セイバー アッガ王

セイバー アッガ王


『儂を呼ぶとは面白き小童よ。

なに?我が名を聞いても知らぬか?

不遜を許すが、まぁ戦いにおいては大船に乗った気分でいるが良いわい!』

【元ネタ】シュメル文明『ギルガメッシュとアッガ』

【クラス】セイバー

【真 名】アッガ王

【性 別】男性

【身長・体重】201cm・93kg

【属 性】秩序・悪・天

【ステータス】筋力:B+ 耐久:D 敏捷:B 魔力:A+ 幸運:C 宝具:EX

【クラス別スキル】

対魔力:B

セイバーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷付けるのは難しい。

騎乗:D

セイバーのクラススキル。

キシュの兵はウルクを包囲中ロバに乗っていた逸話を切り取り戦闘中にのみ生物、無機物問わずスキルを発揮する。

【固有スキル】

カリスマ:A-

大軍団を指揮する天性の才能。 

ギルガメッシュとの統率力の差に一歩程離れていたためこの表記。

戦神の写し身:A+

アッガ王はキシュの都市神、戦神ザババの化身とされる。

世界の王:B

キシュ王の別名。

シュメールにおいてキシュの王の役目は特別な位置にあったらしいが、キシュ第一王朝は彼の代で王権を奪われたことでランクはBと低め。

強大な敵であっても敵のステータスを自分より低下させる。ただしステータスを低下するだけで宝具や武具、スキルを低下するわけではないので注意が必要。


【宝具】

『千山斬り拓く翠の地平(イガリマ)』

ランク:EX 種別:対地宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000人

「信奉する我が都市神ザババの息子達よ!一時の時間だが戦場に共に戦えること、嬉しく思うわい!」

「斬山剣」という別名を持ち、その名の通り、その刀身は山を切り裂けるほどに大くなる。 

大質量を用いた斬撃を繰り出すが、実際は「地平線」の概念を持つ神造兵装。「天と地が絶対的に分たれている」という理が現出し、それによって文字通り千の山を斬り拓くことすら可能。 

アッガは巨大化時の斬山剣をもろともせず片手で振り下ろすことが可能で筋力B+、魔力出力量A+と組み合わせることで都市を破壊尽くせる戦技を得意としておりその姿はまさしく戦神の化身。

『万海灼き祓う暁の水平(シュルシャガナ)』

ランク:EX 種別:対空宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000人


捩れた本体から炎が複数の刀身を形成し、敵を切り裂く剣。 

イガリマが「地平線」の概念を持つのと対になるように「水平線」の概念を持つ神造兵装。 

「空の青と海の青が溶け混じり合う領域」が暁の方向性を持って現出し、すべてを溶かし、焼き払う。

アッガのシュルシャガナはイガリマとは些か小さく、対人にて使うことが多い。

『戦神より賜りし神代終焉の王(ルーガル・キシュ)』

ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1〜999 最大捕捉:不明

神により作られたアッガの霊器・身体ステータスを生前の全盛期にまで回帰。それに伴い彼を起点に半径数百メートルの大地を神代レベルへと逆行、現代の人間であればたちまちマナの過剰摂取で即死してしまう異界に変貌する。

どんな致命傷を負ってもマナによる霊器回復と魔力補給で無敵状態に、一時的にマスター無しでも戦闘継続が可能。固有結界クラスだが正確には大地そのものを改変する宝具であり対界宝具でも破壊することは不可能。

弱点として神代に生きた英霊、神性スキルを保有した英霊など神代に肌が合う英霊であれば恩恵を受けることができ、下手をすればアッガが不利になることすらあるため細心の注意が必要。

神代回帰というこの宝具は神秘の隠匿の主義に反するものであり、通常の魔術師であればまず使わせないだろう。

【解説・人物像】

英雄王ギルガメッシュ、その友エルキドゥと共に同時代を生きたキシュの王。

父は先代のキシュ王エンメラバラゲシであり名前の意味は「神によって作られた者」。

当時キシュにはシュメールにおいて当時最高の軍隊を所有していたとされ、傲慢なアッガはギルガメッシュに全面降伏しウルクの土地と民を奴隷として譲るように要求した。

ウルクの長老たちは降伏するべきと協議したが、ギルガメッシュが若者達にどうするか尋ねた所、戦うべきと答えギルガメッシュはアッガの要求を拒否した。

キシュの軍勢はウルクを包囲したが、エルキドゥの流した流言により動揺した軍勢はたちまち逃げだしてしまいアッガはウルクにて捕えられた。

ギルガメッシュはかつて流浪の旅をしていた時アッガに助けられた恩に免じ解放した。シュメール王名表によればキシュ第一王朝はアッガを最後に崩壊しウルクに王権が移った。

Fate世界において

左腕にプロテクターのようなのをかけた半裸の偉丈夫男。左側の顔に傷跡があり髪色は赤で肌は白。

一人称は「儂」。

二人称は基本的に「小童」「己」。※「小童」と呼ぶのは最古の王の一人であり神により作られた者として後の人間は中途半端な生物としか見ていないため例外を除き「小童」と発言している。ちなみに英雄王ギルガメッシュに対しても小童呼びである。

見た目通りな豪快さと戦好きでかつ本気で取り組む行いを評価する人物。

キシュの都市神、戦神ザババの化身であり偉大な父エンゲラバラゲシに憧れ世界の王としてキシュの地にて君臨していた。

慢心と油断を嫌い、駆け引きは行うが卑怯な手は使わないという信条を持ち600年以上をかけてキシュ王として神殿建設や他の国と友好条約を結ぶなど様々な事を手掛けていた。

ギルガメッシュの少し年上で子供の頃のギルガメッシュを一度救助したことがあり幼きながらその覇気に勘づき、有望ある少年の未来にアッガは神に感謝した。

ウルクの王として君臨したギルガメッシュに対して何としても本気で戦いたかったアッガは色々な手法で挑発した。

イシュタルがギルに求婚させる手引きなどウルクにトラブルを投げ続け遂にギルガメッシュは挑発に乗った。

エルキドゥの流言で軍勢を退けギルガメッシュは一対一の勝負を引き付けた。

本気の勝負は詳細には分からず、神話通り英雄王の勝利となった。英雄王の本気と人の時代へと移り変わる原初の王を目撃し満足したアッガは処罰を了承したがギルガメッシュは解放した。それは王となったギルガメッシュの最後の慈悲だった。

ウルクに王権と共にイガリマとシュルシャガナを贈呈している。王の財宝にこれらの兵装があるのはこのため。

能力・強みとしては「身体能力と神造兵装による圧倒的な武力」。

ザババの化身に神造兵装を二振り持っていることもあり生前において同期の2人とは互角に戦いあえた。

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