アリシア・初夜

アリシア・初夜



「アリシアでございます、リークおじさま。あなたの姪でございます」

 その晩、リーク王子の寝食に遣ってきたのは彼の姉妹の娘、つまりは三親等の姪だった。王家の後宮で、そういうことは珍しくない。王族の女として生まれてきたものは、王子の妻となりその子の母となる事でしか国政に携わることはできないからだ。

 だが、後宮の退廃と生まれの淫靡さに当てられた女も、また現れることがある。

 アリシアの母親、つまりリーク王子の姉妹のひとりもそうだった。彼女は自らの父が後宮にて女を侍らせ、欲情にまみれ、快楽を尽くし、淫蕩に耽る様子を幼い頃より見て育ってきた。父にまたぐらを開いてこいねがう女たちと、それを聞き入れて剛直を女に突き入れる父の姿を見て、ひと桁の歳で自慰を覚え、初潮よりも早く城の男に身体を開いた。

 今リーク王子の目の前にあるのは、そんな女の娘だった。

 飾り立てられたドレスは腰と胸元のフリルで性的な部位への目を惹き、そのまま布の薄さで局部が透けていることを気づかせる。手持ち無沙汰な両手は太ももやおなかをなぞっていた。それはまるで興奮しているのにお預けをされているかのような。

「……」

「っ♡」

 リーク王子は無言のまま屹立を晒した。

 アリシアはためらうことなくそれにキスをしてリーク王子の足元に縋りついた。


 シルヴィアは、城下で見初めて召し上げてからお互いによく人となりを知り合ってからだった。ルガルは元々メイドだ。彼女とはそれなりの付き合いがあった。ミスティは事故と過失によるもので、まだこなれてはいない。

 ある意味では、後宮らしい素直な性欲と淫楽の発露はこれが初めてかもしれない。

「んちゅ……♡ ちゅ、ちゅぱ♡ んんっ」

「ああ……いいよ、気持ちいい」

 あぐらをかいたリーク王子と、それを枕にするようにしてアリシアが寝そべっている。アリシアはリーク王子の暗部に手を添えながら舌と口での奉仕に及んでいた。

「ありがたいお言葉ですぅ…………♡」

 リーク王子の手も、またアリシアへと伸びている。片方は、猫を撫でるようにアリシアの髪を労っていて、もう片方はうつ伏せに寝そべったアリシアのおしりへと。

「お母さまには、たくさん教えていただきましたぁ。女の子のこと。……殿方のこと。気持ち良くなるなりかたも、気持ち良くするやりかたも。女の子同士の仕方だって……あん♡」

 リーク王子の指先がアリシアの幼い割れ目の一端を撫でた。10歳にしてそこはしっとりとしていて、彼女の育ちの淫靡さを伝えてくる。

「私、きておりますので♡ きっとお母さまといっしょにした時に、目覚めさせれてしまったのかと」

「それは何歳のとき?」

「わかりません♡ でも間違いないのは、5歳よりは前のことです。私を抱きしめながら殿方を受け入れていたお母さまに、その歳の誕生日をお祝いいただきましたので♡」

 初潮の年齢を聞いたと勘違いされるような文脈だったが、アリシアは間違いなく返答した。彼女にとってそれはさしたることではなかったのだ。

「んぁっ♡」

 つぷん、とリーク王子の指先がアリシアの内側に沈み込んだ。

「もう慣れてる?」

「いえっ、舐めたり、こすったりはお母さまといっしょのときにしていただいたことはございますが、それ以上は…………」

「そう、っ」

 変わらずアリシアはリーク王子の陰部に頬を寄せて、愛しのお菓子を味わうようにしゃぶっているが、わずかに腰を浮かせて動いている。

「そろそろ出そうですか? どこにお出しになりたいですか?」

「そうだね……っ」

 アリシアの熱い吐息がかかるたび、リーク王子の屹立はふるえる。この欲情をはやく吐き出したいという気持ちと、このまま突き入れてしまいたいという欲求が拮抗している。

「っ、くっ……は。仰向けになって…………おなかに」

「♡」

 アリシアは身をよじり、リーク王子の脚の上で横になってその指先で王子のものの先端を腹部に導いた。

「……どうぞ♡」

「っ、ぁっ、ぅっ! あぁっ!」

 アリシアの柔らかなおなかに密着した状態で、リーク王子の吐精が始まった。びくんびくんと跳ねようとするそれを、アリシアは抑えてくれている。

 先端からあふれる白濁液は、まずアリシアの浅いおへそを埋めてしまうと、そのままアリシアの小さな腹部全体へと広がっていった。どぷどぷと吐き出しながら、アリシアの体が汚れていく。

「…………ぁ、はぁっ、は…………っ」

 脊椎を痺れさせる余韻を味わいながら、リーク王子はアリシアに半身を委ねていた。

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