ケペルカラー(ランサー)
「我はケペルカラー!太陽神アメン=ラーの化身にして、この世の至宝を護る者!
此度はよろしく頼むぞ、神官(マスター)。
…では早速だが任務である。我はこの国の視察、特に美術館や建築物を見て回りたい。至急支度の準備に取り掛かれよ!」
【元ネタ】史実
【クラス】ランサー
【真 名】ケペルカラー
【性 別】男性
【身長・体重】181cm・78kg
【外 見】煌びやかな装束に身を包んだ、褐色金眼の王
【属 性】混沌・善・天
【その他】人型・王・神性
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:B 幸運:A 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではランサーに傷をつけられない。
【固有スキル】
神性:B
神霊適性があるかないか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。ファラオはエジプト神話の太陽神アメン=ラーの化身である。
玲瓏の神王:A
多くの遠征による領土拡大、神殿や記念碑の建築事業を数多く手掛けたランサーの王権を示すスキル。
Bランク相当のカリスマと芸術審美、Aランク相当の陣地作成を使用できる。
仕切り直し:C
戦闘から離脱する能力。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻す。
遠征中に父の暗殺が起きた際に、迅速な対応で宮殿に戻り事態を収拾したランサーの冷静さと手際の良さを示すスキル。
太陽神の加護:A
エジプト神話の太陽神アメン=ラーの加護を示すスキル。
日中、もしくは陽射しがあるフィールドにおいて自身の全行動の確率に20%のプラス補正を加え、魔力ステータスをワンランク向上する。
【Weapon】
『豪華な王笏』
【宝具】
「空を仰げ!頭を垂れよ!
貴様らが目にするのは地上の太陽である!
顕現せよ!『太陽の方尖柱』!!」
『太陽の方尖柱(テケン・ピラミディオン)』
ランク:A 種別:大軍宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:80人
数多くのオベリスクを作った逸話、オベリスクそのものが太陽神と同一視され、太陽神ラーが持つ光の矢の象徴であることに由来する宝具。
自身を中心とする半径80m以内の空間に光り輝く無数のオベリスク(高さの上限は20mまで)を地中から出現させ敵にぶつける。また、オベリスクの先端部分から小規模の太陽光線を放つこともできる。
また、オベリスクが存在している限りそのフィールドは陽射しがある扱いとなる。
注意事項として、オベリスクを形成する魔力は地中の霊脈からではなく、ケペルカラーの太陽神由来の魔力である。そのため宝具使用時の本人への負担は軽視できず、長時間の使用は難しい。
宝具演出は敵全体の足元から合計8本の光り輝くオベリスクを出現させ敵全体を上へ吹き飛ばし、彼らに向けて8本の太陽光線を同時に放つ。
【解説】
ケペルカラー
その名は「ラーの魂が実存に至る」を意味する、紀元前20世紀の中王国時代のファラオ。センウセレト1世、セソストリスとも呼ばれる。
若きケペルカラーは父アメンエムハト1世の共同統治者として、国境維持や対外遠征の軍事担当をしていた。ある遠征中に父の暗殺が起きた際にはいち早く宮殿へと戻り、事態を収拾し新たなファラオとして君臨した。
生前多くの遠征を行い、西は砂漠のオアシス開拓、南はヌビア南部まで領土を拡大する。また、この領土拡大によって金や石の採掘場を多数確保し、潤沢な資源によるエジプト全土に神殿や記念碑などの建築事業が行われた。特に古代都市ヘリオポリスでは神殿の再建やオベリスクの設置を行い、うち一対のオベリスクは現存する最古のものとして街に残っている。
晩年は息子を共同統治者に任命し、安定した46年の統治に終わりを告げ眠りについた。
【人物像】
自尊心の塊にして好奇心旺盛な性格
外交的・行動的・強気
神王と神官という主従関係を守り、節度をわきまえた行為さえ心掛けていれば、ケペルカラーが裏切ることはない。
ケペルカラーは神による永遠の命より人による芸術品や建物に価値を見出した。そのため、自身を古今東西、さまざまな地域の芸術作品や建築物、そしてそれらを作る人々を守護する者として自身を位置付けている。そのため、永遠の国への片道切符を断り、英霊としてあり続けることを選んだ。
聖杯にかける願いは「聖杯を鑑賞する」
ーーー古今東西の人間やサーヴァントが凌ぎを削って、それこそ命を削ってまで手に入れる優勝賞品にどれだけ芸術的価値があるかを直接この目で見て確かめたい。
イメージカラー:金と青
特技:芸術審美
好きなもの:芸術鑑賞、建物巡り、芸術家
嫌いなもの:芸術品や建物を壊す者、盗む者
天敵:混沌・善の王属性をもつ者
【一人称】我 【ニ人称】貴様、貴殿 【三人称】貴様ら、挑戦者
【余 談】
魔力負担が大きい『太陽の方尖柱』をどれだけ長く維持し、常時自身に有利な状態を維持できるかが肝である。