オリ呪霊くん設定

オリ呪霊くん設定


エイリアン呪霊。またの名を映画館ニート呪霊


言語及び独自術式を持つため一級下位相当


元は『未知への恐怖』から産まれたが、その時はまだ呪霊にも満たない残穢だった。映画を見る人が大幅に増えた高度経済成長期以降、「フィクションホラー」への恐怖も増え、それを吸収した結果正式に呪霊として完成した。そのため今年で年齢としては60歳ほどである。


ホラー由来なため姿は色々取れるが、自分を決定づけたエイリアン映画をリスペクトした容姿に落ち着いている。

見た目はキメラじみておりキモい。

大きなカマキリのような頭、タコのような腕、爬虫類のような胴体にバッタのような脚が6本、背中にはヒレのようなもの。眼球は2個単眼、2個複眼である。


多少ノイズが混じったりアクセントがおかしいが人語を理解し、話すことが可能。翻訳作品も色々鑑賞しているため呪霊のくせしてかなりの多言語に対応済みである。


普段は人間の恐怖がよく集まる映画館の座席で寛いでいる。客の持ち込んだポップコーンやコーラを失敬している迷惑な奴。本人曰く「こコにいるだケデ美味シい負の感情とオやツヲタダで食える。気温もチょうどいいシ、マジ最高」。

長年人の食べ物を食した結果、人の感情の他にも食物から呪力を得ることができるよう適応した。


最近の趣味は明るい映画。恐怖とは真逆の思念が漏れてくるため本来は呪霊にとって猛毒である。彼は敢えて自分を正のエネルギーの中にに身を置き、その後でホラー映画を楽しむことでサウナのようなことをしている。死ぬほど暇だからである。


【影造術式】

影を利用し具現化する術式。暗いところでは出力が1.5倍になる。具現化する物体は有名であるほど強度が増す。普段は影の空間にストックしており、破壊されるなどして減った場合に継ぎ足している。


1.UFO

見覚えしかない円盤を生成する。一度に作る数とその性能はトレードオフ。大量に作るときは群れての妨害役、少数精鋭ならステルスや怪光線などを駆使し火力役に回る。ピンチのときはこれに乗って逃げる。無駄に動きが早く、物理的に不可能な挙動さえも可能とする。

注目を自然と集めるため、意識を無自覚で逸らされるという副次作用もある。


2.ゾンビ

動く死体の軍団。指示された目標を食らわんと向かっていく。

噛まれた術師は継続的な呪いに蝕まれる。死にはしないが蚊に刺されたかのような鬱陶しい痛みにより意識を阻害される。

また呪霊が噛まれた場合、2級下位以下の呪霊はゾンビ化し傀儡に成り下がることがある。ストックの10%ほどは呪霊である。

携帯のバッテリーのように核がそれぞれ与えられており、呪力を各自で補給したり、エイリアン呪霊から受け取ることで活動が可能。激しい戦闘を避けた場合、1週間ほど補給無しで稼働できる。


3.名状しがたい粘液

名の通り、正体不明の粘液。特定の形は持たず、常にブヨブヨと蠢いている。様々な形に姿を変えることができ、人に化けさせてお使いに使うこともある。動きは鈍いが、一度捕まるとそのまま取り込まれて吸収されてしまう。極めてタフであり、ちぎれてもくっつけば再生する。

過去に断片を持ち帰って観察した呪詛師集団がいたが、もれなく翌日発狂し、全員死亡したという。手記には「天空を赤黒い十字架が引き裂き、泡立つ羽を持つ魚の群れが水平線を泳いでいる」という奇怪な記述が残っている。

視界に入れてしまうとsan値のチェックが継続的に行われ、失敗するとズルズルと精神が壊される。

一体構築するだけでもかなり労力がかかるが、性能は折り紙付き。エイリアン呪霊の直属として10体が常にすぐ側で控えている。




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