サングリア・デ・ベン・ブルベン(バーサーカー
「…わ、わたしはバーサーカー。なまえは…うーん…ご、ごめんなさい、おもいだせないの…バーサーカーでいいよ。よろしくね、マスター」
【元ネタ】ケルト神話、フィオナ騎士団
【クラス】バーサーカー
【真 名】サングリア・デ・ベン・ブルベン
【性 別】女性
【身長・体重】(人間時)130cm・28kg
【肩高・体重】(魔猪時)750cm・1300kg
【外 見】ルーン文字の刺青と八重歯が特徴的な、青色のメッシュが入った赤髪の幼女
【属 性】混沌・悪・地
【その他】人型・魔性・猛獣・超巨大
【ステータス】筋力:D(A+) 耐久:D(A+) 敏捷:E(B+) 魔力:D 幸運:E 宝具: B+
【クラス別スキル】
獣化:C
狂化の変種スキル。全パラメータを1ランクアップさせる。
狂化Bランクに匹敵する強さだが、理性を奪われることはなく、無邪気さは失われない。ただし獣としてのロジックが優先されるため、やや融通が利かなくなる。
【固有スキル】
堕天の魔:B+
魔獣と堕した者に備わるスキル。天性に至る事は出来ない、人工の魔性。
『天性の魔』よりやや能力は落ちるが、防御力の向上、状態異常の耐性などに優れている。
猪突猛進:A
魔猪に変生したための戦闘能力。怪力と野獣の論理の複合スキル。
搦め手は使えないが、迅速に相手を屠る為に筋力と敏捷をワンランク向上させる。また自分から戦闘を仕掛けた場合、その戦闘の1ターン目は必ず先手に回れる。
原初のルーン(防護):D+
長年原初のルーンが刻まれた植物や鉱石などを食してきた結果、膨大な量のルーンをその身に宿している。
彼女に魔術の知識はないため行使はできないが、溜め込まれた原初のルーンは自動防衛機構として機能する常時発動型スキル。
自身へのDランク以下の物理攻撃や魔術攻撃のダメージを無効化する。
動物会話:A
言葉を持たない動物との意思疎通が可能となるスキル。動物側の頭が良くなる訳ではないので、あまり複雑なニュアンスは伝わらない。
人間であった時より魔猪であった期間の方が長かったため、動物の方が流暢にコミュケーションがとれる。
【Weapon】
『激情の細波』(下記参照)
短剣とはいえ自身の身長に対して大きな剣を力任せに振るう。
【宝具】
「おとうさんからね、いわれたの…
"わるいやつをたおせ"って…ごめんね…
っ!…ぁァアアア■■■■■ーーー!!!」
『其は輝く貌を屠る獣なり(ミァン・アィル)』
ランク:B+ 種別:対人宝具(自身) レンジ:1 最大捕捉:1人
巨大な魔猪へ生まれ変わり、フィオナ騎士団随一の騎士に致命傷を負わせた逸話が宝具になった。セイバー、もしくはランサークラスのサーヴァントへの特攻宝具。
基本1ターンのみ巨大な魔猪に変身し、筋力と耐久、敏捷のステータスが大幅に上昇した状態で嵐の如く暴れ回る。
またこの姿の間は原初のルーン(防護)が活性化し、Cランク以下の物理攻撃と魔術を完全に無効化し、Bランク以上の攻撃のダメージは半減する。劣化版『悪竜の血鎧』。
宝具演出は巨大な魔猪に変身し、敵全体に何度も突進し続け、最後は巨大な牙で敵全体を上空に吹き飛ばす。
*一応2ターン以上変身を継続することは出来るが、経過ターンの終了前に制御判定を行う(2ターンは50%で失敗、3ターンは75%で失敗、4ターン以降は確定失敗)。判定に失敗した場合、獣化をワンランク向上させる。
獣化がAランクになった場合はもう二度と人間には戻れず、理性を失い敵味方関係なく暴れ回る。そして自身を維持するためにその土地の魔力を無尽蔵に貪る厄災と化す。
『激情の細波(ベガ・ルタ)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
ディルムッド・オディナが操る魔剣にして、自身の死因宝具。自陣の防御力を引き上げることができる。
ただし本来の担い手ではないため真価を発揮できず、この宝具でディルムッドのように総合的な戦闘性能を底上げすることはできない。また『其は輝く貌を屠る獣なり』の発動中は使用できないが、他者に譲渡することは可能である。
【解説】
サングリア・デ・ベン・ブルベン
その名は「ベン・ブルベン山の猪」を意味し、ディルムッド・オディナに致命傷を与えた魔猪そのものであり元人間(原典では男の子)。
元々ディルムッドの父ドゥンに仕える執事の幼い娘であり、ディルムッドの異父妹でもある。二人は同じ館で住み、幼少期を過ごしていた。
ある時ドゥンがディルムッドに会うため館に訪れた日の夜に悲劇が起きる。猟犬同士の喧嘩で辺りが騒然としている中でドゥンの足に逃げ込んできた子供がいた。ドゥンはその子供が妻と不倫相手との子と理解した瞬間憎悪に掻き立てられ、つい両足で挟んで潰してしまった。
その後、変わり果てた我が子の姿を見た執事はすぐにドゥンの仕業と理解し、激情に駆られるままドゥンに詰め寄り、ディルムッドの命を差し出すように要求した。一触即発の場面でドルイドのアンガスが仲裁に入り執事を必死に説得することでその場は事なきを得る
───と思った束の間、執事は一瞬の隙をつきアンガスの杖を奪い取り、自身の命を犠牲に娘を魔猪に転生させ、「ディルムッドを必ず殺せ」という願い(呪い)を娘に託した。その後魔猪になった娘は森の中に逃げ込み、長い年月をかけ多くの勇士や魔獣を屠り、ルーンが刻まれた植物や鉱石を食べ着々と力をつけていった。
また、上記の一連の流れを見ていた幼いディルムッドは妹が実の父親の手によって殺されたこと、その妹が化け物になったことに相当なショックを受けてしまい、妹関連のことは記憶喪失になってしまった。哀れに思ったアンガスは幼いディルムッドに「猪は狩らない」というゲッシュをかけ、兄妹が2度と出会わないことを願った。
その後はご存じの通り、大きくなったディルムッドは慢心と油断、迷いを抱いたたまま巨大な魔猪に挑み、必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)と激情の細波(ベガ・ルタ)は砕け、巨大な牙で致命傷を負う。しかし最後の力を振り絞り、残った柄の部分を魔猪の頭蓋骨に叩き込み、辛くも退治することに成功する。
【人物像】
気弱だが芯が強い女の子
内向的・受動的
精神年齢は5歳児と想定し言葉は拙く、長い間獣になっていたため人間だった頃の記憶はおろか自分の名前さえも忘れてしまった野生児。しかし、森でのサバイバル技術や植物の知識に関しては大人顔負けである。
ディルムッドに対しては特に怨恨はなく、幼少期を共に過ごしたのでむしろ(家族として)好きである。ただ亡くなった父から託された願いを叶えるために戦う───その父の顔や名前は覚えてないけど
聖杯にかける願いは「よくわかんない(保留)」
───「昔の記憶を取り戻したい」、「家族に会いたい」、「兄に謝りたい」、考えれば考えるほどたくさん思いつくけど、何を願えばいいかと決まらないから
イメージカラー:赤と青、時々黒色
特技:森でのサバイバル
好きなもの:おいかけっこ、家族、動物
嫌いなもの:かくれんぼ(ひとりはさびしい)、家族や動物を虐める人
天敵:ディルムッド・オディナ(セイバー)及び『激情の細波』(弱点)
【一人称】わたし 【二人称】あなた【三人称】〇〇さん、おにいさん(おねえさん)
【余 談】
基本的運用は自分から戦闘を仕掛け、スキルなどで耐久しつつ、宝具を叩き込む。燃費の悪いバーサーカーにあるまじき戦法。
暴走させて物語中盤のレイドボスにする方が強いと思います。