アリアとクオンの夜這い誘惑大作戦
※このSSはまだエルキュールが三人を孕ませる(ハーレム編)前を想定しています。そのため赤子は産まれておらず、アルマとも出会っていない頃です。
深夜。毎日の鍛錬、貴族の仕事、そしてグラディエーターとしての仕事の数々を終えて横になるエルキュール。
すっかり貴族の仕事に慣れてきていたエルキュールだが、今でも名うてのグラディエーターとしてコロッセオで戦い続けている。
そんな彼にとって睡眠中も完全に寝入ってしまうことは少なかった。他者の接近には熟睡していても察知して目覚めるほど。
もし例外があるとすれば、誰かさんの薬で一服盛られた場合だろうか。
「――んっ……れろっ……♡」
「――ちゅぷぅ……れりゅ……んぅっ♡」
下半身に感じる強烈な快楽に、エルキュールの意識は目覚めた。いつもならすぐに起き上がれるはずの身体はとても重く、感覚を取り戻していけば四肢が縛られていることを悟る。
金属の感触ではない。そもそも物質的な感触ではなく、金縛りのように四肢が縫い付けられているのだ。
そして下半身……鉄塔のごとくそそり勃つエルキュールの愚息には生暖かく濡れた感触が取り巻いている。
そして度々聞こえる息遣いに、やっと視界を取り戻してみれば
「あ、起きちゃいました……?」
「え、えっと……これは……」
片や13歳という年に見合わない大きく膨らんだ胸や早熟した身体つきを持つ茶髪の少女アリア。
片やハーフハイエルフでエルキュールより年上だと言いはるが、外見も性格も13歳が妥当な白髪の少女クオン。
どういうわけか彼女達が揃ってエルキュールの愚息に舌を這わせていたのだ。
エルキュールはもう一人……橙髪の少女フェニアがここに来ていないか見渡したが、あの好奇心旺盛で耳年増な娘は意外にも来ていなかった。
兎にも角にもエルキュールは口も動くようになってきたので、彼女達にどういう状況なのかを確認してみる。なんとなく、彼女達が引き起こした事態なのは想像していたが。
「…………エルキュールさんがいけないんです」
しばらく経って口を開いたのは意外にもアリアだった。
13歳の割にとてもしっかりした性格であるアリアだが、その時は年相応の様子でエルキュールに語りかけてくる。
「名うてのグラディエーターとして、色んな女の人に言い寄られてるじゃないですか……毎日、綺麗な人や可愛い女の子のファンに囲まれて……」
確かにエルキュールはとても有名なグラディエーターだった。彼が出る試合はいつも観客席が完全に埋め尽くされるほどで、どこぞの姫がお忍びで見に来てると言われた時はエルキュールも流石に肝を冷やしたものである。
ファンが非常に多く、その大多数が女性ともなれば出歩く度に話しかけてくる者達はとても多かった。
明らかに胸を見せつけてくる者もいれば、ストレートに一夜を共にしたいと言い出す者まで。無論エルキュールは全部丁重に断ってきたが。
しかし二人はどうしようもなく不安になったらしい。アリアに続いてクオンが口を開く。
「それで、不安になったんだ……ぼくとアリアはそういう人と比べると、その……ずっとちっちゃいし……ぼくなんかもっと」
アリアも早熟であるとはいえ、13歳にしてはという点もある。いくら胸は大きく体つきは大人に近くても、大人に比べたら細すぎたり小柄なのは変わらない。
そしてクオンは言わずもがなで、ハーフハイエルフとしては13歳と言っても少し幼すぎる。
細身ではあるとはいえちゃんと大人であるフェニアに比べると、二人はまだまだ幼いところがある。
エルキュールはそんな二人を安心させるように告げていく。自分にとっての妻はフェニアとアリアとクオン以外にない。それ以外の女は眼中にないのだと。
「でも、ちょっとデレデレしてました」
それはしてない。
「いや……してたよ?こないだ凄く胸の大きなエルフに抱きつかれてたよね?思い切り胸見てたよね……?」
それに関しては流石に仕方ない。アレは目が行ってしまう。そもそも抱きつかれたのだって、予想外なことだったのだ。階段から落ちた相手を受け止めないわけにもいかないのだから。
とはいえエルキュールは色々と言い訳を考えてみるものの、失礼にも胸に体が当たってしまったことや視線が豊かな肉果実に向いたことは事実ではある。
まさかクオンに見られていたとは。いやあの場にはクオンの使い魔のリットがいたのだから、見られていてもおかしくはなかったか。エルキュールは頭に事あるごとに登ってくる綿毛ねずみに、しばらくオヤツは抜きにするか……と考えたそうだ。
「だから、これは嫉妬なんです……んっ♡ちゅぅっ……♡」
「ぼくたちだって、エルキュールを夢中にしたい……んんっ♡」
言いながらアリアとクオンは再びその小さな舌で凶悪な鉄塔を舐め回していく。
肉の槍とも言えるほど巨大なエルキュールのソレを、まだ幼い少女たちが一心不乱に奉仕していく様はあまりにも淫猥だ。
やがて二人は取り合うように亀頭へとキスを繰り返していた。チロチロと行き交う舌の感触や、柔らかい唇が醜い肉槍に吸い付く度に射精感は増していく。
耐えようとしたエルキュールだったが、どういうわけかふんばりは効かない。
ちょうどアリアが竿先を頬張ったと同時に、熱い奔流が放たれていく。
「んぐぅぅぅ〜〜〜っっっ♡♡♡」
エルキュールの大量の精液を零さずに小さな口で受け止めていくアリア。激しい奔流に、小さな肩を揺らすが彼女は見事に口に収めた。
とはいえエルキュールの精液を独り占めにする形になったからか、白髪少女はぽつりと言ってしまう。
「いいなぁ…………へ?んんんぅっっ!?」
物欲しげな呟きがキーとなったのか、アリアが突如クオンと唇を重ね始めたのだ。
いくら同年代でも非力で小柄なクオンがアリアに叶うはずもない。
「んみゅぅ……ちゅくっ……んぐっ……こくっ……♡」
アリアが何をしようとしたのか、エルキュールは何となく察しはつく。クオンも口の中に流れ込んできた苦いものを感じたのだろう。先程こぼした言葉もあって、抵抗は弱まりそれを堪能しているようだった。
そうやってエルキュールの目の前で少女達は口移しで精液を分け合っていく。
「どう、れすかぁ……♡えるきゅーるさん……びっくりしました……?♡」
「ぼくが、おどろいたよ……んっ……♡あれで、またぼっきしちゃったの……?」
こくんと喉を鳴らし、アリアから分けてもらった精液を飲み干すクオン。まさかの痴態を見せつけられたエルキュールだが、下半身の愚かな肉槍はわかりやすくそそり勃っている。
いくら何でも正直過ぎる下半身にエルキュールが困惑するのに対し、アリアとクオンは申し訳無さそうに種明かしした。
「その、クオンの薬をいっぷく盛りました……それで元気になりすぎたみたいで……ごめんなさい……」
「エルキュールがね、動けないのも……ぼくの魔法でこーそくしてるからなんだよ……ごめんね……」
なんだかんだ悪いことは出来ないのか、二人共しゅんと肩を落としつつ謝ってくる。
どうりで眠りが異様に深く、こんなにも身体は興奮しやすいわけだ。
どうりで物質的な感触はないのに、縫い留められたかのような感覚がするわけだ。
エルキュールは納得しつつ怒らないから解いて欲しいと囁くが、二人はまだ止まる様子はないらしい。
「エルキュールさんの、ココ……すごくガチガチしてますよ……♡」
「エルキュール……こういうの好きだよね……♡」
今度はエルキュールの両脇座り込むアリアとクオン。彼女達はそれぞれからエルキュールの耳に囁きかけつつ、勃起した肉槍を小さな手で触り始めた。
そしてアリアはその年に似合わない巨乳を、クオンは恥ずかしそうにしつつも慎ましい胸をエルキュールに差し出していく。
押し付けられる柔らかい感触に、エルキュールは耐えようとするも薬の影響か昂った性欲は止められない。いつの間にか唇に押し付けられていたアリアの乳房にエルキュールは吸い付いていた。
「ひゃんっ♡えるきゅーるさん、すきにして、いいんですよぉ……じゅーさんさいのぼにゅーを……ちゅうちゅうって♡」
かつて男達の性欲の捌け口にされてきた経験のあるアリアは、その乳房から定期的に搾乳しなければならないほど延々と母乳が生成される体質になっていた。
それをコンプレックスとしていた彼女だったが、今では武器として使ってくるのだから敵わない。口内に広がる仄かな甘味に、エルキュールは抗えない。
「きゃうんっ……つよくちゅうちゅうされてっ……んあっ♡よーしよーし……えるきゅーるさん、あかちゃんになっちゃえー♡」
すっかり調子に乗ってきたアリアは、かつて覚えさせられたやらしい言葉を今度はエルキュールを陥落させるために使っていく。
頭を撫でられながら母乳を飲まされて、その上でアリアとクオンの小さな手が愚息を弄んでくるので、流石のエルキュールも抗う余裕もなかった。このままでは完全に蕩けさせられる。色んな意味で恥ずかしい黒歴史がまた増えてしまう。
「ひとりじめはズルいよ、アリア……」
エルキュールの思考が混迷を極めていく中で、少女二人は気にする様子もない。
アリアはむぅー……とふくれっ面になってきたクオンにクスクスと笑うと、エルキュールにしゃぶられた乳房を引き抜いた。
次に差し出されるのはあまりにも慎ましい膨らみかけの乳房。桜色の可愛らしいさきっぽが、妙にいやらしく見えてエルキュールは口に含まされたそれを吸ってしまう。
「ひううっっ♡えるきゅーるが、ちゅーちゅーしてくれてるっ……ぼくのおっぱい、おいしい……?」
アリアとは違い母乳なんて出るはずのないクオン。されど13歳と言うのも少し怪しく思えるほど幼いクオンの乳房に吸い付いているという、背徳的な快感が脳を焦がしてしまいそうだった。
思わず甘噛みしながら舌で先端をクリクリと弄ってしまえば、白い少女は悲鳴を上げてしまう。
「ひうんっ……い、いたずらはだめだよっ……んんっ♡よしよし……いいこいいこ……♡おねーさんな、ぼくがあまやかしたげるから……んぁっ♡」
クオンは事あるごとにエルキュールの年上だということを言ってくるが、その性格はどう見ても年上には思えない。
いや事実としてはそうなのだろうが、エルキュールに対する仕草はどう見繕っても背伸びしようとする少女のものだ。
それがどうしようとなく愛おしく、エルキュールをさらに滾らせてしまう。
「どっちのおっぱいを、すってもいいんですよぉ……ちゅーちゅーって♡えるきゅーるさんを、とりこにするんですから……」
「がんばれ♡がんばれ♡エルキュール♡たくさん、しこしこするから……きもちよくなってね♡」
両側から鼓膜を叩いてくる少女達の声。もしエルキュールが真性のロリコンだったなら、それだけで昇天してしまいそうだ。
やがてペースの早まる二人の手の動き。初々しいクオンはともかく、アリアの手つきは洗練されたもの。
薬により欲を刺激されたエルキュールの愚息は我慢できるはずがなかった。
「ひゃっ♡すごいいきおいですね……ふんすいみたいです♡」
「りょうも、たくさん……♡えるきゅーるのにおいだぁ……♡」
天井に向かって噴水のように放たれる精液。飛び散ったそれは二人の身体やエルキュールの古傷だらけの身体も汚していく。
アリアもクオンも揃って自らの手にこびりついた精を舐めとり、それでも足りずにエルキュールの割れた硬い腹筋にまで舌を這わせ始めた。
生暖かい濡れた舌が這っていく感触に、神経を研ぎ澄まされたエルキュールは思わずビクついてしまう。
「えるきゅーるが、びくってしてる……♡」
「おとこのひとでも、かんじるんです……たとえば、こことかも……♡」
アリアはあろうことか、エルキュールの硬い胸板も舐め始めた。探るように舌を滑らせ、やがて乳首を舐めていく。
予想外なことにエルキュールが呻き声を漏らせば、アリアは悪戯っぽく微笑んだ。
「んっ……ちゅぅ……♡えるきゅーるさん、もしかして……ココよわいんですか……♡」
「こ、こうするの……?んんっ……れろぉっ……♡ほんとだ、えるきゅーるがびくってした……♡」
断じてそんなはずはない。間違いなく薬のせいだ。エルキュールはなんとか自分に言い聞かせるが、どうにも自信が揺らぎかけてしまう。
そして二人にもそんなことは関係ないだろう。夢中になってエルキュールの身体を舐め回し始めてしまった。
「えるきゅーるさんも、すなおになっちゃえ……♡」
「ぼくたちに、かんらくしちゃえ……♡」
これ以上は本格的に不味い。
というよりもエルキュールの我慢が色々と限界を迎えそうだった。
エルキュールの身体を縛る拘束はクオンの魔法だと聞く。その性格に反してかなり優秀な魔女でもあるクオンの拘束魔法は、力技で戦うことの多いエルキュールには本来どう足掻いても外せないものだろう。
しかし確かにミシリ……という音がしたのだ。ベッドやエルキュールの骨が軋む音でも、肉体が悲鳴を揚げる音でもなく。
「へ?」
最初に異変を感じたのは魔法をかけたクオンだろう。長耳がぴくぴくと揺れて、ヒビ割れていく自分の魔法に驚いているようだった。
やがてあまりにも呆気ない小さな破砕音と共に、エルキュールの四肢が自由を取り戻してしまった。
「きゃっ……!」
「な、なんで……?」
起き上がったエルキュールにまとめて抱かれ、アリアもクオンも困惑のほうが大きいだろう。
エルキュール自身も何故あんな呆気なくクオンの魔法を壊せたのか、欠片も理解できていなかった。
というよりも考える余裕はなかったのだ。
「あ、あの……えるきゅーるさん?」
「ま、まって……ごめんなさっ」
本能的にアリアもクオンも察知したのだろう。今のエルキュールは理性を投げ捨てていることを。熱された鉄杭のごとく熱気を放つソレの存在感も。
二人共、覚悟はいいな。あんなに煽ったお前たちが悪い。そんなことをエルキュールは口走りつつ、薬によって盛りきった性欲を解き放つ。
そして数時間後……
「ひうっ♡あっ♡ああっ♡えるきゅーるさんっ……もうゆるしっ……ひあああっっ♡」
「えるきゅーるっ……ごめんなさっ♡ふああっ……♡だめっ♡こわれちゃっ……だめぇっ♡」
そこからエルキュールは終始無言だった。
アリアを羽交い締めにして背面座位で犯し続けたり、小さなクオンを四つん這いにさせてケダモノのように犯し続けたりと。
もはや本気のエルキュールを前に二人はされるがままでしかない。
「ふあっ♡ああっ♡えるきゅーるさんっ……♡せーえきっ、もうあふれちゃってますからぁっ……♡」
「えるきゅーる……やだぁ……もうやめへ……ああっっ♡」
アリアは胸を弄られながら何度も何度も精を注ぎ込まれ、クオンもエルキュールが動くたびに華奢な身体を震わせ未熟な身体を使い込まれてしまう。
アリアもクオンも揃って身体中が汗やら何やらで汚れており、股に至っては何度も中に出されて絶頂した証がずっと垂れ落ちている。
「ひうっ……えるきゅーるさんの、ほんき……すごすぎて……うぅっ♡」
「えるきゅーるのばかっ……へんたいっ……ろりこんっ……あくまぁっ……♡」
大変失礼なことを言われているが、薬を飲ませたのは二人なのでエルキュールは止まる気はない。
やっと薬が抜けてきて冷静さを取り戻してきたものの、身体はまだまだ治まる様子はないからだ。
そうしてエルキュールは二人がこうしたのだから、責任を持って治めてくれという名目で少女達をさらに堪能していくつもりのようだった。
形はどうあれエルキュールを熱中させれる事実と、これから自分達がどういう目に遭うかを想像した二人は震えながらも期待を隠せない。ある意味目的は遂げられたのだから。
エルキュールもそれは理解しつつも不安にさせたからには徹底的に刻みつけるつもりだった。
「えるきゅーるさんっ……♡」
「えるきゅーるぅっ……♡」
その夜、エルキュールの部屋では二人の少女の嬌声が止むことがなく、朝方まで肉を打つ音が響き続けたという。
◯オマケ
なお正妻の余裕とエルキュールなら大丈夫と高みの見物をしていたフェニアだったが、一晩中激しく愛されたと聞いて少し嘆いたという。
そんなに彼に愛されるなんて羨ましい!自分もやっぱり参加すればよかった!と。
「今度お茶会の時に例の薬を飲んでもらうのも……」
とよからぬことを考えていたようだが、エルキュールによりその薬は没収されることになったことをフェニアはまだ知らない。