アルス・アーツ
〈本名〉アルス・アーツ
〈種族〉怪異・怨念
〈享年〉23歳
〈一人称〉僕
〈所属〉劇団パラノイア初代団長
〈好きなもの〉酒、演劇、音楽鑑賞、劇団パラノイア、マグナ氏
〈嫌いなもの〉差別、自分自身、劇団害なす存在、塩、聖なるもの(浄化されるので)
〈怖いもの〉転落、首吊り、孤独
〈外見〉身長180上程のツートンカラーの髪とオッドアイが特徴的な青年。ボディは機械人形で出来ており、見た目こそ人間だが触れた時の感触は人形そのもの。戦闘時や感情が荒ぶった際には体からグリッチやノイズが出る事がある
〈能力〉怪異としては900年以上君臨しており、その力も比較的上澄みの方である
自身の呪力と魔力を元に作り上げたグリッチやノイズを元に空間干渉や精神汚染を与える事を得意としており、本気を出せば広い空間を丸々支配し、その空間内にいる者を全員自分の意のままに動く手駒にする事も可能
また、異空間や怪異を探知する能力にも長けており、怪奇現象にはもっぱら強い
その他にも舞台照明の様な遠距離ビームを上空から放ったり、自身の呪力を元に作り上げる「演者」に攻撃をさせたりと演劇とバグを模した多彩な技を使う
そして本体は怨念そのものなのでその気になれば他人の肉体に憑依する事も可能。死体の場合は長時間の憑依が可能だが生きてる存在の場合は短時間のみの憑依となる
〈経歴〉
種族は人間。現在の姿とは大きく変わり、外ハネの黒髪に赤い瞳の笑顔が良く似合う好青年だったようだ。
そこそこ裕福な商家に生まれ、その人たらしな性格と類稀なる才能で多くの者に好かれていたが、家は継がず「いかなる種族や階級の者も平等に芸術を楽しめる空間を作りたい」という願いで劇団パラノイアを設立。
代表作は「ガリレオの余罪」「星描人ユダ」「天地創臓カプリシオ」など多数。そのどれもが教科書に載っていたり、何十回にも及んで映像化されていたりと世界的な知名度を持つ不朽の名作ばかりであるが、本人は「自分は有名になりたい訳じゃない」と言い、出来る限り自分の情報は世間に公表しないようにしていた
親友であり相棒のマグナ・ユダ氏や多くの種族を勧誘し、彼等に非常によく好かれていたがある日劇のリハーサル中に足を滑らせ壇上から転落死した
その後は幽霊となり、2代目劇団長となったマグナ氏の事を見守っていたが、大天才にして人徳者だったアルスを失った劇団員たちの心は深く、彼等はそのうち「マグナがアルス団長を殺した」と思い込むようになり、マグナ氏を虐げるようになってしまった。
親友を失ったショックと信頼していた劇団員たちの裏切りによりマグナ氏本人も精神をすり減らしていき、最終的には「自分がアルスを殺した」と言い残し、29という若さで自ら首を吊り亡くなった
幽霊であるためそれらを全て見ている事しか出来ず、目の前で親友を失ったアルスは精神崩壊し、咄嗟にマグナ氏の遺体に乗り移り、残された彼の情報を手に自ら作り上げた異空間に900年以上閉じこもって廃人のような生活を送り続けていた
しかし、そこから徐々に「なぜあの子が死ななければならなかったんだ」と彼を虐げた劇団パラノイアそのものを憎むようになっていき、ついには公演中の劇場を襲撃
観客や団員達を纏めて洗脳して劇場を自身異空間に転送することでダンジョンに変異させ、助けに来た者たちと洗脳した者を殺し合わせる事で己が作りあげた劇団パラノイアという存在に終止符を打つことを誓ったが、計画は道半ばで失敗。
そのまま本人は消滅するつもりだったが、現団長たちに「ここで消えるくらいなら生きて罪を償え」と引き止められ、劇団員として再び復帰することとなった
〈性格など〉
1度完全に精神が崩壊した影響か、生前とは性格が大きく変わり、不憫な苦労人気質でややぶっきらぼうな性格になっている
しかし、面倒見の良さは生前から変わっていないらしく団長兄妹達には振り回されつつ、時にはちゃんと良き先輩として彼らを導き守る姿を見せることもい
今も尚マグナ氏への愛は現在。時折精神的に限界になると「イマジナリーマグナ」 なる謎の存在と脳内対話を始め出す癖があり、劇団員たちには若干キモがられている。ちなみに本人曰くマグナ氏への感情はあくまでも友愛や兄弟愛のカテゴリーであり、決して恋愛感情ではないとの事
実は重度の酒好きで大酒豪。一度飲ませると周りを全員酔い潰させるまで止まらないし性格も大分豪快になるのでもう酷い。ちゃんと後日二日酔いで苦しむが流れるように向かい酒をキメようとする酒カスでもある。よくツッコミに疲れると酒に逃げる
