エロトラッ鳥番外編⑪

エロトラッ鳥番外編⑪


もふもふ、と何かが顔の羽根に埋もれる感覚でモルガンズの意識がゆっくりと帰ってきた。どうやらイキすぎて意識を飛ばしたらしい。


「キーッ」

「ん゛……あ゛ァ゛……」


寝たままのモルガンズが目の前に焦点を合わせると、スカイモンキーが果物か何かを頬に押し付けているところだった。


「…あ゛ー……ありがとな」

「キー!」


スカイモンキーは反対の手に持っていた実をむしゃむしゃと食べ始めた。ごく普通の実のようだ。

(おれが食っても爆発しねェやつだな…)


今は何時だろうか、と考えながらモルガンズは座り直した。ウサ耳のカチューシャはいつのまにか外れていて、無造作に転がっていた。


(そういやおれ、バニー服着てたな)

モルガンズは言いようの無い恥ずかしさを感じ、慌てて実を受け取った。


クチバシの横に実を持っていき、口を開けて歯で齧る。結構栄養があるようだ。体力も回復できるだろう。


「お!美味えじゃねえか」

モルガンズとスカイモンキーは巣の中で遅めの昼食を摂れた。

食べ終わったあと、モルガンズが呟く。


「孕んでねェ気がする…」

「キッ!?」


そう、モルガンズはスカイモンキーとの卵を授かっていないのだ。スカイモンキーは言葉を失っている。

可哀想なスカイモンキー、ひとえに手前(の精子)が弱いせいだが…。


「美味かったぜ、ご馳走さん」


モルガンズは……

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