インタビューwith Shota Saito 1/2

うお⁈ルビー姉さん⁉︎…ビックリしたぁ…何で居間の電気消してるのさ？僕入った途端電気入れるし…どうしたの？

吉住さん明日早くに迎えに来るでしょ

アホなことしないではやk…え？何処に行ってたか、て？

まぁ…うん…友達のところ…え⁉︎何でフリルのところ、てバレた…⁈

硝太は？嘘つけないのに？取り繕うと？分かりやすい？…その通りです。はい…確かに友達少ないので親友兼恋人になる彼女が自然と絞られて該当します…

まあいわゆる「お家デート」です…はい。

いやらしいことしてないか、ですか姉上。

いや…して、ないよ？うん。いや嘘じゃない！本当！！本当だから！顔赤いのはまあ……抱きしめてキスの方をまた…少々…

いや、流石に子ども出来るような行為はしないよ。僕、日本全国に清いお付き合いする宣言しちゃったから破るわけにはいかないし。

え？フリルとの出会いについて教えろ？まあ良いけど、明日遅れないようにね？

…まあきっかけはフリルから。姉さんが弁当忘れたから届けに行って戻る時に彼方から声を掛けて来た感じ。

確か

『君、ルビーの弟？よろしく不知火フリルです。顔良いね？芸能界入らないの?』

だったかな。いきなり過ぎてビックリしたわ…僕元々フリルのファンだったから二重の意味で。

その後は姉さんに会いに行くたびに色々声かけてくれたかな。正直僕って距離感近い人苦手でしょ？

仲良くはしたいけど、まあ苦手、てのは姉さんも知ってると思う。

今までそれを隠して家族以外との人付き合いしてたから。

そんな僕に『硝太くんてさ、人付き合い好きだけど嫌いでしょ？人と話す時に笑うけどいつも少し引き攣ってる。

なのに会話の中身自体は相手を惹きつけようとした話し方にしてる。チグハグで面白い…

ね、君をもっと私に見せてよ』

って…マジマジと真正面から見たけど本当に綺麗だった。

家族以外知らないことを見抜いて話しかけてきたのは彼女だけだったから驚きと感激が強かったから

「友達になって欲しい」て頼んだ感じ。

あとはそこから友達として付き合いが始まって出かけたり、一緒に遊ぶことも増えた感じ。

え？フリルにされてた嫌がらせ止めた話？

いや、単にフリルが困ってるの分かったから友達になってくれた代わりに助けになりたかっただけ。人の感情は声の温度と目線で分かるし。

…あれはフリルの驚いた顔と笑顔を見れたのが1番の報酬だったよ。

フリルから頼まれて撮影現場に行ったら彼女、少し顔を強張らせたから視線の方向で直ぐ誰か分かった。まあ、ある程度情報は貰ってたから答え合わせみたいなものだったし、数名の醜聞集めるのは苦労したけど…え？人数について？

［フリルより先輩でキャリアがある役者］で絞るからざっと6人。で、関係者含めると10人。

後は一人一人無知なエキストラ装って釘さして回っただけ…てどうやって調べた、か？芸能人の醜聞なんて山ほど転がってるから信憑性高そうなものと薄いものを交互に混ぜて脅した。後はその人の顔と目つき、声の温度で確かめて、一押し。

スタッフとかは人間関係なんて見てたら少しは分かるし憶測、よくあることを交えて同じく聞いてみて…ん？姉さん引かないでよ。あかねさんの時に見せたでしょ？僕の特技。

なんでそこまでしたのか？

姉さん、［友達］を守るのは当然でしょ

僕の人生を通して、事務所の人達や家族以外で初めて「僕」を見てくれた人だからさ。困ってるなら助けたいし、苦しめてる奴がいたら［黙らしたい］じゃない？

…本当は社会的に殺しても良かったんだけどね。結構な内容だったし

こんな時間か。もう遅いし、寝るよー

フリルのストーカーの話？明日で良い？

おやすみ

ルビー「思っていた以上にフリルへの思いが最初から強かった…硝太、お姉ちゃんは硝太が嫌がる方法でママの仇を取ろうと思ってる。終わった後、軽蔑しちゃうかな…

硝太に全て話したらフリルにした時と同じように助けてくれるかな？

なーんて…ガラじゃないな私。独り言長くなってるし早く寝なきゃ」