アリシア・初夜
アリシアは腹部に吐き出された精液を指に絡めていた。
「……♡」
母親を伴わないセックスは初めてだった。他のだれでもない自らへ向けての情欲と吐精。アリシアを昂らせるには刺激が強過ぎたのだ。
「はぁ、ん。ぁ……♡」
王子の御前を忘れて、アリシアが自らを慰める。腹部の精液を指ですくって、幼い割れ目に塗っていく。包皮の内側で硬くした小さな淫芽を指でつぶしながら、狭い入り口を男性の粘液で濡らして慣らして指を入れる。
「あんっ♡ あっあっ、ゃぁ♡」
くちゅくちゅと音を立てながら、アリシアが腰をひねってよがっていた。
「…………」
対してリーク王子はその様を見ていた。体にかけられた精液を潤滑油にしながら幼裂を広げていくアリシアの様子のことだ。
2本挿入された指は内側をかき混ぜながら広げて、もう片手は親指でくりくりと淫芽をこね回している。もうその姿は子どものものとは言えない。淫楽に狂った雌そのものだった。
「っっ!!」
アリシアの肢体を乱暴につかみ上げる。
「ふぁ♡」
拍子に局部を弄っていた手が抜けてアリシアから気の抜けた声が漏れた。リーク王子はお構いなしでアリシアをうつ伏せにしてベッドに押し付ける。アリシアの小ぶりなおしりの奥では幼さを捨てた淫裂が欲しがってよだれを垂らしていた。
「……、っ!」
「にゃぁっ♡」
あてがうこともせずにそのまま突き入れた。
「っ、はっ……あ」
アリシアの内側は、キツくはあるが受け入れていた。少なくとも裂けたり血を流したりすることはなかった。
それだけ確認すると、そのままアリシアへと体重をかけていく。
「あ、っ…………かっ、は」
圧迫されて苦しげなアリシアだが、その中は待望の異性に蕩けていた。きゅうきゅうと伸縮しながら、舐めるように締め上げる。
「はっ、はぁ、あっ…………! あぁっ!」
ゆっくりと引き抜いて、じっくりと押し込んでいく。先端が奥に突き当たったら、そのままぐりぐりと内側から圧迫する。
「あっ、あ……く、くぁっ」
苦しさから逃れようとしてシーツの上を這うアリシアの、小さな両肩を押さえつけた。突き破りそうな勢いで押し込みつつ、それからゆっくりと引き抜いて、また押し込む。
ペースが上がらないのは、アリシアがキツすぎるからだ。特に引き抜くとき、アリシアの内側はリーク王子に縋りついて、摩擦と抵抗と快感を与える。
それでもアリシアが濡れるほどに交合は潤滑して、アリシアにもスムーズに快楽を伝え始めた。
「あーーー♡ あっ、ぅぁ♡ っう……♡」
「くっ……はっ、はあ…………あっ」
アリシアの可愛らしいおしりを潰して、陰部を埋めている。強い圧力を楽しむそれはセックスというよりもオナニーに近い。そのままぐりぐりと動かして内側を拡張していく。
リーク王子がアリシアを抱きかかえて持ち上げた。体位そのものは背面座位のそれだが、股ぐらを引き裂かれて突き上げられ、身体を揺すられながら苦悶の声を漏らすさまは串刺刑のようだった。
「ぁっ! あぐっ、ぁっあっ♡ ぁぁぁぁぁぁぁぁ………………………♡」
アリシアとの結合部からちょろちょろちょろちょろ……と恥ずかしい水が漏れて、突き刺さった剛直を濡らしてからリーク王子の脚を伝ってシーツに滲みていく。
「はぁっ! はっ、はっはっ」
痴態はますます王子を昂らせて乱暴にした。隙間なくぴったりと結合したままズンズンと突き上げ、もはや壊れたアリシアをさらに責め立てる。
「うっ、くぅっ……! は、ぁあ!」
首が座るかもあやしいアリシアだが、快楽器官は未だにぜん動して王子への奉仕を忘れなかった。
「あ、はっ! ぅぅ、出るっ!!」
「あー♡ ぁっ、っぁ、ぁぁぁぁぁぁ………………………♡」
リーク王子は腰を跳ね上げながら、びゅくびゅくと射精した。アリシアの狭い内側はピッタリと密着しているせいで、外側に流れ出ることさえできない精液がアリシアの体内に溜まっていく。
びくんびくんと痙攣しているアリシアは、くったりとリーク王子に抱き抱えられていた。意識はないのに腰はかくかく動いていて、よだれを垂らした口からは甘い吐息を吐いている。
長く長く、植え付けるような吐精を終えると、リーク王子はそんなアリシアの口に舌をねじ込んで自らが萎えて抜けるようになるまでを待った。
すぅすぅ、と、子どもらしい寝息を立ててアリシアが眠る。彼女が裸であることはシーツが覆い隠していて、口元や上半身の汚れは王子によって拭われていた。
そんなアリシアをリーク王子のやや冷めた目が見下ろしていた。
王女の中で、自らの淫楽に屈して売女になったものは、『落伍者』と呼ばれる。これは、ある意味で最も王宮の中での立場が低い物である。
理性でもって自らを律する事さえできなかった娘は、王族どころか人ですらあやしいと言ったものだ。
そんな王女たちは、形だけ王族でありながら、その実は王宮内での陰口冷笑の対象となり、公に認められた娼婦以下の存在として蔑まれ、同じく王宮内での男には都合の良い道具として活用されることとなる。
いわんや、そんな女の父親も知れぬ娘をや。
アリシアは、決して、華やかな王族の女にはなり得ない。後宮が最後のセーフティネットだ。
すぅすぅと眠るアリシアの茶髪を、リーク王子が優しく撫でた。
「ん」
眠りながら身体をこわばらせたアリシアの幼裂から、こぽりと音を立てて白濁液がこぼれ出た。