【エッチ閲覧注意】愛に勝る呪いなし
「……お疲れ様です。」
サクラコの部屋でレンは椅子に座った彼女の肩を揉んでいる。
事実今のサクラコは多忙を極めており、パジャマ姿でこうしてゆっくり話す機会は久しぶりのことであった。
「ん……ふふっ。」
サクラコは解されて気持ちよさそうな声をあげるが、ふと苦笑する。
「サクラコ?」
「いえ、これは確かに気持ちいですし、心も安らぐのですが……。」
「貴方の顔が見えないのが寂しいと思った自分に、つい笑ってしまいました。」
レンに背中を向けたままサクラコは語る。
「……それは、ありがとうございます。でも、もうちょっと我慢してくださいね。」
「ふふ。ええ、そのように……。」
レンははにかみ、サクラコも穏やかに返した。
……ここまでは、青春の一幕だろう。
「んっ……レン……?」
「今日は私がリードしますよ、サクラコ。」
ふに、ふに、すり、すり。
レンの手はいつの間にかサクラコの双丘を撫でまわしている。
ふに、ふに、すり、すり。
双丘が柔らかく形を変えていく。
「んっ……もう………ふふっ……。」
察しのいいサクラコは今日が「そういう日」だと悟り、レンに任せることにした。
きゅっ。
「ふああっ!?」
双丘の先端を指で挟まれ、サクラコから思わず声が漏れる。
「パジャマが汚れちゃう前に脱いでしまいましょうか。」
「……はい。」
レンからの宣告に、サクラコは嬉しそうに一つ身震いした。
いつも通りベッドにバスタオルを引き、準備万端。
一糸纏わぬ姿になったサクラコを見てレンは語り掛ける。
「きちんと綿100%の肌に優しいタオルですから、そのままうつ伏せに寝そべってください。」
「もう、貴方の顔が……んっ。」
背伸びをしたレンの唇がサクラコの唇を塞ぐ。
ちゅっ、ちゅ……
「じゅる……ぷぁ……」
「ん………じゅく………」
たちまちどちらともなく舌を絡めだし、唾液の交換が始まる。
「……はぁ……んく……」
「じゅ………はぁ………」
「ん………じゅる………ぷぁ……。」
離れた二人の口に透明な橋が架かり、そして途切れた。
「ふぅ……寂しくさせたことは……許してあげましょう……」
サクラコは唾液に濡れた唇を指で拭い、その指でレンの瑞々しい唇を撫でる。
「……ええ、ありがとうございます。」
レンは微笑した。
「それでは……施術を始めますね。」
裸になり、ベッドにうつ伏せになったサクラコにレンが声をかける。
「ふ、ふふふっ。」
余りにも分かりやすいシチュエーションにサクラコは笑いを禁じ得なかったし、期待を抑えることもできなかった。
「少しとろりとしますよ。」
「んっ………。」
サクラコの背中にローションが垂らされる。人肌に温められていたのはちょっとした気遣いだろう。
「塗りこんでいきますので、くすぐったいかもしれませんが我慢してくださいね。」
まずはにゅる、にゅると背中に広げるように。
「はふう……。」
「気持ちいいでしょう?」
「そう、ですね……。」
ぐっ、ぐっ。徐々に力を入れていき、背中から肩甲骨にかけて解される。
「んう………。」
「気を張っていると体にも影響がありますからね……どんどん解して……っふふっ……」
「もう、貴方が笑ってどうするのですか。」
「ごめんなさいって。」
二人はノリノリであった。
ぬりゅっ。
「んんっ……!」
サクラコの横乳に触れたり、
ぐに、ぐにぐに。
「ん……ふぅ……。」
サクラコの太腿を解したり。
「大分血流がよくなってきましたね……この調子ですよ。」
サクラコは仰向けになり、火照った顔で呟く。
「次は……此方もお願いします……。」
「……ええ、ええ。分かっていますとも……。」
レンはサクラコに添い寝するような姿勢になり、片手で胸をふにふに、ぎゅっと弄ぶ。
しなやかな指がマシュマロの様な白さの胸に沈み込み、胸の形を変化させていく。
「うっ……ああっ……レンっ……。」
「サクラコ………ごめんなさい……ちょっと我慢できないかも……。」
レンは片手で弄びつつ、片手で自分の胸をはだけさせた。
そして十字の傷痕から滴る赤い呪いを手に溜めていく。
「レン……?」
「貴方に刻みたくなってしまいました……。」
レンは赤い呪いをサクラコの秘所に垂らし、そのままぐりぐりと陰核を刺激する。
「あっ……!んいっ……!」
にちにち、にちにち。
「ふあっ……!」
ゾクゾクと震えるサクラコ。しかし当然それだけでは終わらない。
「よし、しっかり濡れてますね……」
ぐちゅっ。サクラコの秘所に人差し指と中指が突き立てられる。
「はふぅ……!」
レンは指がきゅうきゅうと締め付けられる感触に感謝しながら、水音を立てて指を前後させ、赤い呪いを膣内に刻み始めた。
「外側から押したらどうなるんでしょう……!」
さらに胸を弄っていた手をサクラコの下腹部に置き、中と外からサクラコのお腹を押し込んでいく。
「ふあぁっ!?あ~~~っ!?」
サクラコは時折体を震わせ、腰がかくかくと浮いていた。
……それだけではない。
「はぁ……はぁ……ああっ!?んんっ……!?」
何かがおかしい。
指はもう抜かれ、何も触れられていないのに一向に熱が収まらない。
相変わらず体は震え、愛液が溢れるのを止めることができない。
「……だから刻むって言ったじゃないですか。まあ、呪いなんですけど……。」
「れん……?」
「回復阻害と継続した体力の消耗……まあ、少し加減すれば。」
「イったまま降りてこなくさせることができるんじゃないかなって。上手く行ったみたいですね。」
びくびくとベッドの上で震えている彼女を待たせるかのようにレンはゆっくりと服を脱ぎ、
コンドームをつけてサクラコに馬乗りになる。
「……可愛いですよ、サクラコ。」
「性格……悪い……んですから………。」
『合意』だ。
どちゅっ。
「あ”っ~~♡」
「ううっ……!」
解れ、痙攣し続ける膣壁はレンの男性器を敬虔に受け止め、礼賛する。
「これ……やばっ……!」
快楽に歯を食いしばり、ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅと腰を打ち付ける。
「ふ~っ♡ひあっ……ああ”っ♡レン”っ……♡」
サクラコは足を絡め、レンを離すまいとする。
「~~~~っ!!!」
さっきからずっとサクラコはイキっぱなしだ。意識ももうあるか怪しいだろう。
それなのに、むしろ全霊で受け止めている……その事実にレンは打ち震えた。
「サクラコっ……!私の鞘っ……ふぁぁぁあっ!!」
どちゅっ!
「あ”………ぁ”………♡」
どくん、どくん、どくん……
「ふ……ぅ…………。」
脱力したレンの身体が、サクラコの上に重なる。
サクラコは、当然のように抱き締めた。