カグツチ

カグツチ


【元ネタ】古事記

【クラス】セイバー

【真 名】カグツチ


【性 別】男


【身長・体重】第一再臨112cm・20.5kg/第二再臨183cm・85kg

【外 見】身体中が燃え盛る首が切れた包帯ぐるぐる巻きの少年/青年

【属 性】中立・悪・天


【ステータス】筋力:A+ 耐久:C 敏捷:A 魔力:EX 幸運:E 宝具: A+


【クラス別スキル】

対魔力:A

魔術に対する抵抗力。最高ランクの『対魔力』スキルを有する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつける事は出来ない。

騎乗:B

大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせる。

【固有スキル】

母殺し:EX

母を名乗る者、母と慕われる者、母となった者等々母親への特効スキル。

胎に居た時より母イザナミを焼き続け、遂には殺してしまったカグツチの生を象徴するもの。

神性特効:A+

カグツチは日本神話において国産み、神産みをなしたイザナミを殺した。神性を持つ者を殺せる。

炎神の神核:B

『神性』を含む複合スキル。カグツチは炎神そのものであるが、死んだ際に血肉と共に鍛治神、竜神、武神、山神等々十六柱に神性が分割されたため、大きくランクを落としている。


【宝具】

『炎纏・天之尾羽張(ほむらまとい・あめのおはばり)』

ランク:EX 種別:対城宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:600人

生前の死因である十拳剣、天之尾羽張を真名解放し自分の炎を纏わせ斬りつけ焼き払う。

天之尾羽張も神霊ではあるが、サーヴァントとして現界するにあたり剣の宝具として内包された。

神を殺した剣であるため、カグツチの神性特効とは別個で神性への特効が付与される。

炎とは別に、なぜか雷撃が放たれることがある。


【解説・人物像】

イザナミとイザナギの間に生まれた火の神にして、イザナミの死因となってしまった張本人。

カグツチ自身もそのことは気に病んでおり、父に首を斬られ黄泉国に逝っても部屋の隅で暴れ、泣き、考え、病み、燃やし、また泣きを繰り返していた。カグツチは「自分なんて生まれなければよかった、全部自分のせいだ」と自暴自棄かつ悲観的になってしまう。

サーヴァントとして現界する頃には、炎は明るく熱いのに態度は暗く冷たいような状態になっており、マスターの指示には従うものの、必要な時以外は隅に寝転がって胎児の姿勢で何も考えずぼーっとしている。


父は吾のことが好きではないし、兄姉や弟妹達もどう思っているのかわからない。母も自分を殺した相手を憎んでいるのではないかと不安になる。自分の血肉から生まれた子らは顔も知らない。

カグツチは、他者の感情に酷く怯えている。

悪いのは自分と思っておけばとりあえず楽ちんで、その悪い自分が何もしなければ家族は何も言わない。だから今日も部屋の隅で小さくなり、何も考えずぼーっとする。

ただ言われた通りに過ごして、波風立てずにいよう。でも、黄泉比良坂の岩まで散歩するのは好きだ。最近知らない弟が居座って騒いでいるけども。


好きなものは家族、嫌いなものは自分。

聖杯にかけるような願いはあるが、それは叶うことが許されない。ただ、現世がどんなものか興味はある。


カルデアの隅で眠っていると、時折かすかに父上の匂いと母上の匂いがする。

妹?弟?生きてた時の兄弟姉妹は全部覚えているけど、この匂いは知らない。

でも会うとお互い良くないだろうな。話したことも会ったこともない奴が、自分みたいな奴が兄だなんて。

それに父上の子なら、会わない方が賢明だ。父上は吾のことが嫌いだから。

母上の子なら? ………どうだろう。けれども火(吾)は恐ろしいものなのだから、やはり会わない方がいい。きっとそう。きっと。

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