ウィーン聖杯戦争サーヴァント性能
剣・ベイリン
筋力:A 耐久:A 敏捷:B 魔力:C 幸運:E 宝具:A+ 秩序・中庸・地
クラススキル
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
保有スキル
天魔の騎士:A
ペリノア王をして「天か悪魔の遣いである」と謳われた逸話、及びその生涯が昇華したスキル。基本的には勇猛と同様格闘ダメージを大幅に増加させる。
それに加え、自身に向けられた殺意と自身の殺意の総和が自身の攻撃力に加算されていく。ベイリンは敵が強ければ強いほど、自身の攻撃力が天井知らずに上昇していく。ベイリンの生涯に敗北は無く、殺害を免れた相手は捕縛を目的として動いた唯一人だけだった。
選定破戒:A++
「持ち主を選ぶ」性質、逸話を持つ武具を強制的に従えるスキル。同ランク迄の宝具なら手にした時点で支配下に置くことができる。ランクA++ともなれば、例え星の生み出した神造兵装であろうとも例外ではない。
彼女は、生前に幾度となく持ち主を選定する武具を担い手で無いにも関わらず自らのものにした。
戦闘続行:EX
所謂「往生際の悪さ」ベイリンの場合は致命傷を受けても生き延びるのではなく「その敵を倒すまで動き続ける」と言う一種の執念により駆動する。
ベイリンは例え霊核が砕かれようとも、目の前の敵は必ず滅ぼす。
かつての最期、弟を殺害した決闘の時のように……。
宝具
『偽・嘆きの一撃(イミテーション・グリーフ・ペイン)』
ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:1〜80 最大補足:800人
生前に手に入れた「最も優れた騎士にのみ抜ける剣」彼女は本来の担い手では無かったにも関わらずに鞘から引き抜き、自らのものとした。
そんな入手経緯の為、ベイリンはこの聖剣の真名を把握していない為、本来の意味での真名開放ができない。が、ベイリンは聖剣が内包する膨大な魔力を強制的に引きずり出す。その暴挙により発生した荒れ狂う魔力の本流を力づくで制御し指向性を持たせることで彼女の行った最大の悲劇「嘆きの一撃」をその破壊のみを疑似再現する。
解き放たれた魔力はベイリンを中心に円柱状に広がり射程範囲に存在するあらゆるものを破壊する。古の城塞を崩落させ、岩盤を捲り上げる様は正に主の嘆きを冠するにに相応しい破滅的な光景を具現する。
また、星の内海から生まれ落ちた大母にあたる湖の精霊を斬った逸話から、精霊種や妖精、地の力に属する者に追加ダメージを与えることができる。
本来の聖槍で放たれた場合は、対国宝具として破壊範囲がさらに広がり重度の魔力汚染を引き起こすが、純粋な威力では此方が上回る。
『騎士は武威を以って踏破する(ル・サバージュ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:-- 最大補足:1人(自身)
聖剣を手にして以降、双剣を帯びたと言う逸話。そして行われた試合において剣、槍、何をとっても並ぶ者がいなかったと言う逸話が昇華した宝具。
ベイリンが所持する武装は宝具であればそのランクのまま、宝具で無ければランクDの宝具扱いとして機能する。宝具として扱う装備は真名開放こそ出来ずとも、魔力放出の様に敵にぶつけることが可能となる。また、両手にそれぞれ武器を保持している、つまり二刀流の状態であればさらに攻撃時の命中半手、ダメージ判定にボーナスが加わる。ただし、武装としてそれが手に持って使用できる、武器と認識できる物体である事が条件である。
ベイリンはあらゆる武具を用いても敵無しであった。故に多くの妬みを買い、多くの敵を作ったのだ。
弓・アビマニュ=ヴァルチャ
筋力:A耐久:C+敏捷:A++魔力:C幸運:E
クラススキル
・対魔力 C
・単独行動 A+
・神性A+
保有スキル
・カリスマ A
軍の指揮官として敵軍に大打撃を与えたことがあることが由来
・月光の美男子 A+
持ち前の美貌とあざとさを最大限に利用したスキル。一定の確率で女性に魅了を付与
・霊薬ソーマ B+
もう一人の父「チャンドラ(ソーマ)」にちなんだ霊薬兼酒。強力すぎるため必ず何かしらのデメリットを引き起こす…ときがある。
ちなみにソーマには幻覚、高揚感を与えるんだとか。明らかにヤのつく危険な代物。
味方単体に攻撃力&防御力2段階付与、HP3500~5000回復、スター集中率UP、クリティカル威力UP、宝具威力UP、NP獲得率をUP、NPチャージを付与/高確率で呪い、毒、混乱、スタンを付与
宝具
『響きし幻惑の奏(ガンダルヴァストラ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~75 最大捕捉:650人
誘導ミサイル並みの精密さを持った矢を放つ宝具。刺さった際に矢を音源として幻術による錯乱を相手に伴わせる音響兵器でもある。ちなみに宝具発動時はアビマニュは銀髪赤眼になり、満月をバックにして放つ。
相手に高確率でスタン、恐怖、混乱、帯電、呪いのいずれかを付与+防御力、攻撃力をダウン
自身にスタンを付与
槍・お田鶴の方
筋力B 耐久C 敏捷C+ 魔力C 幸運D 宝具E 秩序・善・人
クラススキル
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
保有スキル
・内助の功:B
夫ないし配偶者の外部での働きを支える力。
夫が死して後ではあるが、ランサーはその後を引き継いで彼の遺した物を守るため全力を尽くした。
・カリスマ:D
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる。
ランサーは防戦の指揮をとり、ついには侍女郎従も従えて奮闘した。
宝具
『志操節烈』
ランク:E 種別:対人宝具
レンジ:1〜3 最大補足:1人
「彼妻去就の是非は論ずるにたらざれども、其志操の節烈は丈夫にもまさりたりと感ぜぬ者なし」と讃えられた奮戦ぶりを表すがごとく、自身に超絶的な強化を与える。
宝具を使用した場合、宝具を除く全ステータスが一ランク上昇する代わりに思考能力に一部制限がかかる。言わば一種の狂化。
ランサーにとって修羅となるほどまでに守りたかったものは、現代では既にない。
そして伝承の通り、このスキルを使用した戦闘で敗北した場合……スキル、令呪の有無に関わらずこのサーヴァントは消滅する。
騎・アガメムノン
筋力:B+ 耐久:A 敏捷:B 魔力:A 幸運:E- 宝具:A++ 秩序・中庸
クラススキル
記述無
高ランクの騎乗・対魔力を保持と予想
保有スキル
王中のカリスマ:A
カリスマの上位スキル。王の中の王と評されたことに由来。カリスマの効果に加え自身を含む王であった味方に重複して筋力、耐久をワンランク引き上げる効果をもち、敵対している相手が王ではない場合は筋力、耐久をワンランク下げる効果をもつ
アトレウスの一族:A+
呪われた一族と呼ばれたことに由来。先祖が神に不遜を働いたことから神の祝福たる幸運に-補正を常に受ける。
また、血なまぐさい逸話の多い一族であるがこと夫婦間での暗殺が続いたことから自身に女性サーヴァントに対しての攻撃ボーナスがつくがその代わりに女性サーバントからの被ダメージボーナスを受けるデバフが入る。
宝具
『主神より賜りし鍛冶神の王笏』
ランク:A++ 種別:対国
アトレウス家がゼウスより賜ったヘファイストス製の王笏(杖のようなもの)。
神造兵装であり所有者の意志の通りに形状を変更して武器として使用が可能。アガメムノンを主に槍としてこれを用いて戦う。また元ゼウス所有の杖ということから魔力込めを雷霆を放つことも可能。最大解放を行うことで対国まで威力を上げることができるがサーヴァントかつ人間の身であるアガメムノンが使用すると霊核が破壊されるため普段は対軍レベルの出力でしか使用はしない。
『トロイア軌跡の夢幻陵墓』
ランク:A+ 種別:対城
アガメムノンの陵墓が存在するとされていること由来の宝具。
上記『主神より賜りし鍛冶神の王笏』の宝具を天に掲げることで発動する。
発動すると巨大な空中都市が発言しそのコントロール権を得る。
かつてあったゼウスの機神体を使用しているとも
そのため強力な雷霆を都市から放つことができる
術・カエムワセト
筋力:E 耐久:D 敏捷:C 魔力:A 幸運:B 宝具:B 秩序・中庸・人
クラススキル
・陣地作成:A
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
「工房」を超える陣地「神殿」の建築が可能になる。新築、再建お手の物。
・道具作成:A+
魔力を帯びた器具を作成できる。職人の神プタハの最高司祭は職人達の最高統率者でありカエムワセトも職人として古代エジプトで使用された護符や儀礼的な武器を高いレベルで作成できる。彼の作った道具には神聖文字が刻まれる。
保有スキル
・高速神言:B+
呪文・魔術回路との接続をせずとも魔術を発動させられる。
大魔術であろうとも一工程(シングルアクション)で起動させられる。
・鍛冶神の加護:B-
カエムワセトの祭神である神々の鍛冶師、旧き冥界神プタハの加護を受けている。日光が当たるところではランクダウンする。
また、道具作成の材料を金属なら無尽蔵に、宝石なら相当数保有している。マスターの懐に優しい。
・発掘推理:A
最古のエジプト考古学者であるカエムワセトは断片的な情報から古代の事柄を推測する事に長ける。自分より古い時代のサーヴァントに対して高い確率で真名を看破できる。
またエジプト魔術の中でもより古い呪文、即ちピラミッドテキストに纏わる呪文の行使が可能となる。
宝具
『砂塵払い甦れ偉大なる金字塔』(ネヘフ・イマヘ・メル)
ランク:B 種別:対陣宝具 レンジ:50 最大捕捉:50人
彼が修復した小型のピラミッドを大神殿として呼び出す固有結界と似て非なる大魔術。本来の所有者でないためにランクは下がっているが神殿としては十分すぎるものである。
ピラミッド自体が鉄壁の魔術防御を備える他、ピラミッド内ではエジプト魔術の行使に大幅なボーナスがつく。
発動時に大量の魔力を消費するが一度発動してしまえばピラミッド内に備えられた魔力炉で維持を担えるため外側から破壊されない限り消滅することはない。
表面の化粧石、また頂上の石に宿る霊鳥ベンヌの権能によって光学迷彩のように姿を隠すことが出来る。
暗・ジョン・ゲイシー
筋力:C 耐久:D 敏捷:D 魔力:E 幸運:C 宝具:D
クラススキル
・気配遮断:A++
自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。
彼は、数多もの人を殺しながら、気付かれることはなかった。他人にも自分にも。
保有スキル
・道化の大笑:A++
無辜の怪物の派生スキル。生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。
本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。このスキルを外すことは出来ない。
しかし、彼の場合、自らが作り上げた道化の恐怖を利用している。
彼は、元より怪物であり、風評の変化などメリットにしかならない。
・殺人道化:A
道化師として人に愛されるスキル。……本来ならの話だが。
幸運のランクを参照し、道化の噂を伝播させる。伝播した者は更に伝播させ、噂は膨れ上がる。
本来であれば、それだけのスキル。しかし、宝具発動時、このスキルの真価が発揮する。
・無力の殻:D
本来であれば、殺人鬼ではなかったことを表すスキル。道化の大笑が封印され、殺人道化は本来のスキルに戻る。
しかし、その封じ込めは簡易的なものであり、簡単に抜け出すことが可能。
彼は多重人格者であり、殺人はもう一つの人格「ジャック」が行っている。一つの檻に四つの人格は入らない。
宝具
『道化は呼べばすぐそこに(ライ・ライム・グッドフェロー)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
彼の殺人の在り方、逸話から生じた宝具。道化師の恐怖を与える。
道化の噂を聞いたものを対象として道化恐怖症を呼び覚ます。
彼に好感を持っていれば持っているほど恐怖の深度は強くなり、
一般人であれば、その恐怖だけで死に至ってしまう。
暴・マクベス
筋力:B 耐久:A+ 敏捷:B 魔力:C 幸運:C 宝具:C 混沌・善
クラススキル
・狂化:B-
理性と引き換えに驚異的な暴力性を宿すスキル。
全パラメーターを1ランク上昇させた代償に、思考が衝動任せになりがち。
後述する第二宝具の効果により、非戦闘時はある程度の言語能力は残っている。
・気配遮断:D
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。
保有スキル
・四大悲劇:A
無辜の怪物の亜種。シェイクスピアの著作のモデルとしてそれに対する信仰の影響を受ける。
新宿特異点において生み出された創作幻想(リア王、ロミオとジュリエットなど)の中でも、明確なモデルが存在するマクベスは幻霊に留まることなく、戯曲における己と混ざることによってサーヴァントとして現界する。
・二重召喚:B
バーサーカーとアサシン、両方のクラス別スキルを獲得して現界する。
極一部のサーヴァントのみが持つ希少特性。
・騎乗:C
大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。
・計略:C
物事を思い通りに運ぶための才能。状況操作能力。
戦闘のイニシアティブ判定において有利な修正を得る。
・バーナムの森は動かず:EX
四大悲劇から派生した、一種の因果律。約束された栄枯盛衰。
召喚されてから一定以上の戦果を得るまで、概念的に死ににくくなる。
このスキルは「女の股を通らずに生まれた者」であれば影響を受けにくい。
戯曲にて、マクベスがコーダーの領主になると予言した三人の魔女はこう告げた。
「女の股から生まれた者には負けない」「バーナムの森が動かない限りは安泰」
その言葉はまさしく事実であった。
侵攻してきたイングランド軍は枝を隠れ蓑にすることで「動く森」と化しており、
マクベスを討ち取ったファイフ領主マグダフは帝王切開にて──つまりは女の股でないところから──生まれた男であった。
宝具
『奪冠を告ぐ血刃(ダンカンズ・デッド)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人
史実においても戯曲においても、マクベスは当時のスコットランド王ダンカンに下剋上して王に即位した。
この大鉈は彼の成り上がりの逸話が武器の形で結晶化した宝具である。
史実のダンカン1世が「悪血(イルガラヒ)」と呼ばれていたことから、刀身から染み出る毒素が傷口を介して対象を侵食する。
毒素に侵された状態でマクベスの攻撃を受けた場合は耐久判定を行い、失敗するごとにスキルによるステータスの恩恵をマクベスに奪われる。
『世継を告ぐ銀環(グルオフズ・ハンド)』
ランク:C 種別:対人宝具(自己) レンジ:0 最大補足:1人
史実におけるマクベスの妻グルオフとのペアリング。
スコウシア(スコットランド)で最も高貴な血筋を引くとされる彼女は、戯曲のマクベス夫人とは似ても似つかない存在である。
そんな彼女との愛の証は、史実における賢王となったマクベスの在り方の証でもある。
この宝具がある限り、マクベスは完全な暴走状態に陥ることはなく、非戦闘時であれば狂化の影響を一時的に封じ込め、会話や冷静な思考を可能とさせる。