キトカロスお仕事 二日目
「んくっ、んくっ……ぁ、飲みましたっ」
ごく、ごくと瓶に入った大量の薬を喉に流し込む。怪しげな色に警戒せざるを得ないも、借金を返さねばならないキトカロスは指示に従うほかない。
周囲の男達も、事務的で理知的な雰囲気の者が混じっている。まるで、科学者か観察員のような。
「ぅ……んっ!? おっぱい、熱いですっ……!」
薬を飲んで数分、違和感を感じたキトカロスは、ぎゅうと自身の乳を抑える。胸部の神経が活性化し、乳首に何かが昇ってくるようだ。
「おっぱいの中で、もえてるみたいでっ♡ どくどく脈打って……あぁあっ♡」
びゅるるっ、と白濁液がキトカロスの乳首から噴き出した。快感を伴う射乳に、キトカロスは眼をぱちくりと見開く。
「え……なんですか、これ……ぇ♡」
人魚であるキトカロスは母乳の存在など知らず、突然乳首から溢れ出した白濁液に混乱する。しかし、乳房を抑える腕は縛られ、頭の上で拘束される。
「こんな……ゃ、あっ♡ 」
吊り上がったキトカロスに、おわん型の機械がぷっくりと膨れた乳首に取り付けられる。心なしか乳房も大きくなったようで、たぷんと下品に揺れていた。
「恥ずかしい、ですっ……んぅうっ♡ やだっ、吸われて……あぁっ♡ これっ♡♡ おっぱいっ、えっちに搾られてますぅっ♡♡」
機械音が響き、搾乳器による吸引が始まった。キトカロスは未知の感覚にびくびくと震え、その快感に腰が抜けそうになる。
「ぁあ〜っ♡♡ そんなのだめですぅ♡♡ おっぱい吸っちゃ、んぅうぅ〜〜っ♡♡ ふゃっ、やぁあっ♡♡ きもちよくてぇ……出ちゃいますぅ♡♡」
足腰立たなくなったキトカロスはだらんと脱力し、前屈みの姿勢で宙吊りになる。しかし搾乳器の駆動は止まらず、どころか勢いを増しーー
「こんなの、んぅうっ♡♡ おっぱいから搾られるの♡♡ すごくっ、きもちよくてぇ♡♡ はじめてでぇ……ふゃあ゛あぁ〜〜〜〜……っ♡♡♡」
雌牛のように母乳を搾られ、キトカロスは絶頂してしまった。搾乳も、乳首だけでの絶頂も初めての経験で、キトカロスは淫らに叫ぶ姿を晒してしまう。しかしーー
「ゃ……あぁ゛あっ♡♡ とまって、とめてくださ、んぅうぅ゛っ♡♡ イったばかりですのにぃっ♡♡ やめ゛っ♡♡ やぁ゛っ♡♡ あ゛ーっ♡♡」
なおも無慈悲に機械は稼働する。母乳のサンプル採取、それだけを目的とする組織はキトカロスの事情など知ったことではない。
「あっ゛♡♡ だめぇっ♡ やめっ♡ やめて……ふ、ぇ? と、とまりました……?」
唐突に搾乳器は停止した。おわん型の搾乳器には母乳が溜まり、なおも乳頭からは白濁した液が漏れ出ている。
なぜ聞き届けてくれたのかと疑問の表情のキトカロス。すると、背後からは機械音が鳴り響き、謎の気配が近寄るのを臀部に感じーー
「ぇ……んふうっ゛♡♡ ぃ……お、しりっ……入ってます……っ♡♡」
極太のチューブが、キトカロスのアナルに挿入されていた。見れば、天井から伸びた半透明のチューブはキトカロスの尻穴に繋がり、毒々しい色の液体が流し込まれている光景だった。
「やだっ、こわいです……ぅう゛っ♡♡ いやっ、どろどろしたのが、流しこまれて……♡」
異物感と共に、ぐりぐりとチューブは腸内へ侵入する。怯えるキトカロスを意に介せず、チューブは先端を開いて液体を流し込んだ。
「やだっ、へんなのが……ひうっ♡♡ ぅ、あ゛〜〜〜〜っ♡♡ おっぱい、また……っ♡♡」
胸に取り付いていた搾乳器も、再び稼働した。尻に流し込まれているのは栄養剤、母乳の出を促進しつつ肉体に必要な栄養素を投入するための薬品だ。
「やっ゛♡♡ おっぱいみるくっ♡♡ たくさんでちゃ、んうぅ♡♡ あっ♡♡ やーっ♡♡ ぁ゛ああっ♡♡」
腸内にどろりとした液体の冷たさを感じつつ、より一層勢いを増して噴き出る母乳に、キトカロスはびくんびくんと身体を跳ねさせーー
「ぁ……うぅ゛あ゛ぁ〜〜〜〜〜〜……っっ♡♡♡♡」
再び搾乳による快楽に達してしまった。母乳と共に理性も吸われて出ていってしまうような絶頂に、キトカロスは未知の感覚を覚えてしまう。
「ゃ゛っ♡♡ もう……っ♡♡ もうだめで、ぁあっ♡♡ もう、やめ…………♡♡♡」
快楽に堕ちそうになってしまうキトカロスを歯牙にもかけず、搾乳は続くのだった。