インドの神々の〇〇による特異点

インドの神々の〇〇による特異点


~ざっくりとした経緯~

インドの神々「ヒトの分際で生意気。こうなったらドゥリーヨダナ達を特異点に

       引き込んで聖杯戦争をしてもらう傍ら、我らの誰かがアレらを

       手に入れるようにしてしまおう」

カルデアの面々「「「「な、な、な、なんだって~!!!!」」」」

パールヴァティー「止められなくてごめんなさい・・・。」

カーマ「すでに確定事項として話してたから、本当にやんなっちゃいますよね。

    自分勝手でむかつくー。」

登場しない大地の女神「お前ら揃って何やっとんねん(激怒)」


 



――― ――― ―――

――イ ―ルイ ズルイ

ヒトノクセニ ヒトノクセニ

ワレラのツクッタ サイコウケッサク

キレイでヨゴレて マッスグでユガンで

マショウ丿モノナ丿にヒトトシテマトマッテ

ソレナノに盗ラレタ。

外ツ神に一ツヲ、一瞬ダトシテモニンゲンに全部ヲ。

許サナイ、許サレナイ、赦シテナルモノカ。

我らが創ったカラ生まれたノニ。

我らが創ったカラ、アンナニモ輝けルノ二。

誰ガアレを創ったノカ、モウ一度知らしめナケレバ。

アレは誰のモノナノカ、モウ一度知らしめなければ。

「お止め下さい、インドの神々よ。」

パールヴァティー パールヴァティー。

ヒトの身に宿ったパールヴァティー。

お前は直ぐ近くにあれるからソンナニ悠長ナノダ。

「援護するようで、大変不本意なんですけどぉ。あそこは他の神々も居るんだから、手出ししない方がいいんじゃないですかぁ?」

カーマ 仕事をしないと言ってイタノニ、どうしてトメルノダ。

「だって、あそこにはアルジュナ・オルタが居るんですよぉ?しかも、最近は過保護になってるんだから難しいんじゃないですかぁ?」

聖杯が有れバどうにかなるのデハ?

聖杯 聖杯! 聖杯ヲ使って特異点ヲ造ってシマオウ!

だが、アンナニ沢山居るのだがラどうやって分けるノダ?

厶。確か二。沢山居るのだかラ、一つ一つを独り占めしてしまえるのデハ?

イヤ、アレを作るのに力を注いだものが優先権があるべきデハ?

イヤ、アレを助けるために力を注いだものが優先権があるべきでは?

「考え直して下さい!それに、運良く聖杯が近くにあるわけ」

あるぞ。

「…はい?」

いっその事、聖杯を使って誰がアレを手にするのが決めるか。

そうだな。それがいい。

「え、ちょ、まっ」

「あーあ。しーらなーい。」

慌てて止めようとするためにパールバティが駆け寄ろうとするものの既に遅く、聖杯は光輝いたかと思えば7つの光に分かれて飛んでいった。

神々が居なくなり2人だけになったその場には投げやりなカーマの声が響いていた。

  

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すうすうと静かな寝息が部屋に響く。周回やユユツオルタの暴走、サバフェスでの精神的負担で疲れてしまったのか、ドゥリーヨダナの寝顔は疲れているような色が未だに残っている。それでも寝る直前まで怒っていたバーヌマティーの事をずっと心配し、気遣い、宥め続けていてくれた。

寝てしまっていて普段の力強さはないものの、その両手はバーヌマティーの事を包み込み、緩やかに抱きしめられていた。

「ふふふ・・・。かわいいひと・・・。」

息を吸い込むと甘い花の香りでいっぱいになる。ドゥリーヨダナを起こさないように気を付けながらもその体温をめいいっぱい感じ取れるようにしてぐりぐりとすり寄る。

「可愛いヒト、愛しいヒト、もう少しこのままで・・・」

多幸感に包まれながら忍び寄る眠気のまま己も眠ってしまおうと目を閉じようとした。だがその時、先程までぐっすり寝ていたはずのドゥリーヨダナが何かに叩き起こされるような勢いでバーヌマティーを抱え込んだままがばりとベッドから起き上がる。

「ど、どうしたの、あなた・・・」

「・・・バーヌマティーか・・・。いや、何、気にするな。少し変な夢をー・・・」

ぎゅうとまるで何かから守るようにしてドゥリーヨダナの腕の中に包まれる。険しい顔をしてることに気が付きどきどきと不安で心臓が暴れまわってしまう。ドゥリーヨダナは暫く警戒するようにして部屋のどこかを見つめていたが、そんな自分を安心させるかのように顔を覗き込みゆるりと微笑みかけてくれる。

だが、どこからともなくピシリと亀裂は入り込むような音がする。ドゥリーヨダナとバーヌマティーは武器を出しつつ背中合わせになりながら、離れないようにして周囲を警戒した。

だが、数分経ったがそれ以降何も無いため気のせいかと考えた途端、二人分の体重を受け止めていたはずのベッドの布団部分がガパリとまるで何かが口を開けるようにして大きく大きく開き、その空虚な空間へと放り出されてしまう。

「ぐ、ぅ・・・。バーヌマティー!!」

「きゃああぁぁあぁあ!!」

頭が痛んだのか顔を顰めるものの決して手放さないようにするため、急な浮遊感に悲鳴を上げるバーヌマティーの名前を叫ぶように呼びながらドゥリーヨダナは手を伸ばした。

2人分の人間を飲み込んだ瞬間バクンとその空間は閉じ、そこは何事もなかったかのように静寂に包まれていた。


 




~特異点でのそれぞれの状況~

・インドの神々

増え続けるドゥリーヨダナ系列の鯖と度重なる誘拐でプッツンした。そうでなければ我慢して静観してたとかれらは主張しているが・・・?

それぞれインド内の6つの地域の下にテクスチャ(その地域が破綻したらその土地にいるドゥリーヨダナはその神々の物になるというデストラップが埋められている)を埋め込み地域ごとで何人かの神々で分担して、手に入れられるかどうかをワクワクしながら待っている。

破綻したら発動するデストラップなので、確実に1人いることは分かるがその土地にヨダナ系列の鯖が何人いるのかは判断できないようになっているガバガバ仕様。

基本的にそれぞれのヨダナ系列の鯖たちがどう動くのか見守る姿勢だが、つまらなくならないように神々がちょっかいをかけやすくなるようにするためか、ウルク並みにマナとかの飽和度が高い。


・ドゥリーヨダナ&バーヌマティー・・・所在地:元カウラヴァの拠点

本当はドゥリーヨダナだけを攫うつもりだったが、たまたま一緒に居たためバーヌマティーも巻き込まれた。

疲れてるなら寝てもいいよという神々の善意( )か、確実にドゥリーヨダナを逃がさないためか、ドゥリーヨダナは蓮型の結界の中に囚われ眠っている。

結界の中に居るドゥリーヨダナに触れられないし、どんな大きな音を立ててもどんな大きな衝撃を与えてもその結界の形は現時点では変わらない。聖杯の欠片はドゥリーヨダナの胸元辺りでふわふわ浮いてる。

神々が原因の特異点のためバーヌマティーは激おこだが、現地の人には罪はないと現時点では判断し、解決方法が見つかるのではと考え穏やかに統治を行っている。

 

・スヨーダナ&スヨーダナ・オルタ・・・所在地:人が住めない厳しい立地の場所

城があったのでどうするかと2人で話し合った結果、スヨーダナが王様役をすることに。

聖杯の欠片は王の間に安置している。一応誰かに盗られないようにカリが4匹1組の交代で警備している。

こんな機会でなければ王としての勉強ができないのではとスヨーダナはやる気十分。頑張って勉強してとうさまにほめてもらうぞ!とふんすふんすしている。

人が住めないし、居ないので、カリをヒトとして見立てて国のまねごとをしている。この国にいるカリは基本的に人を襲わないし、農業や商いなども行っている。だが、力はそのままなのである程度発散しなければならない。

スヨーダナ・オルタはスヨーダナの教師役兼カリの統率役として色々行動している。インドの神々に目を付けられるとある意味でやばい候補の一人のため、神々に見られ・干渉されないように国々のいたるところに目くらましの術をかけている。

武力が強いのはここ。

 

・偽王&カリ化ドフシャーサナ&カリ化ヴィカルナ・・・所在地:元パーンダヴァの拠点

王と兵という形でまとめ上げ体制を作っているため、統率力が強い。

聖杯の欠片は誰も触れないように厳重に金庫に仕舞っている。

土地が土地だからキレ散らかすか死んだ魚のような目で偽王が統治している。ドフシャーサナとヴィカルナは偽王の胃痛が加速しないようにフォロー役を担っている。

だが、ヴィカルナが善意で提案したことが逆に胃痛案件になってしまうのでプラマイゼロだったりする。もしかしたら一番必死になって駆けまわる羽目になっちゃうのはドゥフシャーサナかもしれない。・・・がんばれ。

 

・マジカル・ヨダナ&魔性化ドフシャラー・・・所在地:未定

聖杯の欠片はコンサート会場の飾りの一部として使ってしまっている。

町や都市というよりも馬鹿でかいコンサート会場とその会場に参加するファンのための宿泊施設がある場所という風に変貌してしまっている。2人でアイドル活動して現地のヒトの脳を焼いている。

歌も歌うしダンスもするし、本も出すしグッズも売るしファンサもする。

アイドルなんてやったことないのでドフシャラーは初めは戸惑うんだけど、徐々に楽しくなったのか控えめだけどファンサもするようになった。急にファンサが受けられるようになった当時のドフシャラー推しの現地の人達はタヒんだけど、悲しませてなるものかと秒で復活した。

少し恥ずかしいけど、違う世界の馬鹿兄貴が自分の為だけに作ってくれた可愛い衣装が嬉しい。

グッズや歌やダンスなどの原案はマジカル・ヨダナが作ってドゥフシャラーが改善策を出す形で完成させている。人員(ファンの数)的な意味で一番勢力があるのはもしかしたらここかもしれない。

 

・ヴァスシェーナ&ユッダ・・・所在地:未定

聖杯の欠片は2人とも触ったら神々に干渉される可能性があると考え、あった場所にそのまま放置している。

一応部下になった現地の人間を派遣して場所が変わっていないかの確認はしている。

ヴァスシェーナの成り立ち上、気を抜けばドゥリーヨダナのようにインドの神々にその地域が破綻してなくても「しまっちゃうかー」される危険性が一番高い。そのため、そうならないようユッダが意図的に動くようにしている。

だが、ユッダは神々が作った機構としての側面そのもののため、何もせずに現状維持するのは結構危険。

神々がある程度満足して必要以上手出ししないようにするため、周辺の国へと結構頻繁に戦を吹っ掛けることで何とか維持しているような状態。

そのため一番好戦的にならざるを得ない状況に。

一番マスターからの同盟を受け入れられづらい立ち位置のため、早くこの特異点が終わって欲しいと切実に願っている。

 

・アーユス&ヨダナオルタ・・・所在地:未定

ネムネム状態のヨダナオルタがほっとけないのか、100人プラス2人分のお兄ちゃん力が発揮しているのかアーユスが積極的に動いている。そのため、ヨダナオルタのネムネム状態はカルデアよりもだいぶましな状態(そうじゃなかったら颯爽と仕舞われている)。

アーユスが王様役でヨダナオルタは補佐役をしている。別の己とはいえ見た目は年下のため、ヨダナオルタのお兄ちゃん力も刺激されている為結構いい関係を築けている。現地の人たちもそんなお兄ちゃん力を浴びて奮起している。

血がつながっていないのに家族のように感じられるような、お互いを助け合う地域へと発展していく。団結力が強い。

現地の人たちに敵判定されたら城につく前に即効追い出され、アーユス&ヨダナオルタに会えなくなるため要注意。初めてこの土地に来た人への視線が物凄く厳しい。

聖杯の欠片は一番最初に家族になった現地の人が他国の人が触れないようにきっちり保管している。


・ドゥリーヨダナ達が居なくなったカルデア

ドゥリーヨダナと同じような状況で派生鯖はパックンチョされてカルデアからその姿を消している。

その後暫くしてダ・ヴンチが特異点の発生に気が付き、マスターと場所がインドだったため、インド鯖も招集した。

パールヴァティーとカーマが今回の原因を説明して全員で「「「「は????(激怒)」」」」する。

ユユツ・オルタは激おこだが、レイシフトから弾かれてしまう。「お前は来るな」とインドの神々から「ふざけんじゃねーぞ」と牽制かつ圧をかけられている。

アルジュナ・オルタも最初は弾かれるが、どうにかこうにかすればレイシフトできるように道筋を作ることはできる可能性はある。2度目の誘拐なので既にマハープララヤする準備は万全。是非も無し。

マスターはこの後、適正判定された鯖たちとレイシフトした先で(インドの神々も一応世界の危機を考慮してドゥリーヨダナ達をカルデアが取り戻すことが出来るように挑戦権を与えたのか)聖杯の欠片を見つけることが出来る。

これを集めれば特異点が解決するのではないかと考え特異点を旅するが、どこを攻略するかによって難易度が変わりそう。(因みに元カウラヴァの拠点へはどうやっても一番最後にしか行くことが出来ない)

一番やべーパターンはヴァスシェーナ&ユッダのいる地域の改善を元カウラヴァの拠点へいく直前にする事。ユッダの機構能力が神々のちょっかいによって暴走して破滅行動し始めてるし、そのせいでヴァスシェーナを守るものが無くなるのでドゥリーヨダナと似たように「つーかまーえた♡」されるしその土地の聖杯の欠片も回収できなくなるのでカルデアはだいぶ不利になる。

一番簡単なルートで聖杯の欠片6個を回収しても、最期の1個がドゥリーヨダナごと神々が結界の中に保管してしまっているので、選択肢を間違えると世界の危機なんか知ったこっちゃないって「コレだけでも手に入れてやるー」と全力で抵抗される。

その場合、神々だろうが容赦なく最大火力でぶっぱしましょう。

「令呪を持って命ずる。破壊しつくせ、アルジュナオルタ!」

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