キング・ライオンマル・ジュニア2世 掌編集
マコト「キッ……キキッ……キャヒャヒャヒャヒャッ! 機は熟した! 今こそキヴォトス征服計画実行の……」
パパパパパパパパパパ
マコト「いっ、痛っ⁉︎ やめっやめろ! 撃つな! キング・ライオンマル・ジュニア2世‼︎」
KLJ2「すいません。なんか、マスターが目を開けながら寝言を言っていたから起こしておこうかと思って」
マコト「寝言じゃない! あと、平然と撃ってくるがメダロット三箇条はどうしたキング・ライオンマル・ジュニア2世‼︎」
KLJ2「毎日そこら辺に建ってる像を撃って練習してるんで、マスターに限っては慣れですんなり撃てるんです」
マコト「慣れるな! 慣らすな! というか、あの弾痕はお前の仕業か‼︎」
KLJ2「確かにマスターはしょっちゅうトラブルを起こすし、策の詰めは甘いし、支持率は低いし、考えなしのアホですが、これでもこの自由と混沌のゲヘナに君臨する万魔殿議長。普段迷惑をお掛けしてる風紀委員会の方々ならいざ知らず、どこの馬の骨ともわからない輩が知った風な口を利かないでもらいたいですね」
マコト(ん?フォローされるどころかさらに罵倒されてなかったか?)
KLJⅡ「すいません、この辺に羽沼マコトのような人が転がって来ませんでしたか? 銀髪で、目つきが悪く、無駄に背の高い……」
“それは、マコトなんじゃないの……?”
KLJⅡ「正直に言います。羽沼マコトが転がっていきました。坂道で不慣れな格闘パーツでツッコミをいれたのは反省しています」