テイオーと旅行1日目
SS投下トレーナーレースもしばらく入れる予定もなく、トレーニングも暑くなってきたので軽めのもののみに絞って行っていたある日テイオーから旅行に行かないかと誘われた。
「別にいいけど…急にどうしたの?テイオー」
「いやさ?最近トレーナー疲れてそうだしボクの家の方で管理してる所に息抜きついでに連れていきたいなぁって。」
「そういえばテイオーってお嬢様だったね…、うーんしばらくレースの予定もガッツリトレーニングやる予定もないから行こっか」
「そういえばって何さそういえばって、じゃあ向こうに準備お願いしとくね、楽しみにしてもいーんだよ?トレーナー」
「テイオーとする事は全て楽しんでるよ」
さて、そんなこんなで旅行の日になったわけではあるが
「これでいいかなぁ…、おに…兄さんは似合ってるって言ってくれたけど…。」
今の自分はローポジションで1つに髪を結び、デニム生地の短パンに通気性がいいユニセックスのシンプルな七分袖のフード付きプルオーバーの白と水色のパーカーに黒のストリートキャップ。
アクセサリーとしてネックレスに加工したダイヤの指輪に見つけた時にテイオーっぽくてつい衝動買いしてしまったラピスラズリのイヤリング。
「うーん…うーん…まぁ、悩んでても仕方ないか、じゃあ兄さん、行ってくるねー!」パタパタ
「行ってらっしゃい、事故んなよー」
テイオーを学園前で拾って、そのままテイオーの案内でテイオーの家が管理してる旅館の方まで移動、荷物を置いた後向こうで周辺にあるご飯所でお昼を食べて散策、部屋に戻って荷物の整理をして旅館で夕食、お風呂に入りその後旅館のライトアップされた庭園を2人で散策して、部屋で眠るのが今日の予定とテイオーから送られてきている。
「ちゃんとシートベルトした?テイオー」
「ちゃんと付けたよ、それじゃあしゅっぱーつ!」
「そういえば、なんでテイオーの家が管理してる旅館なの?」
「なんかね、ちょっと増築して新しい部屋を作ったのはいいんだけど、誰かに使用してもらって意見が欲しいらしいんだ、ちょっと離れてるから割と歩くし泊まってみるとどんな感じかで色々決めるらしいよ。」
「なるほど、言ってしまえばテスターみたいな感じ?」
「そーそー、でもトレーナー最近疲れてそうだったし丁度いいや!って事でボク達がやる事になったんだ」
「ふーん…こっち右でいいんだよね?」
「そーそー、そっち右行ってしばらく真っ直ぐ」
--ブロロロ
「着いたー!」
「んー空気が美味しいなぁ」
「でしょー?ここ凄いすごしやすいんだよねぇー」
何時もより楽しそうに嬉しそうにぴょんぴょんと跳ねるように前を歩くテイオーを追いかけながら気持ちがいい空気に癒される。
「それで、荷物を置いて外でお昼ご飯だっけ、割と時間には余裕あるしゆっくり探す?」
「おすすめの所にこのテイオー様が案内してしんぜよう」
「仰せの通りに、帝王さま」
⏰
「どう?今日は楽しめた?」
「うん、とっても楽しかったよ、ありがとうねテイオー」
「楽しかったなら良かったよ、本当の所を言うと少し不安だったからさ、あーでも、トレーナーの初めて見る側面は驚いたよ」
「あれ知られちゃったの割と恥ずかしいんだけど...」
「まさかトレーナーがカブトムシとか大好きだったなんてねー、トレーナーがかいちょーのトレーナーに向けてる目と同じぐらいキラキラしてたよ、トレーナーに分かりやすく言うならボクがカイチョーに向けてる目みたいな」
「うわぁ、僕ってカブトムシとか見てる時そんな感じの目してるんだ...ちょー恥ずかしい...」
「目を煌めかせてすごいすごい!かっこいい!って興奮してたのすっごい可愛かったんだけど...トレーナー、もしかして割と子供っぽかったりする?」
「おに...兄さんにまだまだ子供だなってよく言われる...」
「もうトレーナーがカイチョーのトレーナーの事をお兄ちゃんって呼んでてもボクは気にしないよ?」
「未だにお兄ちゃんって呼んでるのは流石にあれでしょ...、あテイオー言い忘れてたけど綺麗だよ」
今テイオーは普段は結んでる髪の毛を下ろして紺青色の麻の葉柄の着物に、無地の黄色の帯で止めている、なんで着物なのか聞いたらこういう庭園を歩いてる時は着物を来てるイメージがあるから持ってきたとか。
「フフン、まぁ僕だからねどんな服装でも着こなして見せるのだー!」