アンティゴネ
【元ネタ】戯曲『アンティゴネ』
【クラス】バーサーカー
【真 名】アンティゴネ
【性 別】女
【身長・体重】160cm・48kg
【外 見】喪服を身に纏った女性
【属 性】混沌・善
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:E 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
狂化:EX
理性と引き換えに各種ステータスをランクアップさせる能力。
彼女の場合、意思疎通は可能だが、「死者を埋葬する」「人間の手による死者の顕彰の否定」という思想に取り憑かれており、正常な思考を行うことが出来ない。
【固有スキル】
対英雄:B
本来はセイヴァーのクラススキル。英雄を相手にした際、そのパラメータをダウンさせる。
全ての死者の平等。死後の存在に向けられる信仰、その不平等の否定。
高い神性を有する相手や、死んだことのない存在、ガイアに近しい存在には効果を発揮しない。
対人理:D
本来はビーストのクラススキル。人類とそれが生み出すものに有利に働く法則、その全てに待ったをかける力。
後述する宝具によってバーサーカーはこのスキルを獲得している。
竜牙の紋:E
スパルトイの子孫が有する特殊な紋章。
バーサーカーは竜牙兵の一人、エキオンの血を引いており、その身に竜種の因子を宿している。
【宝具】
『死せる貴方に愛を込めて(キズィア・シンフォシオン)』
ランク:C 種別:対死者宝具 レンジ:5 最大捕捉:1人
相手が死者である場合、砂をかけることで象徴的に埋葬、冥界へと送る。
「死者」の定義には一度死を迎えて英霊となった存在も含まれる。
この宝具を受けた者は判定を行い、失敗した場合消滅する。
『永久なる神々の法(アンチ・ノモス)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
アンティゴネの体現する、人間の作り出した法に対する「自然の法」の絶対的優越。——即ち人理の否定。
バーサーカーに対して行われる干渉が人間に由来するものであった場合、それを減退し、無効化する。
【解説・人物像】
テーバイの王女。オイディプス王の娘。
ソフォクレスのギリシア悲劇『アンティゴネ』の主人公。
同劇以前にアンティゴネに関するエピソードの言及は存在しないため、この作品によってギリシア神話内にアンティゴネのエピソードが取り入れられたと考えられる。
『テーバイ攻めの七将』において、追放され、王位を取り戻す為にテーバイに攻め入った兄ポリュケイネスは、死後国王クレオンの命で埋葬を禁じられる。
アンティゴネはそれに反発、堂々と兄の埋葬を行うも捕えられ死罪となる。
クレオンは予言者テイレシアスに涜神を非難され、処罰を撤回するが時既に遅く、アンティゴネは自殺。それを見たクレオンの息子、アンティゴネの婚約者ハイモンは後を追い、妃も自殺。クレオンは悲嘆する。
このサーヴァントでは採用していないが、後代にはアンティゴネは命を助けられて、ハイモンとの間に子供を儲けるという話も作られている。
生まれた子供マイオンはスパルトイの子孫が有する特殊な紋章を持っていた為に王女の生存がクレオンに露見。マイオンは殺され、その両親は自殺した。
エテオクレスが国家のために戦ったことで英雄とされ、葬礼が行われたのに対し、ポリュケイネスは反逆者として埋葬されず、遺骸は打ち捨てられた。
以上のクレオンの国家の利益を優先した行動に対し、アンティゴネは死者の埋葬という神への義務と、兄への肉親の情という自然な倫理に従って行動を起こし、ポリュケイネスを埋葬する。
このクレオンとアンティゴネの対立は、「人間の法」と「神の法」の対立として解釈される。
愛情深い性格。その愛情故に周囲を顧みず暴走することも。
狂化の影響により思考が極端なものとなっており、死者を弔わないことのみならず、その扱いに差異を生み出すものとして英雄崇敬そのものを拒絶している。
願いは「人間の手による死後の不平等の是正」
死後の存在が、生者の都合によって異なる扱いがされることを良しとしない。
人々の想念によって形作られた英雄がサーヴァントとして呼ばれ、願いを叶える機会を得ることについて「不公平」と感じている。