エリィ
妊娠告知全裸で檻に入れられたエリィ。陵辱の記憶も新しく、ずっと膝を抱えてうずくまっているだけだ。
「起きているな?エリィ」
「っ!!」
調教官が姿を見せると、エリィは恐怖に駆られた目をしつつも睨みつけて来た。気丈な性格だ。
しかしながらこれからもう逃げ出すこともできないと思い知らされるのだと思うと調教官も笑顔を隠しきれなかった。
「妊娠検査キットだ。まぁどうせ孕んでいるだろうが、証拠は必要だからな」
「……………………最低ね、貴方。こんなこと、女神様が許すはずないわ!」
「許されなくても、妊娠したかどうかはお前も知りたいだろう?」
「くっ…………」
エリィは妊娠検査キットを手に取り、笑いながら出ていく調教官の背中を睨みつけていた。
そして暫く迷う姿を見せたが、やがて意を決して檻の中にあるトイレに跨った。
「……………………んっ」
ピチャ、ピチャ、ジョロロロロロ…………
排尿の音が響き渡り、エリィは恐る恐る妊娠検査キットの先端を尿に当てた。
そして………………………………
「………………………………あ」
妊娠検査キットは、確かにエリィが妊娠している現実を突きつけていた。