クレーム

クレーム


「…ちょっと、聞いてるんですの先生方⁉︎」

「え…えぇまぁ…はい…」

「はわわわ…⁉︎」

平日の午後、職員室が騒々しかった。

職員室には様々な来客が来る。

悩み事を抱えた生徒…

寺子屋に美品や食料を運ぶ業者の人間…

百獣の関係者や都の有力者たち…

そして、寺子屋に対する『クレーム』を言いに来た親だ…

「ですから!先生方も太郎のことをもっとしっかり…!」

困り顔のエキドナにクレームを言い続ける三角の形をしたフォックス型の眼鏡をかけた親、寺子屋の生徒達の母親たちで構成された婦人会のトップであるお元(もと)は一時間も前からこの調子だ。

元々厳しいと有名な教育ママで、都の有力者の一人兼婦人会トップということもあり(寺子屋の実態は知らないが)寺子屋の行事や運営に口出ししてくることが多く、ここ最近は週に2・3回はこうやってクレームにやってきて対応に追われることになっている。

エキドナの横で話を聞いてる太郎の担任のピッグは、脳の処理が追いつかずもはや半泣きで放心状態だった。

「まぁ…今日はこのくらいで構いません。ここからが本題です。」

まだやるのか⁉︎

思わず口にでかけた言葉を飲み込んで、

「その、本題とは…?」

と、お元に尋ねた。

「実は先日…」

お元は重々しくその日のことを語った…



「ふふ、たっくん勉強進んでるかしら?」

日曜の午後、お元がお茶菓子とお茶を乗せたお盆を持って息子の太郎の部屋に向かっていた。

最愛の息子が産まれて間も無く、夫を病気で失ったお元は、家と息子を守るべく、使用人たちの助けも借りつつしゃかりきに働き、子供を育てながら都の有力者としての地位も維持してきた。


全ては愛する息子のためだ…


息子のことも甘やかしてばかりではない。実力と地位がなければ腐った川の水を飲まなきゃいけないほど落ちぶれる今のワノ国で生きるために、厳しく躾をし、寺子屋の成績や授業のことなど先生に色々と『尋ねて』家での勉強に活かしてきた。

時折、勉強中に見せる息子の辛い顔に心痛めることもあれど、心を鬼にして息子の将来のためだ。

そしてこの前の寺子屋での試験で、満点ではないが前よりも良い点を取った息子に、せめてものご褒美をしようと、奮発して有名店の銘菓を買ってきたのだ。

「さて…たっくんはちゃんと勉強して…」

お元は、勉強してるであろう息子の様子を見るためにノックや声をかけずに静かに襖を少し開けた。

部屋を覗くと、部屋の奥で最愛の息子が文机に座ったまま必死に手を動かし…

「…え?」

己のオスを慰めていた。

「ハァッ…ハァッ…!きもちいぃ…!」

息子は、文机に顔を突っ伏し快楽に酔いしれながらクチュクチュと先走った汁まみれのオスを扱く。

「うそ…アレが…たっくんの…」

夫が死んでから、家と息子のことばかり考え、男と付き合うことがなかったお元は、十年ぶりとも言えるオスを見て、思わずゴクンと喉を鳴らしながら息子の痴態にショックで動けず見続けてることしかできない。

やがて息子の手がより激しくなり、限界を迎え…

「んあぁッ⁉︎先生…ピッグせんせぇ!いっぱい出るぅうッ⁉︎『あの時』みたいに抱きしめてぇ…!」

「あぁッ…えッ…⁉︎」

あの時…

あの時…?

文机の下でオスの欲望を吐き出し畳を汚す息子を見ながら、息子の言葉が脳裏に残り反復した…



「…どういうことですかピッグ先生…?まさか私の息子と…⁉︎」

「ふぇッ…⁉︎え、ええと…ちが…」

お元の追及にパニックになるピッグの横で、エキドナと近くの自分の机で試験の採点作業をしてた青蓮は、冷や汗を流していた。

これは大変まずい事態だった。

表向きこの寺子屋は、百獣の地域貢献の一環として都の住民の支持と信頼を獲得する目的がある。だが、この寺子屋は『裏の目的』と『特殊教育』こそ真の存在理由であり、この件が明るみになれば今まで築いた信頼など全てが水泡に帰してしまう。

何があっても海賊らしく力で黙らせられるのならそれでいいのだが、それに伴う労力や費用などを考えるとなるべく避けたいことだった。

なんとか誤魔化そうにも、お元は怒り心頭で聞き入れてもらえそうになく、ピッグも未熟故にいつボロを出すかわからない。

最悪この場で『神隠し(行方不明)』になってもらう手もあるが、都の有力者の一人で婦人会のトップが行方知れずとなれば都中で騒ぎになるのは明白だった。

エキドナが焦る脳みそをフル回転させ、とにかくピッグを黙らせて都合の良い言い訳を語ろうと考えていると…

「やぁどうしたんだい?」

いけすかない声が部屋の出入り口から聞こえた。

「クロコッタ先生!」

ピッグが涙を浮かべながら嬉しそうな声でその名を呼んだ先にいたのは、長身で異国の男装の格好をした麗人だった。

エキドナは、彼女を見るなりチッと静かに舌打ちしながらも安堵した。気に入らないがこの手の解決担当はこの女の仕事の一環だからだ。

「そうか、分かった。あとは僕に任せてくれ…」

青蓮から事情を聞いたクロコッタは了承し、半泣き状態のピッグからお元の対応を引き継いだ。

「こんにちはお元さん。ここからは僕が引き継ぎますので…」

一目見ると美形な男性を思わせるクロコッタに温和な微笑みを向けられ、お元は年甲斐もなくドキッとしてしまい頬を赤らめた。



案内された部屋は、アロマ線香が焚かれていて甘い匂いが漂っていた。その香りに気分を落ち着かせながら、お元は彼女にクレームを伝えるが、クロコッタは寺子屋の裏の教育に関わることをやんわりとかわしながら相手を刺激しないよう優しく彼女を諭していった。

当然だ。『証拠』などないのだから。

自分の中の疑念を解消され、話すことが無くなっていくお元は、逆に彼女から悩みを尋ねられ、息子との接し方や厳しく教育してきた負い目といった悩みをまるで催眠がかかったかのように漏らし、彼女への警戒心もお香の香りに混じってかき消されていった。

「おっとこんな時間か…?」

「え…⁉︎えぇそうね…感謝しますわ…」

その言葉にハッとしたお元は、この時間が終わったことを名残惜しく感じながら、部屋から去ろうと立ち上がる。

クラッ…

「あッ…⁉︎」

相談に乗ってくれたことで最近溜まってた緊張が解けた影響が立ちくらみをする。

「おっと…!」

ダキッ…

その瞬間、長身の彼女の胸に抱き止められた。

「あ…先生すみませ…ひぁッ⁉︎」

その心地よさに身を委ねそうになった瞬間、優しくギュッと抱きしめられ、お元は驚き、彼女の顔を見る。

「お元さん、あなたは立派な母親ですよ…?とても素敵です…」

全てを見透かす眼差しを向けられ、見入られたまま動けないお元の顔に彼女は顔を寄せ…

「んふッ…⁉︎んん…!」

彼女の唇を貪った。

「ンチュッ…お元さん…!」

「んんぐッ…んむぅ…ぷはぁッ…い、いけませんわこんな…んん⁉︎」

何年ぶりだろうともいえる接吻に脳が蕩けそうになりながら、女同士ということや互いの立場がよぎり抵抗しようとするも、接吻は止まらず、着物越しに胸も揉まれ出した。持て余していた熟れ切った豊満な乳房が着物越しに形を変えるほど揉まれるたびに、自分の中の眠っていたメスが目を覚まし始める。

「こんないやらしくて素敵な身体を…勿体無い…」

「ンチュッ…あひぃッ⁉︎せ…せんせぇ…だめぇ…⁉︎」

三十分近くも耳元で甘い言葉を囁かれ、口内を犯され、手慣れた手つきで熟れた乳房を揉みしだかれ、お元は、膝をガクガクと揺らしながら体液を流し続ける股を着物越しに手で押さえつけることしかできない。

ふと腰に硬いモノが当たる感触に気づいた。

「え…⁉︎先生これって…んむぅッ…!」

「ンチュ…お元さん…僕もう我慢できません…」

クロコッタは、お元の唇と乳房をハイエナの如く貪りながら、片手で自分のズボンのチャックを下ろす。

ブルンッ!

突如、彼女のズボンから、大きな欲望がそそり立たせた『オスの象徴』が露わになった。

「はッ⁉︎えぇ…⁉︎せんせ…それ…⁉︎」

「能力の副作用みたいなもんですよ…安心して、子は作れませんから…」

そう言いながら、彼女はお元の下半身の着物をはだけ大きな臀部をさすりながら、お元の手を取り自分のオスを握らせる。

「アッ…!」

手に感じる熱と大きさにお元は自分の下腹部からさらに熱が垂れ流れるのを感じた。

「ん…!そう…もっと強く…」

気づくとお元の手は、無意識のうちに彼女のオスをぎこちなくそして求めるように扱いていた。

止めたいのに止められない…!

次第にお元は、扱いてるオスを自分の露わになった大きな尻に擦り付け出した。

欲しい…!

もうお元の中のメスは完全に目覚めていた。

「あぁ…あの人より…」

「『あの人より』?」

お元が思わず漏らしてしまった言葉を彼女は聞き返す。

その瞬間、お元の理性が決壊した。

「あ、あの人より大きくてすごいのぉ…⁉︎もう…もう我慢できない…⁉︎おねがい先生…私のぉ…私のメスを教育してぇ…!」

彼女のテクニックの罠にハマり、すっかりメスと化したお元は燃え上がる自分の持て余していた身体を燃やし尽くしてもらおうと、ソファに乳房が潰れるほど上半身を乗せ、露わになった尻を片手で引っ張り自分のメスを彼女に向け懇願した。

「素敵です…お元さん…」

クロコッタはお元の耳元で優しく囁きながら、腰に手を当て…

ズリュウゥッ!

「ンオオ"オ"オ"オ"オォオオゥッ⁉︎」

ケダモノのメスとなったお元のメスを教育した。



二時間後…

部屋から熱った身体で服を直しながらクロコッタに寄り添いながら出てきたお元は寺子屋の玄関で見送りをされていた。

「先生、ありがとうございます…あの…また相談に…」

「ええ…もちろん。あなたの力になれるなら…」

お元のお願いに、クロコッタは優しくお元の耳元に囁き、顔を赤くしたお元を見送った。

「よぉご苦労さん。ま〜た女作ってそのうち刺されるぞ色男?」

同僚のエキドナの嫌味たっぷりの声が聞こえた。

「『女』だよ僕は。相変わらずだね君は?まだ先週の『授業』のこと怒ってる?」

「なッ⁉︎ちげーよ!」

クロコッタの言葉に、エキドナはお気に入りの生徒がいる多数の生徒の前で、彼女に『教本』代わりに抱き潰され、快楽にとろけた顔を生徒たちに晒されたことを思い出し、赤面しながら否定する。

この女は下のオスの使い方は達人レベルで、その日の夜は、足腰が立たないほどだった。そして、家にやってきた嫉妬心に埋め尽くされた生徒に抵抗できず限界まで抱き潰されるハメになったのは秘密だ。

「まぁとにかく、あの女は大事な要人だからな?気をつけろよ?」

「あぁ、それなら大丈夫。僕も気に入ったから…」

あの熟れた身体を淫らに振るわせ、乱れ狂うメスの顔を晒した彼女を思い出し、うっとりと彼女が去った方向を見つめていた…



数週間後

「ンオ"オ"ッ⁉︎せんせぇ…!いい…いひぃのぉこれぇ…⁉︎」

「フフ、気に入ったようで良かったですよお元さん…」

お元の家の人払いした自室で、裸で腕を頭の後ろに拘束されて目隠しをされたお元が、布団の上で仰向けの状態で『家庭訪問』にやってきた同じく裸のクロコッタの『教育』を受けていた。

「ンオ"ッオ"オォッ⁉︎ンヂュルルル…!」

「ん…⁉︎うまいですよ…!」

その状態で足を広げるよう指示され、彼女の手技にメスを蹂躙されながら、お元は顔の横にそそり立つ彼女のオスを貪る。

「安心してください…、太郎…んッ⁉︎くんも分かってくれますよ…?」

お元の相談に乗っているクロコッタは、宥めるように諭す。

「ジュルルルッチュプ…プハァッ…ハァハァ…でもぉあの子、優しく接して…ンアァッ⁉︎…るのに…私から避けるように…ごめんねぇたっくん…!」

彼女のオスをしゃぶりながら、お元は今までキツく接してきた息子に快楽に飲まれながら謝っていた。

「大丈夫ですよお元さん…太郎くんは…」

自分のオスにむしゃぶりつくお元の頭を優しく撫でながら部屋の襖を見る。

「ハァ…ハァ…!」

襖の隙間から息子の太郎が自分たちの『家庭訪問』を荒い息を吐きながら覗き見していた。

その手で自分の小さなオスを必死に扱きながら…

太郎くんは異形が生えた自分の裸に興奮しているのか…それとも熟れたメスの身体を晒して乱れる母に対してか…それとも両方か…?

クロコッタは、今後も続くであろうこの親子への教育に、この二人がどうなるかに思いを馳せ、オスをさらに膨張させながらフィニッシュに向けて手の動きを激しくさせた。

「ンブゥッ…しぇんせぇ…⁉︎ンボォオ"オ"オ"オ"オッ⁉︎」

「ふぁあああんッ⁉︎」

ブシャアアアッ!

ビュルルッビューッ!

襖を境に二人の母と生徒が同時に快楽の沼に呑み込まれた。

それはまるで、ハイエナの群れに貪り食われる獲物のようだった…


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