「ガンギマリ小学生、とにかく死にまくる」

「ガンギマリ小学生、とにかく死にまくる」




ネバーランドがガンギマリ過ぎる


このお姉さんホイホイな外見の美少女は「ネバーランド」と言い、「安価ダイスで魔法少女が戦う」シリーズに登場する魔法少女になります。


このシリーズの魔法少女はとにかくヤバい人間が多く、その中でも特に様子がおかしい魔法少女がこのネバーランドになります。


ネバーランドは一見すると誰もが振り返る美少女ですか、実は元年齢50代のおっさんであり、これは皆さんご存知、感情を失ったロリコンおじさん「レイ」と同じような経歴を持ちます。

しかしながらその過去は悲惨であり、娘を魔法少女抗争で失って精神を病み、抗争の運営を粉砕すべく娘のステッキを持って立ち上がった、悲劇の人物でもあります。


そんなネバーランドの魔法は、「自らの血の一滴、肉の一欠片から衣服や所持品も含めた自分の分身を作り出す」というものであり、無尽蔵に分身を生み出して物量で戦いを有利に進める事が出来ます。

また、思考を分身と本体が共有できる事を活かし、分身同士で連携して戦う事もできます。

さらに、元50代という人生経験を活かし、無鉄砲な少女の集まりである魔法少女達を冷静に導く優秀なリーダーシップを誇ります。


このように、優れた魔法と人格で戦いに挑むネバーランドですが、至極真っ当な事が起きてしまいます。


それは、「 勝 て る わ け が な い 」という事です。

確かにネバーランドは分身が出来、物量で攻める事が出来ますが、その程度の魔法でこの気の狂った戦いを生き残れるわけがありません。

頭のイカれた覇王「ネロ」や国を呪いで丸呑みにするイカれた大怪獣「大怨霊」の前にしゃしゃり出てしまったネバーランドは、須くボコボコにされ、無念の死を遂げます。

さらに、物量で攻めるという戦法も、本当に精神がイカれた異常者「セイヴァー」の生み出す異形軍団の前では無意味と化し、そのまま分身達を粉砕されます。


しかし、娘の仇を取るためにネバーランドは決して諦めません。冷静に仲間を導くリーダー魔法少女から、仲間の肉壁として死にまくるやけくその魔法少女と化し、最期の最期まで抵抗を続けます。


そんなイカれたガンギマリ精神を持つネバーランドですが、この戦いには彼女とは真逆に、しかし彼女よりぶっちぎりにイカれた精神を持つバケモノが存在します。


それは、奇跡のアホ「ガイア」です。


こいつは抗争の参加者のくせにやたら他人優しく、どんな人間にもアホみたいにフレンドリーに接します。

さらに意味不明な事に身長が198cmもあり、参加者の中でダントツのケツとタッパを誇る、最大の魔法少女でもあります。

また使える魔法も凄まじく、あらゆる物を土塊に変換する光線を意のままに放つ恐るべき能力も兼ね備えています。


このように冗談みたいなデカい身体と最強の魔法を手に入れたガイアですが、彼女は大切な物を持っていませんでした。


それは、「 知 能 」です。

ガイアは桁違いにデカいケツとタッパの代償か、知能がバチクソに終わっています。

抗争に参加しながら、自分が見る全ての異常事態を「映画の撮影」だと思い込み、呑気にスキップしながら街を練り歩きます。人が血飛沫と化して死ぬ様子を見てもそれは変わりません。


このように気の狂った頭の悪さとポジティブ精神によって、まともな倫理観を持つにも関わらず、人を爆殺するイカれたガキ「ネロ」をただの小学生だと思い込み、何の疑いもなく雛鳥のようについて回るという、頭のおかしい行動を取ってしまいます。

これこそが、自分で考える事を忘れてしまった魔法少女の末路です。


ネバーランドのイカれた精神など、ガイアのイカれ具合と比べれば可愛いものです。

それが、色々とまだマシだった魔法少女、ネバーランドです。


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