ガランティス
【原典】ギリシャ神話
【CLASS】サーヴァント
【マスター】
【真名】ガランティス
【異名・別名・表記揺れ】Galanthis、ガリンティアース、Galinthiās
【性別】女性
【身長・体重】170cm・57kg
【肌色】白【髪色】金【瞳色】橙
【スリーサイズ】93/57/94
【外見・容姿】長い金髪にオレンジ色の眼をした気風の良い女性。戦闘時には獣化し、イタチの耳が生える
【地域】古代ギリシャ
【年代】神代
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・猛獣
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:B 魔力:D+ 幸運:D+ 宝具:A+
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【クラス別スキル】
従者:B+
一般的な召使いに求められる家事、掃除、炊事、洗濯、助産、忠節などの技能をBランク相当の練度で発揮できる。
庶民の出ながらも甲斐甲斐しく指図をこなし、忠義深い侍女であったガランティスの従者としての能力は非常に高い。
【保有スキル】
窮地の智慧:B+
危機的な局面に於いて優先的に幸運を呼び込む能力。
従者(サーヴァント)というエクストラクラスの特殊性により、自分のマスターに何らかの危機が訪れた時にこそ真の力を発揮する。
神々の計画を推理し、これを見抜き、打開する為の一手を打つ事すら可能な、天性の知性と度胸。
聖なる鼬鼠:A
出産の女神エイレイテュイアを騙し、笑ったガランティスは横柄な態度の罰として鼬鼠(イタチ)に姿を変えられたが、それを憐れんだ女神ヘカテはイタチを召使いの聖獣としたという。
古代ギリシアでは、イタチは有益なものであれ、悪意あるものであれ、魔術的な力を持つと考えられていた。
魔術の女神ヘカテに仕えし聖獣であるガランティスは彼女の直接魔術指導を受けた魔女たちには劣るものの、優れた魔術を行使し、変身能力を駆使し獣化深度を切り替えるなどして、戦闘に役立てている。
英雄神の恩寵:B
ガランティスの助力により無事に産まれ落ちたかの"大英雄"は、成長するとガランティスの為に聖域を築き、生贄を捧げた。
テーベではガランティスを祀る習慣が後世まで続いたという。
死後、神の座に至った大英雄█████から恩寵を受けている。
近接ステータスの向上に加え、心眼(偽)、勇猛、戦闘続行などのスキルの修得という形で、一時的に英雄神の力を借り受ける事ができる。
【宝具】
ランク:C+ 種別:対神宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:100人
最高神ゼウスの子を孕んだアルクメネは陣痛に苦しみ、産婦の女神エイレイテュイア(ローマ神話ではルキナ)に助けを願った。
しかし、予め嫉妬深き神妃ヘラに命じられていたエイレイテュイアは戸口の前の祭壇に現れるとお産を助けるどころか、手を合わせて呪文を唱え始め、分娩を止めて子供が産まれるのを妨害した。
しかし、ガランティスはエイレイテュイアに気付き、この状況がヘラの奸計であると推理した。
そこで一計を案じ、ガランティスはエイレイテュイアにこう声をかけた。
エイレイテュイアは吃驚し、合わせていた手を解いて飛び上がった。
こうして呪縛が解けたアルクメネは重荷の苦しみから解放され、無事に出産することができたのだ。
最高神の意思(コマンド)を偽装し、それを他の神性に伝達(インプット)する事で加護、祝福、権能に不具合(エラー)を発生させる。混乱・驚愕といった精神異常を付与する効果もある。
例えば「権能を用いて豪雨を発生させている神」に対してこの宝具を使い「最高神ゼウスのご意志により、雨は降り止んだ!」という偽装した内容を伝達する事で、神理(システム)に矛盾が生じ、雨を降らせる権能を一時停止させる事が出来る。
例えるならば、とある僧兵の英雄が保有する"白紙の勧進帳"の対神性特化版。
例えその事実を信じなくとも、最高神ゼウスの神威により影響を与えることを可能とする。
なお、ギリシャ神話以外の神性相手にも効果があるが、影響力は落ちる。
権能に干渉し、これを無効化及び自陣へと有利な方向へ歪曲させる事も可能な宝具であるが、効果時間は短く、対象とする相手の神格が高ければ高いほど成功率は下がり、十二神クラスになると基本的に成功しない。
また、この宝具を不正認証鍵(アクセスキー)とする事で神代ギリシャ魔術の威力を飛躍的に向上させる事も可能。
(本来、この手の特権領域への不正アクセスは多大な負荷や代償を必要とするものだが、ガランティスの場合は魔力消費こそ多いものの、特筆した負荷は見受けられない。...神妃ヘラの嫉妬故の蛮行に巻き込まれたガランティスに対する、最高神ゼウスの迷惑料代わりの不正黙認と推測されているが、詳細は不明。)
ランク:A+ 種別:対城/対軍宝具 レンジ:1~90 最大捕捉:1~100人
大英雄ヘラクレス。時に世界観(テクスチャ)を超え剛力無双の代名詞とされた大いなる英傑の誕生、それが世界へと与えた衝撃を破壊力へと換算し、渾身の一撃として現世へと出力する。
真名解放の際に打撃、射撃、剣閃など多種多様な攻撃形式を選択可能だが、この宝具による攻撃は「産まれたて」であるが故、そこにヘラクレスの意志や技量は介在しない。
しかし、かの大英雄に誕生前から運命付けられたものとして、猛獣、魔性、巨人に対する特攻効果を持つ。
【Weapon】
『爪と牙』
【解説】
ガランティス。ギリシャ神話に登場する女性。
テーバイ人プロイトス(同名のティーリュンス王とは別人)の娘。
彼女はミュケナイ王エレクトリュオンとアナクソーの娘アルクメネに仕えた侍女であり、友人でもあった。
庶民の出ながらも良く仕事をこなし、忠義深いガランティスはアルクメネと良好な主従関係を築いていた。
ある日、ガランティスは陣痛に苦しむアルクメネの出産を手伝っていたが、アルクメネはあまりに大きな子供を産むのに苦労していた。
実はこの時、アルクメネは最高神ゼウスの子を身籠っており、しかもタイミングが悪いことにゼウスは次に生まれてくる英雄ペルセウスの子孫を次のミュケナイの王にすると神々に宣言していた為、嫉妬した神妃ヘラは出産の女神エイレイテュイアを説得し、アルクメネの出産を押し留め、先にステネロスとニーキッペーの子エウリュステウスが先に生まれるようにした。
その為、アルクメネは強大な力を持つゼウスの子を腹に抱えたまま余計に苦しむこととなってしまったのだ。
陣痛に七日七夜も苦しみ続けたアルクメネの助けを呼ぶ声に応じて、エイレイテュイア(運命の女神モイラたちも一緒に現れたとも)は戸棚の祭壇に姿を現したものの、事前にヘラに言いくるめられていたので、手を組み合わせ、呪文を唱えて分娩を止め、子が産まれるのを妨害した。
アルクメネを助けるために頻りに部屋に出入りしていたガランティスは女神たちの存在に気付き、この状況が嫉妬深き神妃ヘラの計画であると推理した。
そこで、ガランティスは一計を案じ、女神たちに「ゼウスのご意思により、アルクメネは無事に出産した」と嘘を告げた。
女神たちは驚愕し、手を振り解いて飛び上がった。混乱した女神たちは逆にアルクメネの出産を促進させたとも。
こうしてアルクメネは荷重の呪縛から解放され、本当に無事出産することが出来た。
この時に産まれたゼウスの血を引いた子供こそがアルケイデス...後のヘラクレスである。
まんまと女神たちを騙したガランティスはしてやったりと笑い声を上げ、エイレイテュイアを嘲笑った。
厳酷な女神は、ガランティスの髪の毛を摑んで引き倒し、地面から身体を起こそうとする彼女を押さえつけて、罰としてイタチの姿へと変えてしまったという。
イタチに変わってしまってもガランティスの活発さと金色の毛の色は残っており、変身後もアルクメネと暮らし続け、これがきっかけでイタチが家畜として飼われるようになったと言われている。
また、女神ヘカテは彼女を憐れみ、イタチを自分の聖獣とし、ガランティスを自らの侍女としたとも。
その後、ヘラクレスは成長すると、ガランティスの聖域を築き、彼女に生贄を捧げた。
テーベでガランティスを祀る習慣は後世まで続いたといわれている。
【人物・性格】
外交的、陽気、能動的。
明るく活発な、気風の良い姉御肌。面倒見がよく、小さな子供を見かけるとつい世話を焼きたくなるタイプ。
召使いにしてはやや気安い態度だが、場の空気を読む洞察力と、甲斐甲斐しい忠誠心を持ち合わせているため、主人の心象を害することはまずない。
主人(マスター)の命には忠実であり、意見を挟む事こそあるが、どの様な指図もテキパキとこなしていく。
従者(サーヴァント)という本来であれば明らかに戦闘向きではないクラスでありながら、英雄神ヘラクレスの恩寵と魔術の女神ヘカテの元で学んだ魔術により高い戦闘能力を発揮する。クラス詐欺。
イメージカラー:鮮やかで溌剌としたオレンジ
特技:家事全般、特に助産師としての腕はピカイチ
好きなもの:無事な出産、甘い木の実
嫌いなもの:難産、嫉妬深い人
天敵:タチの悪い女神たち
願い:特になし、強いて言えば出来るだけ多くの母親と産まれてくる子供たちの幸福
【一人称】あたし
【二人称】〇〇様、〇〇くん、〇〇ちゃん、呼び捨て
【三人称】〇〇様、〇〇くん、〇〇ちゃん、呼び捨て