ガレオット
【元ネタ】アーサー王伝説
【クラス】ランサー
【真 名】ガレオット
【性 別】男
【身長・体重】253cm・233kg
【外 見】ランスロットを模した格好の長身の騎士
【属 性】混沌・中立・地
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:D 魔力:C 幸運:E 宝具:C
【クラス別スキル】
対魔力:B
Bランクでは、魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
ランサーは親が巨人であるとされ、高いランクでこのスキルを保有している。
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる。
彼は「遠い島々」と呼ばれる土地の野心的な領主として君臨し、非常に高い評判を得ていた。
軍略:B
多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。
30の土地を征服し、アーサー王の軍隊と戦った際も終始優勢を保ち続けた軍団指揮能力。
一意専心(愛):A
精神の絶対性。不屈の意志の源泉。
ランサーはランスロットに対して揺るぐことの無い愛を捧げている。
——例え、その想いが決して届かず、その愛が自分以外に向けられていようとも。
邪恋の仲介者:C
ランサーはランスロットの幸福の為に、彼とギネヴィアとの恋を仲立ちし、その関係性を援助した。
そのためダンテの『神曲』やボッカッチョの『デカメロン』では、その名が恋の仲立ちを行う者の比喩として扱われている。
また、スペインにおけるポン引きの古風な表現。
後世に伝わる風聞から得た一種の人間観察スキル。
【宝具】
『全ては彼の幸福の為に(アイ・ラブ・ユー、ランスロット)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
夜中にランスロットの下にこっそり忍び込んで添い寝を行い、彼の為ならば勝てる筈の戦争さえ放棄した程の深い情愛。
ランスロットもまた、ガレオットを無二の親友として扱い、自らの死に際してガレオットの墓の隣に自らを埋葬し、死後の眠りを共に過ごすことを選択する程の友情を感じていた。
ランスロットへの愛によって彼の力を一部借り受ける。
ステータス、スキルに補正。
【解説・人物像】
サー・ガレオット。(イタリア語表記。英語ではガラホート)
ランスロ=聖杯サイクル等の初期のランスロット伝説に登場する騎士。
巨人とのハーフであり、その身長は騎士たちの中で最も高かったとされる。
「遠い島々」と呼ばれる場所の王であり、各地を征服する中でアーサー王と衝突、戦争となるが、彼はアーサー王の軍団に対して絶えず優勢を保ち、アーサーは謎の騎士(ランスロット)が戦列に加わるまで敗北の危機から脱することが出来なかった。
ガレオットは「お前は弱いから勝っても名誉にならない。一年間猶予をやる」と舐めプを行い、休戦。
その後再開された戦いでもアーサー王の軍隊を敗北の危機に追い込むが、またしても窮地に謎の黒騎士が現れ、アーサー王は敗北を回避した。
ガレオットはこの騎士の存在に大変に感銘を受け、戦いを放棄、アーサー王の宮廷に降る。
尚、その交渉の際に眠っているランスロットの横に忍び込み、添い寝するという奇行を行う。
ランスロットの同僚となると、ガレオットはランスロットとギネヴィアの出会いをセッティングする、王妃にランスロットの存在をアピールする等、両者の恋が成就するように奔走。
偽のギネヴィアが現れ、媚薬によって籠絡されたアーサーが本物のギネヴィアを詐欺師扱いし処刑しようとした際には、ランスロットと共に彼女を助け、自らの領地に二人を匿った。
ある日ランスロットが行方不明になり、捜索も無駄に終わると、ランスロットは死んでしまったと思い込み、ショックの余り死亡する。
後にランスロットが死亡した際には、彼はガレオットの隣に埋葬される事となる。
学者によっては、彼の行動は騎士道的な友情以上の、同性愛的なものとして解釈されることも。