スーパーましろボット マシロンガ―Z
鉄華団おいしーなタウン支部作~福あん~
ましろ(???)
「リムちゃん(ダークドリーム)、
拓海君!
見てほしいモノがあるロン!」
拓海
「に、虹ヶ丘……?
見てほしいモノ……?」
ダークドリーム
「……というか『ロン』…って……
もしかして……妖精のましろ……?」
ましろ(???)
「その通りロン!」
ウィーン、ガチャ!
【目の前のましろの頭が割れ開く】
拓海&ダークドリーム
「「!?」」
ましろ(妖精)
「ふふっ、ビックリしたロン?」
【ましろの割れ開いた頭の中からましろ(妖精)が現れる】
ダークドリーム
「……な……?」
拓海
「よ、妖精の虹ヶ丘!?
…え?もしかしてそれ……
虹ヶ丘の姿をした…ロボット!?」
ましろ(妖精)
「そうだロン! これは
ドクタートラウムさんと
ナルシストルーさんに
お願いして作ってもらった
スーパーましろボット……
『マシロンガ―Z』
………………ロン!!」
ダークドリーム
「マ、マシロンガ―…?」
拓海
「ゼット……?」
ましろ(妖精)
「…ロン♪」
……
拓海
「……なるほど。
この『マシロンガ―Z』とやらは
ましましの虹ヶ丘から
自身の身を守るために用意した
護身用ロボットなわけか……」
ましろ(妖精)
「そうだロン。」
【マシロンガ―Zを何故制作したのか説明する、ましろ(妖精)】
ダークドリーム
「……それにしても
よく出来ているわね、コレ。
パッと見、ロボットだって
わからないぐらい人間っぽいわ。」
【マシロンガ―Zをまじまじと観察するダークドリーム】
拓海
「流石、あのルールーを作った
ドクタートラウム…
というべきか……」
ましろ(妖精)
「ロン♪」
拓海
「……ところでナルシストルーも
制作に関わってると言ってたが……
あいつはどこらへんをいじったんだ?」
ましろ(妖精)
「ナルシストルーさんは
動力源と武装を担当したロン。
…ちなみに動力源は
キラキラエナジーだロン!」
拓海
「なるほどキラキラエナジー…
光のエネルギー、か。
……名前といい動力源といい……
『ダイナミック』に寄せてるなぁ……」
ダークドリーム
「?」
拓海
「……こっちの話だ。」
ましろ(妖精)
「…ところで拓海君。実は
お願いがあって来たんだロン。」
拓海
「……?
なんだ?」
ましろ(妖精)
「マシロンガ―Zの
武装の試し撃ちがしたいから
デリシャスフィールドを
使わせてほしいロン。」
拓海
「え、デリシャスフィールドを?」
ましろ(妖精)
「………………ダメ…ロン?」
拓海
「……んー…………
まぁ、別にいいけど……」
ましろ(妖精)
「ありがとうロン♪」
……
~拓海が張ったデリシャスフィールド内~
【デリシャスフィールドの中に入る3人】
ましろ(妖精)
「よし、行くロン!
マシローン、ゴー!
………ロン!」
ビカーン!!
【ましろ(妖精)の操縦で動きだすマシロンガ―Z】
ブラペ
「……的はあの岩が良さげだな。」
【フィールド内の大きな岩を指差す、ブラペ】
ましろ(妖精)
「わかったロン!」
ダークドリーム
「…そういえば『武装』って言ってたけど……
それらしいモノは全然見当たらないわね?
一体、どこにあるの?」
ましろ(妖精)
「武器は全て内部武装……
ボディに内蔵しているロン!
マシロンガ―Zは
全身武器庫そのものなんだロン!」
ブラペ
「そこまで元ネタに
寄せてるのか……(呆れ)」
ダークドリーム
「?」
ましろ(妖精)
「えと、まずは……
『キラキラビーム』ロン!
キラキラビーームっっ!!」
ズド―――ンっっ!!
【マシロンガ―Zの両眼からごん太ビーム!】
ごぉぉっ!!
【ビームの余波で強い風が吹き荒れる】
ダークドリーム
「……きゃあっ!?」
ブラペ
「ぬわっ!?」
ドコ―ンっ!!
【ビームが大岩を貫通する】
ましろ(妖精)
「………………っ!?
ビ…ビックリしたロン…! まさか
『衝撃Z』仕様だったとはロン……(汗)」
ダークドリーム
「うわぁ……
ビームが貫通して岩に
大穴が空いているわ……(汗)」
ブラペ
「ましましの虹ヶ丘に対する
護身用武器にしては
威力過剰過ぎだろ……(汗)」
ましろ(妖精)
「た、試し撃ちを
しといて良かったロン……(汗)」
……
~ましろの家~
ましろ(ましまし)
「…………っ!」 ガタガタ……!
【冷や汗をかいて震える、ましろ(ましまし)】
ソラ
「…? ましろさん(ましまし)、
どうしたんですか?
顔が青いですよ?」
ましろ(ましまし)
「な、なんだかよくわからないけど
寒気がして……(冷や汗)」
…生存本能から身の危険を察知したのか
ましろ(ましまし)は
それからしばらくの間、
他の自分に襲い掛かることを自重した。