで何故オレなんだ。

 思わず声に出してイスカリに問い掛けたい気分になったが、ここで気分を盛り下げるのはよくないと判断し、ぐっと堪える。

 イスカリを抱きしめ、背にぴったりと寄り添う。オナホールの中でローションで滑るイスカリの陰茎に、着実に責めを与えていく。……固さからするに、そろそろ達する頃合いだろうか。

 イスカリの脚をオレの両脚で抑え、開かせる。

「義兄さん♡あっ♡やらぁ♡♡」

 脳にくるほど甘い喘ぎ声の中にそんな言葉が混ざっていることに気がつき、オレは手を止める。

「やっ♡あっ……なんでぇ……」

 切なげな吐息と声色でそう言った後、イスカリがこちらを向く気配がする。まずい。ここでイスカリの目を見てしまったら戻れなくなる気がする。どこから戻って来れなくなるのかわからないまま、反射的に目を逸らす。

「……やだ、と聞こえたから」

 言いながら気がつく。オレの股座にあるモノもまた、固く芯を持っている。そして、体勢を考えれば当然だが、それはイスカリの尻のあたりに押し付けられている。

「どこか、痛い場所に当ててしまったのかと思っただけだ」

 まずい。本当にまずい。イスカリを快楽漬けにしている間にさっさと終わらせてバレないうちにイスカリの後処理をして離れるべきだった。こうなってしまうと出来るのはイスカリがコレに気付かないよう祈ることだけだ。

「やっ♡もっとシてくれないとやだぁ♡」

 イスカリは夢中になってオナホールの奥へ侵入するように腰を押し付けてくる。オレの股間で自己主張を続ける逸物もイスカリの尻を追いかけるように這う。

 ……やめてくれ。

「にぃさん♡もっとおちんちんいじめて♡ぼくのおちんちん♡もう、はやくだしたい♡♡」

 天を仰ぐ。いくら年齢的に性欲の盛りとはいえ、ここまで激しく『おねだり』するほどとは思わなかった。経験でもあるのだろうか。おかしい。こんなつもりではなかったんだが。というかそれならそもそもイスカリの頼みを突っぱねれば良かっただろう。ところでイスカリの部屋を訪ねた本当の目的は何だったか。もう思い出せない。

「にぃさん♡にぃさん♡♡はやく♡♡」

 現実逃避をしている間もイスカリはオレの腕にしがみつき、腰を、背を、身体のあらゆる部分をオレの身体に擦り付けながら甘い声で媚びてくる。……これはもう覚悟を決めるべきだろう。

 イスカリの陰茎をおさめたオナホールを、にちゃり、にちゃりと上下に動かす。

「はぁっ♡♡」

 イスカリが仰け反る気配を感じる。必死に上を向いて目を閉じながら、オレは手の中に握られたオナホールを動かす。

「あっ♡あっ♡にぃさん♡♡これ♡んっ♡あぁん♡♡」

 粘液と粘膜が擦れる、にちゃにちゃという音。男が上げているとは思えない、義弟の高い喘ぎ声。抱えている細い身体に籠った高めの体温。鼻腔をくすぐる汗と陰部におい。オレの股を刺激する固い尻の感触。目を閉じたことで、今部屋の中で起こっていることをより一層生々しく認識してしまう。だが、今目を開けるわけにはいかない。目を開けて、義弟の有様を見てしまったら、オレは何をしでかすか自分でもわからなかった。

「にぃさん♡♡にぃさん♡♡」

「はぁっ……イスカリ、イスカリ……」

 知らぬ間に手に力が籠る。ぐちゃぐちゃという音が、激しく、早くなっていく。

 いつしかオレは目を閉じたまま、オナホールを持っていない方の手でイスカリの胸を弄り、唇と舌で耳朶を喰み、なぞっていた。

 ある日突然義父が連れてきた、額に傷がある、褐色の肌をした少年。義父の影に隠れて服のすそを掴み、こちらを見上げる少年を、義父は『オマエの弟だ』と笑いながら紹介した。イスカリという名前のやせっぽちの少年は、今では陸上部のエースになるほどにたくましく成長した。オレは彼のことをあまり構えなかったが、謙虚というより遠慮がちで、向けられた期待には応えようとする真面目な子供だと認識していた。

 優等生の弟。自慢の弟。可愛い弟。

 ──嗚呼、どうしてこんなことになってしまったのだろう。

 こんなつもりじゃなかった。ただの事故だ。そう言い訳しても、今こうしてイスカリの性欲の発散に付き合っている事実は変わらない。もともとは義叔母の親戚だと聞く。もう彼女と視線を合わせられなくなりそうだ。養父はなんと言うだろうか。可愛がっていた兄弟の上の子供が、義理とはいえ、弟にこんな猥褻行為を働いているという事実を突きつけられて。間違いなく激怒するだろう。その前はどうだろうか。ショックを受けるだろうか。ひよっとしたら殺されるかもしれない。……まあ、そうされて仕方がないことを、今オレはしているわけだが。

「はぁ、はぁ、はぁ……」

 一度火がついた興奮はそう簡単に収まらない。イスカリがオレの太ももに手を置いている。骨ばった、少年らしい指で、与えられる快楽から逃げようと、必死に掴んでいる。

「にぃさん」

 呼ばれ、そちらを向く。オレは反射的に目を開け、イスカリの顔を見た。……見てしまった。

 日に焼けた褐色の肌は、見てわかるほどに紅潮している。焦茶の瞳は快楽に蕩け、今にもこぼれ落ちてしまいそうな錯覚に襲われる。完全に閉じ切っていない口元は、だらしなくも思える微笑みに形取られている。

「すごく、きもちいい」

 その表情でそんなことを言われてしまえば──もう、抑えられなかった。

 顔を近づけ、唇を合わせる。イスカリは目を閉じてそれを受け入れ、オレの口腔内に舌を差し入れてくる。その先端にオレの舌を這わせ、絡め取っていく。

「んっ♡んっ♡んぅっ……♡」

 イスカリの胸をまさぐっていた手は服の中に突っ込まれ、突起の一つを摘んで刺激していた。その間も、イスカリの陰茎を責める手は止まらない。

 ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ

 イスカリを責め苛む器具が立てる音が、オレの耳を、頭を犯していく。まるで、オレがイスカリを犯しているかのような錯覚に囚われ、それがさらにオレの興奮を掻き立てる。

「んっ……ぷはっ♡」

 どちらからともなく唇を離す。再び合ったイスカリの目は切なげで、彼の絶頂が近いことを予感させる。……イスカリの尻に押し付けられたオレの怒張も、そろそろ限界だった。

「にぃさん♡にぃさん♡んっ、あっ♡♡」

 器具の中で、イスカリの陰茎が一際大きく脈打つ。絶頂を迎えたのだろう。

「あぁあーーーーーーーーっ♡♡♡♡♡」

 悲鳴に似たか細い喘ぎをあげ、イスカリは背をのけぞらせる。同時に、ズボンの布地越しにイスカリの尻に押し付けられていたオレの怒張も、限界を迎えて欲の果てを放出したのだった。



「……義兄さん、少しいいか?」

 夜10時。明日の授業の予習も済ませ、そろそろ寝ようと支度をしていると、ドアをノックする音が聞こえる。扉へ歩き、ドアを開けると、案の定と言うべきか、そこにいたのは義弟だった。

「どうした、イスカリ?」

 微笑んで、あえてそう問いかける。イスカリは頬を赤らめ、口を尖らせる。

「……わかってるんだろう」

 義父兄妹が外出中の昼間、事故のような経緯で肉体関係を持って以来、イスカリは時折こうして夜中にオレの部屋を訪れるようになっていた。勉強を教えてもらっているとか、オレの部屋の本を読みに来たとか、理由は色々あるが、やることは一つである。

「ああ、わかってるよ」

 部屋に招き入れると、イスカリを抱き寄せ、背を撫でる。ぴく、と一瞬だけ身体を強張らせたが、すぐにオレの肩口に顔を埋め、太ももに股間を押し付けてくる。

「ふふ。今日は気が早いな、イスカリ」

 既にガチガチに勃起したそこにイスカリの興奮を思いながら、オレはイスカリを布団に座らせる。

「声や物音は抑えるように。いいな?」

 布団に横たえて毛布を被せ、オレもその中に潜り込む。イスカリが頷くのを見て、目を閉じ、唇を重ね、すっかり固くなった股間に手を這わせる。

 養父も義叔母も夜が早い人なので、既に寝静まっている。目を覚まして、静かにベッドを軋ませているのは、オレたちだけだ。

 空いた片手をイスカリの背に回しながら、オレはあの日から使われぬまま引き出しの奥に仕舞い込まれたオナホールのことを思い出していた。



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