セイバー 劉備

セイバー 劉備


「セイバー、昭烈帝。あるいは劉備玄徳と言った方が通りが良いだろうか。

本来はライダーの方が役に立ったのだろうが、な。嘆いていても致し方無しか。

弟共々世話になるとしよう。」


クラス:セイバー

真名:劉備

出典:史実/『三国志演義』

性別:男性

身長/体重:173cm・65kg

属性:秩序・善

筋力:A 耐久:A 敏捷:B 魔力:B 幸運:B 宝具:A++


クラススキル

・対魔力:A

魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。

Aランクでは、Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。

赤竜の子劉邦の末裔であるセイバーはもっとも劉邦に近い英雄であった。


・騎乗:A++

乗り物を乗りこなす能力。騎乗の才能。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。

赤竜の因子を持つ彼は、限定的に竜さえも乗りこなすことが可能となった。


・神性:B

その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。より肉体的な忍耐力も強くなる。

昭烈帝、劉漢主公とも呼ばれた神性。本来はもっと低いランクであったが、霊基を同じくしている関聖帝君の神性のランクを参照している。


保有スキル

・中原の大丈夫:EX

セイバーが持つ特殊なカリスマ。一時代を築き上げたセイバーのカリスマは大英雄を複合することにより、九天玄女にほど近いカリスマ性を手に入れた。

特にカリスマを持つ者は、より強く発揮し、彼という存在のためなら死すら厭わなくなる。

本来であれば、軍略を含む複合スキルだったが、その特殊性から軍略が効果を発揮しなくなっている。


・竜たる者:A++

赤竜の因子と共に、皇帝まで昇り詰めた彼の逸話を表すスキル。

同ランクの皇帝特権としても使用することが可能だが、特権的にステータスの向上も可能など、自己改造としても機能する。

本来であれば、「三国争覇」という三国時代を作り上げた英雄だけが持つスキルとして表れるはずだったのだが、

英傑が並び立たぬほどのカリスマ性が、単独を表すスキルとなって表れた。


・桃園の義兄弟:A

セイバーが霊基を同じくする義兄弟を召喚するスキル。

霊基を三分割するため、ステータス、体力などが低下するが、「竜たる者」の効果で、そのデメリットも意味をなさない。

セイバーで召喚される彼の義兄弟はより神格に近づいており、人間性が薄れている。


宝具

『七星宝刀(しちせいほうとう)』

ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人

北斗七星の化身である北斗星君の権能を扱う宝剣。

この剣で切られたものは死という概念を付与され、死なぬもの、不死と呼ばれるものであったとしても殺すことが出来る。

本来、セイバーが持つことはない宝具。同じ時代を駆けた英傑が手にした宝具であるが、

同時代に並び立たぬ皇帝の力が、他者の宝具をセイバーに持たせた。


『臥竜点睛(がりょうてんせい)』

ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2~10 最大捕捉:500人

セイバーの臥竜が所持する羽扇。彼の軍師の扇を使うことで風を引き起こし、星さえも落とす魔術を行使することが出来る。

また、同ランクの千里眼を持ち主に付与する。天より見渡す竜の視点。

それは、天下を治めるに値するとされた臥竜鳳雛の片割れ。

この宝具を所持する限り、セイバーの力が弱まることはない。


『景星鳳凰(けいせいほうおう)』

ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人

セイバーの鳳雛が所持する杖。彼の軍師の杖を使うことで、他者の弱点を見抜く魔眼を得ることが出来る。

また、同ランクの破壊工作を持ち主に付与する。大空を翔る鳳の影。

それは、天下を治めるに値するとされた臥竜鳳雛の片割れ。

この宝具を所持する限り、セイバーが死ぬことはない。


「雲長、益徳。戦いの果てとはこのようなものだったのか」

「……」

「……」

「どこまで行けば天下泰平は見えるのか、どこまで行けば、皆と酒を酌み交わすことができるのか」

「……」

「……」

「いや、愚問であったな。どこまでも、どこまでも行かねばならない。ここまでに犠牲になった者のために、

夢の為に戦った友のために、私たちは戦わなければならないのであったな」

「……」

「……」

「あぁ、空が青い。果てとはこのような色だったのか」


解説

劉備玄徳。後漢末期から三国時代の武将、蜀漢の初代皇帝。

黄巾の乱の鎮圧で功績を挙げ、その後は各地を転戦した。

天下三分の計に基づいて益州の地を得て勢力を築き、後漢の滅亡を受けて皇帝に即位して、蜀漢を建国した。

その後の蜀、魏、呉による三国鼎立の時代を生じさせた。


戦い続ける聖人君子として召喚された劉備。

天下泰平のために戦い続け、摩耗し続けた結果、髪は白く変容してしまった。

また、彼の義兄弟たちも人格が摩耗し言葉すら使うことはできなくなった。

ライダーの劉備が史実ベースであるならば、セイバーは演義ベース。

演義ベースの劉備が史実の逸話を所持することによって、神性などを得た。

信仰を得ても、英傑の宝具を奪い去っても、彼が望むことは到底叶うものではないのだが。

彼の望みは天下泰平の世で友たちと酒を酌み交わすこと。

そのために、戦い続ける。世界平和という無理難題を成し遂げるため。

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