ウタ×ベックマン

ウタ×ベックマン


・ウタ生存if

・ウタにtntnが生えてる

・挿入描写無し


「あっあっ……んん!」

月明かりに照らされた部屋に嬌声が響く。高い、女性のものだがその声は紛れもなくウタのものだ。本来、彼女に対して親という立場にいるような俺が聞いてはいけないものだが、不可抗力である。手を動かすのを止めず口を開く。

「痛くないか」

「うんっ、いたく、なッあっ!?あうっ!!」

声をかけてみれば答えてくれるが、そのまま声は快楽に溺れていく。この十数年、きっとこの手のことには縁が無かったのだろう。声の出し方から伺えた。まあ元々予想していたが、できれば知りたくなかった。

この状況を簡単に言うと、俺はいまウタのイチモツを扱いている。


あの事件からしばらくして、ウタは無事に回復していった。薬を飲むことを拒否して歌った時は、本人の思いはあれど肝が冷えた。その全てが終わったあとホンゴウをはじめとする腕に覚えのある船員達によって、ウタはどうにか一命を取り留めた。当初は罪悪感から生きる気力を失っていたが、お頭や船員、ルフィ達によるカウンセリングにより徐々に笑顔を見せるようになった。そう安心していた矢先、別の問題が上がったのだ。


「どうしよう、ベックマン」

真夜中、ウタがおれの元にやってきた。しゃくり上げながら泣いていたので、かなり動揺したが努めて冷静に“どうした”と聞くと

「ちんちん痛い…」

聞いたけど分からないなんてことたまにあるよな。

そのまま思考を遥か彼方に飛ばしかけたが、ウタの泣き声を聞き引き戻す。勘違いしないでほしいが、ウタはもちろん女ある。それは周知の事実であり、当然のことであった。そして女性には男性器は存在しない。当たり前である。

もしかしたら、聞き間違えだろうと恐る恐るウタの下半身へ目を向けてみれば、彼女のワンピースが覚えがある、不自然な歪み方をしていた。言うなればテントを張っていたのだ。その事実にまた思考が飛びそうになったが同じことを繰り返してたまるかと戻る。人間よくわからない状況になると思考が停止するというのは、生きてて何度も学んだことだった。

なんとか絞り出した声で“他のやつには言ったか”と聞いてみれば、おれにしか言ってない、というよりおれ以外に言えない、と言う。

たしかに、ウタはお頭を本当の父親のように慕っているが、その分デリケートな相談はしづらい。何より騒ぎ出すのが目に見える。ホンゴウは船医としては優秀だが、信頼においてはシャンクスには勝てない。よって、シャンクスの次に信頼し、船医並みに口の固そうなおれを選んだのだろう。


「おれの部屋に来い」そう言って、連れて行った。色々調べる前に、まずはウタのをどうにかしなければならない。恥を偲んで相談されたのだ。答えてやらないと不安になるだろう。そう思い、椅子に座らせる。

座ることでより、張っていたテントが顕著に現れる。裾の短いワンピースは捲れ上がり、下着には収まらなかったのだろう。無いはずのウタのイチモツが見えていた。流石におれが脱がせるのは色々まずい気がしたので「下着を脱いでくれ」と目を閉じ、後ろを向いて言う。船員がほとんど寝静まった夜では、穏やかな波だけが聴こえるはずだった。しかし、後ろからは布と肌が擦れる音と熱っぽい吐息が混じる。聞いてはいけないと己を叱咤しても嫌でも耳に入ってくる。

「脱いだよ」

そう言われて、振り向き、目を開く。隠すものがなくなったウタのソレは、完全にそそり立っていた。サイズもかなり大きい、比べるのもなんだがおれのよりやや小さいくらいという、下手したら男の尊厳が傷つけられそうなモノだった。そして、まだ精神の幼い彼女が持つにはアンバランス過ぎたのだ。


「触るぞ」

「へっ?ちょっまッあんっ!?」

考えても始まらないと、とりあえず行動に移す。ピタリと触ってみれば火傷しそうなくらい熱かった。激しく血が巡る、管の浮いたとてつもなく硬い肉棒はとても覚えがある。男として生まれたからには、避けて通ることはできない、生物として同じ反応である。

「アッ、んんっ!いや、やだっコレ怖い!!」

慣れない感覚は人に恐怖を与える。なんなら、本来無いはずの器官がいきなり生えてきて、興奮状態というのはかなり怖い。一方的に与えられる刺激に抵抗感を示したウタは、足をジタバタとさせ快楽を逃そうとする。

「やーっ!!おねがッ、やめっ」

「ウタ」

扱いていた手を動かすのをやめ、空いている方の手でウタの頭に触れる。柔らかい髪が流れる方向に従い、ゆっくりと撫でる。ぐずぐずと泣いていたが、ふぅふぅと息をして徐々に落ち着きを見せる。

「ねぇ、どうしてもしなきゃ、ダメ?なんか、グワーッてきて、すごく怖い……」

「おう、しないと痛いままだな」

「そうなの……?」

「そういうモンだからな、まァ、けど大丈夫だ」


気休めになるかもわからない無責任な慰めをして、頭を撫でていた手を背中へと流れるように下ろす。「目ェ閉じてろ」と言えば、ギュッと目を閉じ、シーツを掴んでいた手でさらに顔を隠す。時折、背中を撫でつつ、今度はウタの様子を見ながら手を動かす。

「んっ……アッあっあん、んぅ」

感覚でも掴めてきたのか、声は切羽詰まった様子ではなく、問題はなさそうだ。グチュグチュと、静まり返った部屋の中で、淫靡な水音が響く。竿がビクビクと揺れ、ウタの息はどんどん上がっていく。顔を隠していたはずの手はいつの間にか、おれの服を掴んでいた。

「ハァッ、べっく、気持ちいい、べっく、ああっ」

「そうか」

快楽に染まりきった声で名前を呼ばれるが、肯定も否定もせずに答える。そろそろ絶頂が近いのかと察し、手の動かし方を変える。急に生えてきた彼女とは違い、こちらは生まれた頃から持つ身だ。どうすればヨくなるかは知っている。

「ッ!?やっ、やだっ!なんかくるっねぇッあ!?〜〜〜ッッ!!」

驚く声と同時に、白濁が吐き出される。事前に用意したティッシュに徐々に染み込んでいくが、

危なかった。精液の量も並のものではない。そのままティッシュケースからウタ、そしてゴミ箱へと手を往復させ、綺麗になった頃には完全にウタは眠っていた。あんなに声をあげていたし、疲れていたのだろう。ウタにはベッドをそのまま貸し、おれは読みかけの本を開いてそのまま朝を迎えた。


結論から言おう。あれから、何も改善されてない。出せばどうにかるのが春画とかではよくある展開だが、現実はそうもいかないらしい。翌朝も助けを求められた。その上、おれ以外には言えないと泣いている。しかも、しょっちゅう臨機態勢に入るが、自分では中々処理できず、結局コレもおれがなんとかしている。

「ねぇベックマン!早く!」

「今行く」

それでも朝になれば、幼い頃のように笑顔で振る舞い元気そうにしていたので、これだけは幸いなのかもしれない。


「ベックマンは、私にしてるようなことやらないの?」

「!?ゴフッ」

飲んだコーヒーが変なところに入り、思いっきり咽せる。ウタにイチモツが生えてからだいぶ経った。悲しきことにだいぶウタはそれの存在を受け入れていて、最近ではおれの手を借りることもなくなっていた。それでも解決策は見つからない。何度本棚をひっくり返しても、求めるような情報は手に入らない。そんな矢先、こんな質問だ。“私にしているようなこと”つまり抜いてることだろう。

「急にどうしたんだ」

「だってベックマンにも、あるでしょ?なら、私みたいになるのかな〜って」

「……聞いてどうする気だ」

「見せて欲し」

「ダメだ」

藪から棒にとんでもないことを聞いてきたと思ったらコレだ。年頃ゆえの発言なのかは、分からない。しかし、最近になって性事情については(ホンゴウ監修の下)勉強し始めたからこそ気になってしまうのだろうか。それでもいくら頼みとはいえ、娘と言っても差し支えのない彼女に自分のモノ、ましてや自慰行為なんて見せる趣味はなかった。


「どうしても?」

「そうだ、もしも一生のお願いとか言ったら怒るからな」

「う……はぁ〜い」

指摘されれば分かりやすく落ち込んだ。コレくらい言っておけば大丈夫だろう。どうせ一時的な興味だ、すぐ忘れる。

ーーー

「夜襲とは偉くなったもんだな、なァウタ?」

「あ、あはは〜」

昼間の自分を引っ叩きたい。どこに大丈夫な根拠があったんだ。これから寝ようとベッドに潜り込めば、人が入ってくる気配がした。別に殺意とか危険なモノじゃなかったから狸寝入りを決めて、ちょっと驚かそうと思ったらコレだ。寝ているかを確認しようとしたのか、顔を近づけられたところで目を開いた。夜襲とは言ったが、どちらかと言えば夜這いだろう。なぜか、お頭に見られたら首が飛ぶんじゃないかという不安がよぎる。当の本人は今頃イビキをかいて寝ているだろうが。


「というか……なんで、こんなことまでして見たいんだ」

「ええっと……最近、自分でやるようになったけど、ちょっと、自信なくて……だから、他の人の参考に……」

そう目を泳がせながら「ダメ?」とウタは眉尻を下げる。一人の人間としてダメと言いたい。言いたいが、父親とは娘の頼みごとに弱い生き物である。ましてや、困り顔で言われたらこちらに勝機なんてほとんどない。

「明日」

「うん?」

「いろいろ手伝え、それが条件だ」

「!…わかった!」

ーーー

ベルトを外し、チャックを下ろす。下着から取り出した自分のモノはまだ硬度を持っていなかった。そのまま、慣れた手つきで扱く。

「私のより大きい…」

「あんまり見るな」

「えー、ケチ」

人、というか彼女に見られているせいでいつもより手の動きが鈍い。躊躇いというか、そもそも人に見られながらするなんてことがほとんど無い。なんとなく、早く終わらせたくなって力強く擦る。


あくまで見せるだけだ。一通りやればいい。そう、そう思っていたが

「なんか、私と違くない?」

「そ、んなこと」

「そんなゴシゴシ擦ったら痛いよ、ねえ」

ウタの言葉も聞かず、荒々しく擦り上げる。痛くないといえば嘘だが、それでも続け、どうにか半分くらいまで勃たせる。確認するために目の前のウタに視線を移すと、バチと鋭い視線が合う。

「私がやる」

「は、オイッ?」

「やってもらってたから、わかるもん」

細い、怪我知らずの指がおれのモノに触れる。包み込むように、両手で筒を作って上下に動かす。その動きは非常に優しい。ちゅこちゅこ、という水音が耳に届く。

「やめろっ手を、離せ…ッ」

「忘れちゃったならわたしがする」

そう言いながら真剣に手を動かす。なんというか、娘と言っても差し支えのない少女に自分のモノを触られるというのは、興奮よりも罪悪感がまさる。しかし、俺に教わったと言うのは痛いほど身に染みた。

(クソッ、気持ちい……ッ)

自分でやっていたのだからクセでもついてたのだろう。それをそのまま覚えたウタは必然的におれの弱点を突くことになるのだ。

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