エルキュール編 エンディング ハーレム4
めちゃくちゃにしてと言われたものの、ついさっきまで何度も絶頂させているのでエルキュールは敢えて優しくすることを選んだ。
「えるきゅーるさぁん……♡んんっ……ちゅぅっ♡」
この中で一番年齢は幼いはずなのに、最も色っぽいアリア。そんな彼女を向き合うように自分の股座に座らせる。
そうしてエルキュールはスロースペースに腰を突き上げながら、優しい口付けを繰り返していくのだ。
昔は無理矢理されてばかりで優しいプレイを受けたことのないアリアだったが、今ではこうやって優しい行為に耽ることに幸せを感じているらしい。
「えるきゅーるさんっ……だいすきな、あなたをもっと、かんじさせてくださいっ……♡」
そんな言葉にドキリとしつつもエルキュールは応えるように優しく抱きしめた。
アリアの身体つきは早熟でも、その心うちはまだまだ幼い少女なのだ。だからこそ甘やかすような撫でて確かめていくを
「んちゅ……これからも……もっと、やさしいこと……おしえてくださいね……♡」
もちろんだと返せばアリアはとても嬉しそうに微笑んだ。そんな彼女の頭を撫でて、エルキュールは落ち着いた行為に耽っていく。
◯
「こんどは、やさしくしてくれますのね……♡」
子犬のように胸板に頬擦りをしてくるフェニアを、エルキュールは優しく抱きとめながら分身を沈めていく。
フェニアの感情につられてパタパタと震える翼はわかりやすい。
「んんっ♡あぅ……♡えるきゅーるさまっ……だいすきです……♡」
好意を隠さないフェニアにエルキュールはクスクスと笑いつつ、ある意味こういう立場に至らせた全ての始まりの彼女をあらん限りに愛していく。
きゅっと結びあった手はエルキュールの方が大きいが、こんなにも積極的になれたのはフェニアのおかげだろう。
「あなたが、いなかったら……わたし……もうたえれませんから……♡」
ああ、絶対離れないとフェニアの耳に囁いて、エルキュールは細身ながらも美しいプロポーションの彼女と行為にふけていった。
◯
軽すぎるくらい小さな身体を抱き寄せれば、白い髪のクオンは子兎のように身体を震わせた。
「ひゃふっ……♡んんぅっ……ちゅぅ……♡」
そのまま小さな唇に噛み付くようにむしゃぶりつけば、華奢な身体は甘い快楽にびくついていく。
もはやどこを触られてもよく感じるクオンは、エルキュールが優しくしても蕩けそうになるようだ。
「えるきゅーる……えるきゅーるぅ……もっと、もっとだきしめて……♡」
天涯孤独を味わったクオンにとって、今エルキュールと過ごせる時間は狂おしいほど愛おしいものだ。
ハイエルフのハーフである彼女の寿命はきっとエルキュールより長いはず。そうなれば彼女はまた一人になるだろう。
「いっしょにいて……だいすきだから……ぼくをひとりにしないで……」
時折溢れるそんな切ない願いにエルキュールは頷いてしまいつつ、敏感な彼女を労るように優しい行為に臨んでいく。
小さな唇と、小さな手から力が抜けるまで。