ウタ→ハンコック
妥当性はこの際レッドラインの上まで放り投げてハンコックの恋心以外全部ウタが奪う話
エロ描写の練習で書き捨てる
GL超閲覧注意
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「別に、私を好きになれとは言わないよ」
静かに、優しく慰めるようにハンコックに言った。
「……」
ハンコックはもう抵抗する力も気力も無いみたいで、聞いているのかいないのかはわからない。
「ルフィの事が好きな貴女が好きだし、心はルフィのものでいいけど」
しっかり聞こえるように、力の入らない身体を抱き寄せて、耳朶に唇を擦り付けるように囁く。
「うっ……」
「身体はもう、すっかり私のモノだってこと、忘れないで」
赤い鬱血が花弁のようにいくつもついた柔らかい胸に手のひらを沈ませた。
古い跡も、新しい跡も沢山ついた白い胸はもう二度と私以外の人目に晒す訳にはいかないだろう。
「……っ!」
嫌そうな顔も、恍惚とした顔も、悔しそうな顔も、可愛い顔を知っているのは私だけでいい。
何度もその瞳から涙を零させた。
「愛してる」
「ぶれい、もの……」
何度伝えても、決して愛してると返ってきたことはないけれど私はそれに満足して笑う。
どうぞ心まで屈しないでハンコック。
強い貴女が、恋する貴女が、悲しんでいる貴女が、世界で一番美しくて、愛する理由としては充分なのだから。
*
指を、ぷるついてぬるめく熱い粘膜に沈ませる。
桃色の水菓子のように可愛い肉の割れ目だ。
子犬か子猫、子アザラシを見た時みたいに胸がきゅんとする。
いやらしい、とかそういう感情の前に、綺麗だとか美しいとか可愛いという感想が出るけど、やっぱりそこはどうしても淫らな部分で
「あッ……!!」
指を少し曲げるだけで、すっかり時間をかけて私のモノになった身体は可哀想なほどに感じきって、反応して、意思に反して媚びて私の指に甘く淫らに噛み付くのだ。
身体の方が心を裏切った絶望と快楽で貴女はまた泣いてしまうのだ。
本当は叫び出したいくらい悔しいし、悲しいし、気持ちイイのに、私を喜ばせない為に必死で唇を両手で塞いでいる。
「可愛い」
指先で硬くなった敏感な部分を撫でてやると、ハンコックは長身を仰け反らせて震えた。
「〜〜〜っっ!!」
ルフィの為に取っておいた大切な“初めて”を根こそぎ全部奪い取ってしまった。
初めてルフィに勝てたような気がしたのだ。
「イッちゃった?」
からかうように聞くと、ハンコックは首を全力で横に振る。
「イッてない……ッ!全然気持ちよくなど……」
「ふふ、負け惜しみ……」
指一本で簡単に良くなっちゃうくらいの身体なのに、いつまで経っても口ばかりは反抗的で可愛くて。
もっともっと虐めたくなるのだ。
指を奥まで遠慮なく入れて、ぴとぴとと一番イイ場所を脅すように叩く。
「はぁッ……あっ……!?」
絶対に嫌だ、やめてと懇願された所で、許したことなどない。
美しさに免じて全てを許されてきたハンコックだけど、美しいからこそ絶対に許されない。
彼女もそれをよくわかっているし、しっかりと躾けたのだ。
ただ確実にくる絶頂の予感に、ハンコックは怯えている。
「ふッ……ふっ……」
ぶるぶると震えて、目を閉じて待っている。この快感の暴力が収まることを耐え忍んでいるのだ。
私はわざと、指を引き抜こうとした。
「……?」
いつもと様子が違う、とハンコックは長いまつ毛を持ち上げて、不思議そうに何度か瞬く。
私と目が合った瞬間、思いっきり指先でグリグリと潰した。
「ッッ!あぁぁぁぁっっ♡♡イッてるッ♡イッてうぅッ♡♡」
私を見ながら、ハンコックは絶頂している。
「ぁっ♡」
世界一美しい女性の、あまりにも凄艶な様子は何も触れていない私の身体すら軽く絶頂に持っていく。
今から私と目が合った瞬間に絶頂することを身体に覚え込ませる。
そうすれば焦らす度に私を見てくれるから。
日常生活のふとした瞬間に目が合えば、勝手に身体が絶頂を思い出して反応するまでにしてやるのだ。
*
数ヶ月経った日、とうとうハンコックが小さく弱音を吐いた。
「もう……これ以上……、わらわから何も、奪わないでくださいまし……」
身体の性感帯を全て開発しつくし、隅々まで調教しつくした。
今や彼女は挨拶のハグをするだけで甘い声を漏らし、
化粧室に行く度に涙目になって息も絶え絶えになって帰ってくるのだ。
快楽にうわ言のようにルフィの名前を口にする度に唇を塞いで、私の名前を叫ぶまで凄惨に愛する事をやめなかった。
産まれて初めて彼女はルフィに助けを求めて泣いた。
その度に淫らな躾で黙らせ、快楽と引き換えに徹底的に私の名前を呼ぶことを強要した。
身体だけはすっかり私の“女”となり、ぐすぐすと相変わらず美しく泣いて懇願するハンコックを見ると罪悪感と欲情に胸が締め付けられる。
大丈夫だよ、とハンコックの頭を撫でる。
「ルフィへの恋心だけは奪わないから」
ただし、それ以外は全部、私のモノ。
「うぅ…!ぁあぁあぁ……っ!」
察したのか、彼女がとうとう子どものように泣き出して私は益々昂るのだ。
可愛い、美しい、甘やかしたい、慰めたい、私のモノにしたい、ぐちゃぐちゃにしたい、壊したい。
「よしよし、可愛いね……いい子だね……大好きだよ……」
年上の美しい女性の頭部を、赤ちゃんのように抱き寄せて胸に沈ませる。
いくら綺麗な唇に私の肌を押し付けても、吸われる所かキスマークをつけられたことなど一度もないし、舌が這ったこともない。
「……うっ……ぅっ……」
子どものように泣いたハンコックを撫でて、子守唄を小さく歌って落ち着かせる。
どうせなら、心まで奪った方が優しかったのかもしれない。
もしかしたら、彼女もそれを望んでいるかもしれない。と甘い期待をする。
「悲しんでいる、貴女が大好きよ……」
ルフィを目の前で無理やりにでも抱いている所を見せつけたら、美しい貴女はどんな顔をするのだろう。
どんな声で、泣くのだろう。
どんな風に、壊れてしまうのだろう。