シヴァロカ

シヴァロカ


【元ネタ】史実

【CLASS】セイバー

【マスター】

【真名】シヴァロカ

【性別】男性

【身長・体重】190m・112kg

【属性】混沌・中庸

【ステータス】筋力B 耐久A+ 敏捷C 魔力C 幸運C 宝具A

【クラス別スキル】

対魔力:B

 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。

 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。


騎乗:B

 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、

 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。


【固有スキル】

神性:B

 神霊適性を持つかどうか。最高神シヴァの化身を称する神聖王の1人。


魔力放出(炎):B+

 武器ないし自身の肉体に魔力の炎を帯びさせ、瞬間的に放出する。

 碑文に曰く、王の光輝は数々の敵国を焼いたという。


女神の寵愛:C

 “クメールの至宝”バンテアイ・スレイの女神像からの寵愛。

 筋力と耐久がランクアップしている。


龍神の加護:B

 カンボジア国土の主たる龍蛇神♀(ニヤンニヤキー)による祝福。

 セイバーによって造営された天上宮殿には九頭の龍蛇が宿り、

 クメール王は毎晩この龍蛇と交わったという。


【宝具】

『雷霆纏う金剛の王(ラージェンドラ・ヴァジュラ)』

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人

 “金剛石の如き”と謳われた肉体が宝具化したもの。

 非常な肉体の頑強さに加えて、インドラ神の『金剛杵(ヴァジュラ)』の

 雷電がその身から迸り、セイバーに害為すものを自動で迎撃する。 

 セイバーの名であるラージェンドラヴァルマンとは『インドラとして守護する者』

 ―――転じて『雷霆を鎧とする者』となり、雷光を纏う金剛の英霊として顕現したのだ。


『灼き尽くす王輝の剣(プリヤカーン・バドレシュヴァラ)』

ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2~40 最大捕捉:100人

 セイバーによる帝国の聖剣の独自活用。

 自身の肉体に宿るシヴァ神の火炎、インドラ神の雷電を同時に発現し、

 刀身に転移させて破壊力を増大させる。 

 先じて迸る雷撃が敵対者の動きを縛り付け、国々をも灼いたという

 シヴァの怒りのごとき炎が容赦なく浴びせられる。

 ただしこの宝具を発動している最中は『金剛の王』の効果は切れてしまう。


【Weapon】

『神聖なる王輝の剣(プリヤカーン・リーチ)』

 クメール帝王に受け継がれる王権象徴の黄金聖剣。

 セイバーの場合は、自らに宿る炎と雷を剣に宿す対軍宝具として顕現した。


【key word】

『金剛王』

 クメールの神聖王の多くはシヴァ神の化身と考えられており、セイバーも同様であるが、そもそも神聖王にはインドラ神の化身であるという概念も内包されている。

 ラージェンドラとは「王の中の王」といった意味だが、神々の王(ラージャ・インドラ)を指す言葉でもある。

 それ故にセイバーは雷霆神インドラの象徴である金剛杵(ヴァジュラ)と結びついたのだ。


【解説】

クメール帝国10世紀の王。ラージェンドラヴァルマン(ラージャ・インドラヴァルマン)。

謚号シヴァロカ(シヴァ神の元へ向かった者)。在位944-968年。

ラージェンドラヴァルマン「2世」と呼称されることも多いが、カンボジア史の

ラージェンドラヴァルマンと言えばまず第一にこの王を指すことは間違いない。

元はカンボジア中央部のバヴァプラの王で、940年頃にアンコールを攻めて、至高の王座を獲得した。

王は支援者がなく孤軍に近い状態であったが、国内大小の反乱を自ら鎮圧し続けた。

弱体化したアンコール政権から独立傾向にあった地方勢力を支配下に入れる必要があったのである。

王は州(ヴィジャヤ)制を敷いて国内を一元的な統治法に改革し、反発はあったものの統一に成功した。

研究者ヴィッカリーはインドラヴァルマン1世ではなく、この王が最初の帝国統一者だと主張している。

また王は自ら指揮をとって国外にも勢力を広げようとし、946年にはチャンパを落としている。

碑文に曰く、王の光輝はチャンパを始めとする敵国を焼き、60以上の属国を支配した。

王自身も武勇に優れていたと伝えられており、その肉体は金剛石のごとくであり、手に持つ剣は敵の血に染まったという。


ラージェンドラヴァルマンは数代前の偉大なるヤショヴァルマン1世を尊敬しており、彼に習って建築事業にも力を入れ、アンコール都を復活させた。

都城のみならず、プレループ神殿、天上宮殿ピミアナカス、スラ・スラン池、そしてカンボジア建築の至宝バンテアイ・スレイなどが造営され、土木事業が活発だった。

これは有能な高官・王師たちの功績によるものだった。

神殿にパラメシュヴァラ像を祀ったことから、ジャヤヴァルマン2世も尊敬の対象だったと思われる。



【コメント】

防御宝具のおかげで白兵戦闘ならばクメール最強だが、他も強いの多いのでズバ抜けているわけではない。

適正クラスはセイバー。一人称は我(クメール)。


Report Page