オリジナルサーヴァント(第四次中聖杯)
【元ネタ】史実
【クラス】ランサー
【真 名】母里友信
【性 別】女
【身長・体重】173cm・58kg
【外 見】元スレではイメージとして星噛絶奈(原作:紅)のAA画像を使用
【属 性】中庸・中立
【ステータス】筋力:B 耐久:C+ 敏捷:C 魔力:E+ 幸運:D 宝具:C
【スキル】
・勇猛:C
ランサーは軍の両翼の大将を務める等、勇将としてその名を知られていた。
・剛力:C
人間版怪力スキル。
・酒豪:B
鱶(フカ)、蟒蛇(うわばみ)とも。
本来人間にとって毒物であるアルコールを大量に取り入れても酔わない体質。一種の対毒スキル。
宝具
『呑取日本号』
ランク:C 種別:対人宝具 最大補足:1〜5人
日本三大名槍が一つ、『日本号』。
元は福島正則が所持していたものを、ランサーが酒の誘いを敢えて受け、その対価としてチョッパった。
その逸話から福島正則同様、正規の使い手としてこの槍を使用することが可能。
【キャラクター解説】
安土桃山時代から江戸時代初期にかけての武将、黒田氏の家臣。
槍術に優れた剛力の勇将として知られ、黒田軍の先手両翼の大将を務め重用された。
こと酒豪として有名であり福島正則の元へ赴いた際の日本号を巡る逸話では、酒を無理に進める余り無礼を働いた福島に対し堂々とやり返す母里の痛快さが「黒田節」として面白おかしく伝聞されている。
聖杯戦争におけるランサーはあっけらかんとした性格の女性。逸話通り桁外れの酒豪であり底なしの瓶が如く際限なく呑んでしまうほど。
主君の意思には基本的に従う性分であり、命令とあれば躊躇なく殺しも請け負う仕事人。ステータスも基本的に平均的でありそつがなくコンスタントに扱えるサーヴァントである。
聖杯への願いは「受肉して現代の酒を呑み喰らうこと」。
【元ネタ】史実
【クラス】セイバー
【真 名】フィオレ・ディ・リベリ
【性 別】男
【身長・体重】185cm・78kg
【外 見】元スレではイメージとしてジャン・ピエール・ポルナレフ(原作:ジョジョの奇妙な冒険)のAA画像を使用
【属 性】善・中立
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B+ 魔力:E 幸運:D+ 宝具:C
【スキル】
・剣術:A
日本刀、サーベル等といった刀剣を振るう戦闘技術。
セイバーは指南書を執筆出来るほど技術と造詣があり、祖国では最古の武術指南書とされている。
・調停:C
暴力を伴わず、論理と舌鋒で争いを諌める能力。
・心眼(真):C
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。
宝具
『戦の華(フロス・デュエラトールム)』
ランク:C 種別:対人宝具 最大補足:1人
セイバーが執筆した武術指南書の題名。
短剣、槍、ハルバード、騎馬戦闘、果ては徒手での戦闘技術を纏め上げたものであり、書を書き上げたセイバーはその全てを扱えるに等しい才覚を備えている。
【キャラクター解説】
フィオレ・ディ・リベリ。イタリアの下級貴族、あるいは帝国自由騎士の新興階級出身。
生まれながらに武道に興味があり、幼い頃から訓練を始め、最終的には神聖ローマ帝国のイタリアとドイツの両方から来た無数の達人に師事。イタリアでは最古の武術指南書となる「戦の華」を書き上げた。これ以外にも治安判事、平和担当官、大評議会の代理人としてさまざまに働いた記録もあり、幅広い活躍をしていた。
セイバー本人は騎士道を尊ぶ伊達男。特に女性には花を扱うが如く優しく接し、ついでにナンパする。一対一の決闘を好むが、必要とあらば策を弄することも厭わない剣士にして戦士。人道に背く真似でもしない限りは忠実に従ってくれるだろう。
最優のクラスであるセイバーとして召喚されたため、そのステータスは非常に優秀である。
聖杯にかける願いは受肉、あるいは『自身の著書がより有名になること』。
【元ネタ】口頭伝承
【クラス】アーチャー
【真 名】アマル・ゴドマット
【性 別】男
【身長・体重】163cm・52kg
【外 見】元スレではイメージとして杣口 鵜平(原作:邪眼は月輪に飛ぶ)のAA画像を使用
【属 性】善・秩序
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:D 魔力:C+ 幸運:C 宝具:B
【スキル】
・狙撃:C
銃、弓などによる長距離射撃技術。今次のアーチャーは弓を使用する。
・対魔力:D
アーチャーとしてのクラススキル。
・気配遮断:C+
アーチャーは老兵、更に盲目の身でありながら王への弓射を成し遂げた。
射撃の腕もあるが、気配を悟らせずに接近した技量はアサシンクラスにも匹敵する。
宝具
『ガンガラの毒矢』
ランク:B 種別:対人宝具 最大補足:1人
アーチャーは身体能力では目の効かない、老いさばらえた存在に過ぎない。
だがしかし、その弓の腕は侮るべきものではないことは王を毒矢で仕留めたことからも明白である。
そしてその毒もまた、一射にて王を鏖す程の強力なものであった。
サーヴァントに命中した場合、一定期間魔力が流出し続ける状態となる。
【キャラクター解説】
アマル・ゴドマット。
モーリタニアの口頭伝承に伝わる弓使いで、ガンガラ族の族長であった。
盲目の年老いた状態でありながらも峠で隠れ潜みながら敵軍の王を待ち伏せ、その毒矢で以て王を射殺してみせたという。
この逸話によるものかは定かではないが、基本的に「全盛期の姿」が召喚される聖杯戦争において老いさばらえた姿で召喚される特異な英霊。その肉体的ハンデに加えて盲目ということもあり、近接戦闘では不利になりやすいもののその真価は遠距離からの狙撃。老体も視力の失われた眼もまるで意に介さず、敵の意識外から必殺の一射を放つ。
アーチャー本人は砕けた性格で相手を気安く呼んだりと飄々としており、また達観もしている。それ故か聖杯戦争そのものを「ロスタイム」として認識しており、基本的に楽しむ方向で行動している。願いについても特にない。
【元ネタ】口頭伝承
【クラス】ライダー
【真 名】グエン・トーン
【性 別】男
【身長・体重】176cm・67kg
【外 見】元スレではイメージとしてプロテクトギア(原作:ケルベロス・サーガ)のAA画像を使用
【属 性】中庸・秩序
【ステータス】筋力:C 耐久:E 敏捷:A 魔力:D+ 幸運:E+ 宝具:B
【スキル】
・騎乗:C
ライダーとしてのクラススキル。
魔獣なども乗りこなせるランクであるが、ライダーのスキルは機械系統の乗り物に対して特化している。
・複合英霊:B
複数の人物、存在によって形成された、珍しいタイプのサーヴァント。
・ドッグファイト:C
戦闘機による空中戦闘、機動技能。
宝具
『幻の撃墜王(トゥームファイター)』
ランク:B 種別:対人宝具 最大補足:1〜70人
所属番号3020番のMiG-17戦闘機と所属番号4326番のMiG-21戦闘機に搭乗していたというライダー……その正体は、複数のパイロットとアメリカ側の錯覚と誤解によって生まれた、現実には存在しない架空の撃墜王である。宝具を使用した場合MiG戦闘機が召喚。自身の全ステータスにプラス補正がかかる。
【キャラクター解説】
グエン・トーン。ベトナム戦時下における米軍の誤解から生じた幻の撃墜王。一機につき専属のパイロットが付いているアメリカとは異なり当時のベトナムは資源不足につき同一の戦闘機を多くのパイロットが共用していた。これによりアメリカ側は常に1人のパイロットが操縦していると錯覚したことが『グエン・トーン』を生むことに繋がったのである。
聖杯戦争におけるライダーはマスターに忠実なサーヴァント。命令とあらば虐殺も厭わず、任務には忠実な一兵士として振る舞う。裏切られる可能性は低いが私語も少ないためその点では絆を深め辛い英霊と言える。聖杯への願いは『自身を構成するパイロット達の功績を世間に広く認知させること』。幻は幻、現実は現実のものとして知られるべきものとして、ライダーは認識している。
【元ネタ】史実
【クラス】キャスター
【真 名】カレル・チャペック
【性 別】男
【属 性】善・秩序
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:B 幸運:D 宝具:A
【スキル】
・人間観察:B
人々を観察し、理解する技術。
ただ観察するだけではなく、名前も知らない人々の生活、好み、人生までを想定し、これを忘れない記憶力が重要。
キャスターは自ら深い共感を寄せていた「平凡な人間」をその諸作品の主人公とし、多くの作品を世に送り出した。
・道具作成:D+
キャスターのクラスによる礼装作成スキル。
・陣地作成:E-
庭園いじる位しか出来ない。
宝具
『R.U.R.』
ランク:A 種別:対軍宝具 最大補足:1〜100人
キャスターは同名の戯曲にて「ロボット」の概念を誕生させ、世界に広げることとなった。
この宝具で顕現するロボットは現代での知名度故に強力だが、無辜の人々が思い描くロボット─────即ち、鉄と機械で構成された人形としての姿となるため、キャスターはこの宝具に不満を抱えている。一チャージ毎に顕現するロボットのステータスは上昇し、最大で全ステータスがBランク以上になる。
【キャラクター解説】
チェコの小説家にして劇作家、カレル・チャペック。チェコスロバキアで最も人気のあった国民的作家であり、1920年、プラハのヴィノフラディ劇場の演劇人としても活動していたチャペックは『R.U.R.』を書き上げる。
この作品にて「ロボット」という単語が誕生した。現代に至るまでのロボットという概念は彼の作品なくしては存在しなかったとも言えよう。
聖杯戦争におけるキャスターは生きた時代が現代に近い英霊ということもあり価値観の相違が少なくコミュニケーションの取りやすい英霊。常識的でありマスターが善性であるなら良好な関係が築けるだろう。
聖杯にかける願いは『本来のロボットについての認識を広めること』。『R.U.R.』におけるロボットは人造人間的な存在であり、現代のようなロボットの姿はキャスター自身が想定していたようなものではない。変遷についてはとやかくは言わないが、せめて原初のロボットについても知ってもらいたいという思いである。
【元ネタ】史実
【クラス】アサシン
【真 名】ルクレツィア・ボルジア
【性 別】女
【身長・体重】154cm・48kg
【外 見】元スレではイメージとしてシャルロット・デュノア(原作:インフィニット・ストラトス)のAA画像を使用
【属 性】悪・中立
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:D+ 魔力:C+ 幸運:C 宝具:B
【スキル】
・フェロモン:B
男女の関係なく警戒心を溶かし、会話のアプローチさえ間違えなければ最深部の情報まで手に入れる才能。
・ファム・ファタール:B
美貌と色香で男を惑わせる女の魔性。
自身のアライメントを「善・秩序」に偽装する。
・単独行動:C
供給ラインが断絶した場合でも現界し続けられるスキル。マスターとの契約関係が断たれた場合、一日程度の現界を可能とする。
宝具
『雪のように白き、甘美なる毒薬(カンタレラ)』
ランク:B 種別:対人宝具 最大補足:1人
アサシンの一族が使用したという毒薬。
調合方法を変えることで服用した者の死亡時間を調整できるという特徴を持ち、これによりアサシンの一族は障害となる人物を毒殺してきたという伝説を持っている。
英霊相手では毒殺こそ容易くはないが、ある程度の効能を発揮する。
【キャラクター解説】
ルクレツィア・ボルジア。
かのチェーザレ・ボルジアの妹でありその生涯はほとんど知られておらず、父や兄弟がめぐらせた政治的陰謀にルクレツィアが関わっていたかどうかは分かっていない。しかし、その美貌故に「ファム・ファタール」として波乱の運命をたどり、その生涯や肖像は多くの美術、小説、映画に取り上げられている。聖杯戦争における彼女はFate/Requiemにおける兄妹としてではなく、『毒婦』としての一側面で召喚されており、これにより自身の欲望のままに振る舞う悪性の英霊となっている。しかし、スキル『ファム・ファタール』によりアライメントが偽装されており、本人も巧妙に本性を隠しているため初見で見破ることは至難の業。
色香でもってマスターの懐に入り蚕食、宝具により始末して自分ただ一人だけが勝ち残ること、そして場を掻き乱すことに長けた英霊である。
聖杯に賭ける願いは『自身のみを愛してくれること』。
【元ネタ】伝承
【クラス】バーサーカー
【真 名】プルガサリ
【性 別】?
【身長・体重】2〜40m・250kg〜50t
【外 見】元スレではイメージとしてゴモラ(原作:ウルトラマン)のAA画像を使用
【属 性】悪・混沌
【ステータス】筋力:B 耐久:A++ 敏捷:E 魔力:D 幸運:D 宝具:C
【スキル】
・狂化:B
バーサーカーとしてのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿す。
・怪力:C
魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性。使用することで一時的に筋力を増幅させる。
・変化:D
肉体を自在に変化させ、相手を驚かせる“怪物”としての属性。
バーサーカーの場合は巨大化のみではあるがその特性も相まって非常に強力。
宝具
『我不可殺之災厄也(プルガサリ)』
ランク:C 種別:対軍宝具 消費魔力:20
朝鮮における伝説上の動物、あるいは王を戒めるために遣わされた妖怪。
鉄を常食とし、喰うたびにどんどんと成長して大きくなる性質を持ち、それ故に長期戦では恐ろしい強さを発揮する。時間が経過するごとに肉弾ステータスに+補正。
【キャラクター解説】
プルガサリ。高麗王朝末期に出現したと言われている怪物の名であり、鉄を食い、悪夢と邪気をはらうという奇怪な形相をしているという。
北朝鮮で制作、「ゴジラシリーズ」を手がけた東宝特撮チームが特殊技術を担当した同名映画でも有名である。
伝承のプルガサリは様々な姿で語られるが、今次のバーサーカーは「牛の如き異獣」の姿での召喚。悪夢と邪気を払う聖獣としての側面も持つ故かバーサーカークラスではあるが基本的にマスターに従順な傾向にある。
元より筋力、耐久ステータスが非常に高いものの、伝承通り鉄を喰らうことで無際限に巨大化し、ステータスがどんどん上昇していく。とは言え、巨大化に連れて魔力の消費も激しくなるため何処まで強化すべきかの見極めも必要となるだろう。聖杯に賭ける願いは『怪物への畏怖と聖なるものへの信仰を今一度思い出させること』。神と怪物、和霊と荒魂は表裏一体の存在である。