コン:なり損ないの触手
ザラキの叫び声が廊下に消えていく。
その場に放り出された餌を前にして不定形の人型の触手は確実に利益を得ることを優先したらしい。
逃げていった3人が遠くへと消えていくのを確認すると触手はゆっくりとコンに覆い被さるように包み込んでいく。
巫女服の下に触手を這いずり回しながら触手とコンは一体となっていく。
コンは気絶しながらも描くかな喘ぎ声を漏らすがそれはコンの姿が見えなくなるほどに覆い被さる触手の束達に阻まれ、ダンジョン内に響かせることすら許されなかった。
コンを呑み込み、かつて人だった頃のわずかな名残である二足二腕すら崩してその場から動かなくなる。
しばらくするとその触手の塊が石造りのように見える床へ沈み込み始めた。
歪な存在がダンジョンに還っていくかのようにも見えるそれは触手玉の大きさがコンよりも小さくなっても止まることはなく、やがてそこには最初から何もなかったかのように静寂に覆われた。
「…ぉぉぉ…イッ…おっ…ぉぉぅ…あっ…いっうん?…ここは…ホギュッッ!?!?」
目を覚ましたコンが最初に感じたのは異常なほどに熱くなった体と脳を壊そうしてくる莫大な快楽信号だった。
「オギュッオッフォッッ!!な…何が起きてッッイグッッ!!や…やめろ化け物ども!!ワシに触る…な?な…なんなんじゃこの体…なんでこんなになって…」
コンの体は彼女が眠っている間に触手に改造でもされたのか元から大きかった胸はさらに巨大に…そして母乳が出るようになっていた。元来の手足の小ささからそのアンバランスさがより際立っており、仮に何かの手違いで地上に戻れたとしても冒険者はもちろん日常生活を送ることすら厳しくなってるだろう。
そしてコンからは見えてないものの下腹部には大きな淫紋が刻まれており、あれだけ犯し尽くされたはずの秘所はどういうわけか未だ生娘の如く綺麗なままであった。
現実を直視したくないのか、それとも寝起きの混乱が醒めないのかコンは何が起きてこうなっているのかを理解できなかった。
魔術師である彼女は否応にもあと数分もすれば自分の体に充満する異常な量の淫気に気付き、何が起こったのかを理解せざる得ないだろう。
しかしその理解よりも先にコンを包み込み、縛り付ける触手の方からアプローチがくる。
「なんで…こんなはずじゃ…!!オッギョッオォ…ぉ…お?えっ…挿れらてる?」
すでに何度も出し入れされた穴だがそんなことも知らないコンは一大事かのように涙を流し始める。
「待って…初めてだったんじゃよ…そりゃあこんなところに来たから無くす覚悟はあったけど…でも…いくらなんでもこんな…こんな無感動に…こんなっイッギュッ!!や、やべて!!もう許して!!やじゃやじゃぁ…もうイキたくない!!やめて…助け…誰か助けっイッギュッッ、オゴッ…キュッ…もうやべ…イッキュ!!」
そして…それはまもなく嫌悪感を乗り越え、快楽へと変わっていく。
「な…にこれっ!!あんじゃ…これ…やめっ…やめてくれ!!死んじゃう!!そんな勢いのピストン絶対死んじゃうから!!イッ…イッギュゥゥゥッ!!!…あ…はは…バケモノの…精液がいっぱい…出されちゃった…」
彼女の嘆願への答えを中出しで済ますと触手は休む間も与えずにさらなる調教を行おうとする
「まっ…待つのじゃ!!少しだけ…少しだけでいいから休ませて…」
彼女のテンゴクはまだ始まったばかりだった