カプット・ハタスペーシェ
〈名前〉カプット・ハタスペーシェ
〈種族〉人間
〈所属〉劇団パラノイア 66代目団長
〈好きなもの〉自分、権力、金
〈嫌いなもの〉自分のやり方に文句を付ける奴
〈趣味〉金稼ぎの為の投資、権力者とのコネ作り目的のパーティ
〈その他〉前団長並びに次期団長候補が不慮の事故で亡くなった結果、繰り上がりで団長になった男。性格が悪く皮肉屋で良く他人を見下している。
団長になった経緯も含め御世辞にも作劇の才能があったとは言えず、作り出す劇も平凡な物ばかり。性格に加えて団長になった経緯、そこに凡庸な作劇。そんな要素が組み合わさり、コアなパラノイアファンやパラノイアの団員には蛇蝎の如く嫌われていた。
そんな嫌われ者の団長だったがこと売り上げの一点に限り凄まじい程の成果を上げており、後世のパラノイアにも大きな影響を与えている。
劇を魔法により録画、幻影を投影しそれを再生する事で人件費などに掛かるコストをカット。空いた分のコストで次から次へと劇を量産。キャッチーなポスターによる宣伝でより幅広い観客を集め。オマケに多種多様なグッズも販売。権力者に媚び諂ってコネを作る事で更に宣伝を効果的に。
作劇の腕はさておき金稼ぎの才能は本物であったらしく、その収入は天井知らず。劇の評価は余り高く無いにも関わらず、総合的な収入は歴代団長の中でも上から数えた方が速いと言う不可思議な現象が起こっており、それが原因となってコアなファンや団員からは尚更嫌われている。本人の数多くの問題発言により一部一般層にすら嫌われていたりも……
そもそもからして劇を金稼ぎと成り上がる為の手段として見ている節があり、歴代団長間ですら嫌われている……が、他大陸/他国家への劇団パラノイアの劇の輸出や投資による潤沢な資金調達のシステムなど功績も数多くある為、辛うじて劇団パラノイアの団長として認められているのが現状である。
団長になった経緯が経緯な為「アイツがやったんじゃ無いか?」などと疑われているが、どうやら団長になったのは本当に事故らしく、本人は単純に「丁度良かったから利用しただけ」らしい