タイプ・イトカワ〔水着〕
真 名:タイプ・イトカワ
クラス:ライダー
性 別:女性
身 長:153㎝(人の足なのでちょっと縮んだ)
体 重:49㎏
好きなもの:はやぶさ、自分の名前、夏の海、ラッコ(カモノハシ)
苦手なもの:別れ、孤独
出 典:史実
地 域:■■■■
属 性:中立・善・星
一人称:私
二人称:あなた
三人称:○○さん/あの人(はやぶさ)
生き物:さん付けで呼ぶ
人物
清廉潔白、温厚篤実で慎ましやかなお嫁さんを自称するアルテミット・ワンの旧姓タイプ・イトカワさんは、まだ見ぬ地球の概念に興味深々。海、川、スイカ割り、浮き輪、サマーバケーション。ありとあらゆる夏の娯楽に触れるため、完全な人間体に姿を変え、真夏のオーストラリアにて欲求の赴くままフィールドワークに繰り出す。
二ホンの風物詩と聞いてスクール水着を着てみたり、泳ぎを極めんと競泳水着を着てみたり、パレオタイプの水着を纏って女神を名乗ってみたり……
女神っぽいかと乗ってみたホタテ貝型の浮き輪はお気に入り。
ある時愛しの旦那様から聞いた話を思い出したイトカワは、その生物を───モフモフで自分に似た形をした「ラッコ」なる生物を探し求め、バカンスの傍ら常夏の大陸を巡ることにするのだった。
なお余談ではあるが、ラッコの生息域は北太平洋、千島列島やら北アメリカやらの周辺にあたる冷たい海域であり、オーストラリアには掠りもしていない。結果としてニコニコ顔のイトカワがその手に抱えてきたのは、モフモフで愛くるしいクチバシと毒の蹴爪を持ち、ブラックライトを当てると光る珍獣───カモノハシであった。
戦闘においては通常と変わらずアルテミットなパワーを発揮する。外殻も収納して外見上は人間と変わらないながら、頑丈さは据え置きのようだ。
更には、どこから連れてきたのかラッコの群れを使役して物量戦も仕掛ける。石を投げつけたり、突撃したり、クチバシでつついたり……なんか変な生き物も混じっている。
ステータス
筋力:B
耐久:EX
敏捷:C+
魔力:A
幸運:A
宝具:EX
保有スキル
領域外の生命(EX)
フォーリナーのクラス特性。外なる神々の降臨者たるフォーリナーではなく、「遠宇宙より来訪した別天体の生命体」として同クラスへの適性を獲得した。
騎乗(EX)
ライダーのクラススキル……を持っているので今の自分はライダーだと言い張っている。ビニール製と思しきマーメイドシェルに乗っているだけでライダーになれるものなのか?と指摘するには、カルデアは例外サーヴァントたちに触れすぎていた。
対魔力(EX)
タイプ・イトカワは地球の法則の外にある存在であり、またその来歴から神秘・信仰の対局に位置する「無知」である。その為タイプ・イトカワは、魔術基盤を必要とするあらゆる魔術の干渉を受け付けない。
単独行動(海)(A)
本来はマスターからの魔力供給を断ってもしばらく行動できる能力だが、ぶっちゃけるとほぼ自前でやってきているのでサーヴァントを名乗る上でのフレーバーに近い。今回もノリで(海)と付けたが特に変化はない。
原初の一(-)
地球に招かれしアルテミット・ワンとして地球のバックアップを受けるスキルらしいのだが、彼女は招かれざる来訪者であるため現状行使できない模様。一応、地球規模の非常事態において地球がSOSを出せば限定的に使用できるとのこと。
バカンスサマー(A)
『ランデブー』の変種スキル。もはや宇宙開発用語の体すら成しておらず、完全に優雅な夏を満喫する気でいる。
惑星権限(水辺)(C+)
星の触覚としての機能の行使。権能に等しい惑星レベルでのルール改変。普段の超加速に加え、イトカワの形状から紐づけて自らを巨大なラッコであると詐称することでラッコたちを調伏している。なぜかカモノハシも懐く。
本来この能力の使用法は多岐に渡るといったが、流石にこんな使い方は想定されていない。
女神の神核(偽・海)(B)
生まれながらにして完成した女神であることを現す、神性スキルを含む複合スキル、の模倣、の発展。タイプ・イトカワと愛しの彼に縁深い、芸術や音楽を司る女神「ムーサ」を由来とするもののほか、愛と美の女神ウェヌスとか水のニュンペーとか、いろいろ真似てみた。精神と肉体の絶対性を維持する効果を有するほか、芸術全般やら水関係の諸々やらに高い才能を有する。
宝具
浸水結界・夏現海獺(しんすいけっかい・アンリーズナブル・サマー)
ランク:EX
種別:????
レンジ:20~30
最大補足:100人
タイプ・イトカワによる現実世界の改ざん。地球への侵略。正確には宝具ですらない何か。いかに人の情動を学び、人間に近い容姿を取ろうとも、彼女は一つの惑星における最強種。規模は太陽系に連なる惑星のそれに劣るものの、その気になれば英霊さえ歯牙にかけぬ戦闘力を発揮する───とはとても思えないテンションで発動される権能の一端。
発動すると同時に展開される領域は一面を水で覆われ、舐めると少ししょっぱい。自らの支配域を広げた後は、お気に入りのラッコさんを模して作ったいつもの十倍サイズのデカ盛り外殻を敵めがけて落下させる。たまにカモノハシさん型になる。
夏に浮かれた彼女の趣味が押し出されているが、その実態は星の権能バシバシのモリモリ。湧き出る海水は具象化したミューゼスの海そのものであり、そんなものに肩までどっぷり浸かってしまっては回避行動などとれようはずもない。すなわち必中である。
更に、普段の権限行使とは逆に“領域内の重力のみを地球と同等にしている”。小惑星イトカワの重力は地球の五万六千分の一。つまり、イトカワから見れば地球の重力は実に五万六千倍。結果として、超加速した外殻は貝に打ち付けられるラッコさんの石の如く敵を粉々に……なんとも可愛らしくないスイカ割りである。