アル社長の牢獄内での一幕
ヒナ 「そう…あなたも捕まったのね…」
ネル 「ああっクソ!これで四人目か!あのタヌキ女何考えてこんなことしてんだ⁉︎」
ツルギ 「いひひひ…ひひひ……どうしよう…」
アル 「(なななな、なっ、なんですってーーーーーー!!!???ヒナにミレニアムとトリニティのめちゃくちゃ強い人が捕まってるーーーーー!!!???というかなんで私だけこんな壁だらけの部屋に連れてこられたのよーーーーーー!!!???)」
アル 「三人とも落ち着いて?まずはさっきもらった食べ物でも食べて落ち着きましょう?今は焦っても何もならないわ。まず落ち着いて状況を整理しましょう?(うわあああっ!なんで私はこんな時に仕切ろうとしてるのよぉ!カヨコもムツキもハルカも別の場所に連れていかれちゃったし!どうすればいいのよ!)」
ヒナ「…そうね。今はそうするしかないわね。(落ち着いてるわね…場数を踏んでいるだけのことはある…ということかしら)」
ネル 「チッ…そうだな。(コイツ…肝がすわってやがる。なるほどな…あのタヌキ女が警戒するだけの実力がある…ということか)」
ツルギ「きひひひっ!(この人…度胸あるなぁ…)」
アル 「(あ…あれ?なんかうまく行った?)」
以下事情説明中
アル 「…ということがあって今捕まってるのよ。」
ヒナ・ネル・ツルギ「…」
アル 「(ちょ…なんでみんな黙るの?私何か変なこと言ったかしら)」
ヒナ 「ねえ…あなた本当にマコトの動きが見えるの?狙撃したと言っていたけど。」
アル 「…へ?…ええ、まあ、かろうじて残像が見えるくらいだけど…狙撃だって簡単に躱されちゃったし…」
ヒナ 「…私には見えないわ。」
アル 「…ハイ?」
ヒナ 「最高速で動いているマコトは私でも残像も捉えられないの。私にできるマコトへの対策は隙を作って攻撃に耐えて反撃することだけ。」
ネル 「…あたしもアレは無理だ。反応するのが精一杯。視認なんて出来やしねえ。」
ツルギ 「…わ、私も二人と同じ…です。全然見えませんでした…」
アル 「(え?へ?見えない?ヒナにも?…え?)」
ヒナ 「(私たちではマコトを倒すことはできる。でも私たちがここから出たところでマコトは戦ってはくれず逃げられるだけ…でもマコトを視認することができる彼女ならマコトも放っては置けない!彼女を逃すことができればマコトを止める希望になる!)」
ヒナ 「 (なんとしてでも彼女をここから脱出させなければ!)」