ダルクの出張事情

 ダルクの出張事情


 闇属性

 それはこの世界で最も所属の多い属性であり質、量ともに最高を誇る

 そんな闇属性をサポートする力を持つダルクは多くの闇属性から慕われていた無論…女性にも 

 「ダルクくん、君のお陰でアクセスコードに繋がったよ。本当にありがとう」

 「ダルクが体を張ってくれたお陰でエクゾディアが揃ったわ」

 「あなた、ヴァンパイアになってみない?きっと向いてると思うわ」

 「やみのりんくにならなんでもいいが、おまえがいちばんたよりになるぞ」

 閃刀姫レイ、黒き森のウィッチ、ヴァンパイア・ファシネイター、月光黄鼬いずれも闇属性で名のしれた美女である

 「ありがとうございます。お役に立てたようで何よりです」

 そんな彼女達に口々に褒め称えられて悪い気はしないダルクは照れながらも素直に感謝の言葉を受け入れていたがそんな彼を物陰で見つめる者がいた

 「最近のダルクってやたらモテてない?」

 ダルクの恋人であるライナである 

 もとからダルクはその中性的な容姿から一定の人気を誇っていが、研鑽を重ねたことで強力な力を得たことでその人気はさらに上昇していた

 しかし本人はそんなことにはまったく気がついていないようだ

 「なによ、憑依装着のときは私のためにって頑張ってくれたくせに……」

 ライナは焦っていた、彼女も闇属性に次いで数の多い光属性をサポートする力を持っているためなかなかに忙しく、最近では少し距離ができているように感じていたからだ

 「私が知らない間にあんな可愛い子達に囲まれちゃってさ……」

 ライナは嫉妬していたのだ、自分の彼氏が他の女の子に囲まれている光景を見て面白く思うわけがない 

 「…ということがあって、なにか良い方法はありませんか?」

 「うーん、そうですねえ……」

 セレーネはダルクとライナをはじめとした霊使いたちとは仲がよく、さらに既婚者であるため何かアドバイスがもらえるかもと考えたライナは相談を持ちかけたのだが

 「……あ!それならいい方法があります!」

 「それは一体!?」

 セレーネはライナに耳打ちする

 「えっ、そんな格好で!?しかも夜這いなんて…」

 「はい…思い切って試してみたらエンディミオン様は久しぶりに燃えたと仰っておりました」

 「はい……善処します」

 こうしてライナの挑戦ははじまった

 「なんか緊張する。すごく悪いことしてるみたいで」

 深夜、ライナは合鍵を使いダルクの部屋に忍び込んでいた 

 恋人とはいえ他人の部屋に勝手に入るというのは妙な緊張感がある

 ダルクはライナが侵入したことに気づいていないようで深夜だというのに机でなにやら書類と格闘している

 「いろんなデッキに入るって大変だな。もっと知識をつけておかないと」

 ライナはそんなダルクに気づかれないようにゆっくりと近づくと後ろから抱きしめた

 「ダルク!」

 「ライナ!?どうしてここに……」

 「最近あんまり一緒になれないから寂しくって会いに来ちゃった」

 そういってライナはダルクに回していた手を離す

 「……!?待ってライナその格好で来たの?」

 ダルクはライナを見た瞬間顔を赤くして慌てた様子をみせる

 それも無理もない 今の彼女の姿は下着同然の姿だったからだ 胸元は大きく開いていて、下の方もギリギリ大事な部分が隠れているくらいしか布がなく太ももはほとんど丸見えになっている おまけに足にはニーソックスを履いているだけだ

 「闇属性ってセクシーな人が多いでしょ。私も負けてられないと思って頑張ってみたんだけどどうかな?」

 「どうって言われても……」

 ライナは頬を赤らめながら上目遣いでダルクを見つめている

 その姿はとても扇情的で普段の快活な姿とのギャップもあってかなり魅力的に見える

 目のやり場に困っているのかダルクの視線は泳いでいる

 「ふふ、ちゃんと反応してくれるんだ」

 「いや、それは……その……」

 「ねえ、ダルクも私のこと見て?ほらこことかこんなになっちゃってるんだよ?」

 そういうとライナは椅子に座っているダルクの前にしゃがみこむとその股間へ手を伸ばす

 「ちょ、ちょっとライナ!?」

 そしてそのままズボン越しに手で撫で始めた

 「うわ、すごい大きい……それになんだか熱いよ?」

 「だって…ライナにそんなことされたら我慢できないよ」

 そういってダルクは立ち上がりライナをベッドに押し倒す

 「ごめん、もう止まらないから」

 「うん、来て」

 今ダルクがライナに向ける視線は闇属性の女性に向けるそれとは明らかに違うまるで獲物を狙う肉食獣のような瞳である

 「んむぅ?!」

 その証拠に唇を重ねると同時に舌を入れてきた

 「ふあっ、これ気持ちいい」

 口内を犯される感覚がたまらなく心地よい

 「ぷはっ、はぁ……ダルクもっとぉ」

 ライナは興奮していた

 誠実な性格と気配りで多くの女性に慕われる彼がその仮面を捨て去り自分にだけ欲望をぶつけてくるという事実に言い知れぬ喜びを感じていた

 「ライナのおっぱい柔らかい……」

 控えめながらも下着同然の服装から大胆に露出した乳房はダルクの心を滾らせ無我夢中に揉みしだいていく

 「ひゃう!そんなに強くしたらダメだよ……」

 激しい動きながらも敏感な部分を的確に触れられて思わず声が出てしまう

 「ああん!?そんなに強く吸わないでぇ」

 乳首を甘噛みされ強く吸い上げられるたびに電流が流れるような快楽に襲われる

 「はぁ、はぁ、こっちも…触って」

 ダルクは下半身へと手を伸ばす

 ライナの服装はその露出度の高さ故に下着を脱がさずとも直接触れることができる

 「んんっ、そこ弱いの……」

 秘部をなぞられるとそれだけで軽く達してしまうほどに感じていたがその様子にダルクはさらに興奮を加速させ指の速度を上げていく

 「んんっ!あああ!!イクッ!」

 そしてついに絶頂を迎えてしまった

 「はあ、はあ……次は私がする番だからね」

 ライナは息を荒げながらダルクの下半身を見るとそこには巨大な肉棒がそそり立っていた

 先ほどまで自分が触れていたときよりもはるかに大きく、見ているだけでライナは子宮が疼いてしまう

 「ずるい。女の子のみたいなかわいい顔してるのにこんなもの持ってるなんて反則。こんなの知っちゃたら女の子みんな好きになっちゃうじゃん」

 「そんなこと言われても……」

 ダルクは困ったように笑う

 わかってるの?ダルクってすごいモテるんだよ。だから、他の女の子のことなんて考えられなくなるくらい気持ちよくさせてあげる」

 そういうとライナは逃さないとばかりにダルクの腰を両足で挟み込むとそのまま覆いかぶさるように押し倒すと、ゆっくりと自らの膣内に挿入していく

 「んんっ!おっきい……」

 ゆっくりとだが確実に奥深くへと沈んでいく

 「入った……じゃあ動くね」

 ライナが腰を動かしはじめると結合部から卑猥な水音を奏でる

 その動きは他の女性への対抗心からかいつも以上に積極的で気を抜いたらいますぐ射精してしまいそうになるほどの快感を与える

 ダルくも負けじと逆に下から突き上げるようにしてライナの動きに合わせて激しくピストンする

 「ひゃん!?激しすぎぃ」

 ライナも主導権を取り戻そうと歯を食いしばり耐えようとするがあまりの激しい動きについていけずされるがままになってしまう

 「だめ、これ以上されたら私おかしくなっちゃう」

 しかしそんな言葉とは裏腹にライナの顔は快楽に染まっておりもはや完全に雌としての本能に支配されてしまっていた

 「ひどいよお、私が気持ちよくするって言ったのにぃ」

 そんなライナの抗議はダルクの唇によって塞がれてしまいさらに舌を入れられ口内を蹂躙されてしまう

 「んちゅ、れろ、じゅる」

 キスをしながら互いに指と指を絡ませあい恋人つなぎをする

 互いの汗ばんだ肌が密着しまるで溶け合ってしまうかのような錯覚を覚える

 「ああっ、もうだめっ」

 ライナは幸福に包まれながら限界を迎えた

 「出して!いっぱいちょうだい!!」

 その叫びとともに二人は同時に果てた

 「ずるいよ。私がダルクをメロメロにするはずだったのに」

 「だってあんな姿見せられたら我慢できないよ。それにそんなことしなくても僕はライナ以外は考えられないよ」

 「そういうとこだよ、そういうところがズルいんだよ!この闇属性タラシ!最近は全然会ってくれなかったし」

 ライナは自身の能力を棚に上げ頬を膨らませて怒っている

 「それはライナに追いつきたかったからだよ。ライナが新しい霊術を身につけてたから僕も負けたくななかっんだ」

 その言葉を聞いてライナはハッとなる自身も憑依装着をなかなか身につけられなくて随分と焦ったものだ

 「ふーん、お互いに負けず嫌いってわけね。じゃあこっちだって次は負けないから、覚えておいて」

 「うん!お互いに頑張ろうね」

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