よっちゃんの思い出の中のあの子

よっちゃんの思い出の中のあの子

6スレ目18氏より


 この世界線の青い監獄での潔と蜂楽のとある会話


 「へ~。それからその子には会えてないんだ」


 「ああ。……実は、それ以降も鎌倉には行ったことがあるんだけど……」

 「うん」

 「俺、なんでかその時ギャン泣きしてぶっ倒れたことがあったらしくて。それからは、鎌倉に行かなくなったんだよな。だから、会えてないままなんだよ」

 「そりゃ残念だね……すごいサッカー上手い子だったんでしょ?どんな感じの子だったの?」

 「んーと……クールな子で、無表情なことが多くて、青い目をしてて、口が結構悪くて、負けず嫌いで、下まつげが長くて……面倒見が」

 「それって凛ちゃんじゃん!凛ちゃんに似てない……?もしかして、その子凛ちゃんだったりして!」

 「…………うん。凛に似てるよな……まさかな」

 「今度凛ちゃんに出身地聞いてみたら?本当にその子凛ちゃんかもよ」


 この後凛ちゃんに出身地を聞いて本当にそうかもと思う蜂楽と

 蜂楽からそのことを聞いたり、数え歌に反応する凛ちゃんだったり、あの美しい放物線に既視感を感じていて、さりげなく過去のことを話題に出してみるも全然知らない反応をする凛ちゃんにもう過去のことなんか忘れてんのかもなと勘違いする潔……

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