「や、やってしまった…。」
「あの…トネリコ?」
「なんですか?マスター。」
「なんか…距離近くない?」
「共同作業ですから。あ、そこの文少し直していただけます?」
「う、うん。わかった。」
ここはハワトリア中心部のとあるホテル。トネリコから「資料集の編纂を手伝って欲しい(大嘘)」という依頼を受けやって来た藤丸立香は、いつもと違う彼女に困惑していた。
(部屋に入った時、ありがとうございます!って思いっきり抱きしめられたんだよな…それになんだかボディタッチしてくるし…む…胸も当たってるし…//)
「どうしました?マスター?」
「あ…いや、ここはこれで大丈夫?」
「はい。では次のページに…」
(…さっきから、顔が赤くなってますよマスター…♡意識してくれて嬉しいです…♡)
無論これまでの不自然な行動は、トネリコが藤丸を籠絡する為にわざとやっている事である。
彼が赤面してるのを間近で確認すると、彼女は次の作戦を実行に移した。
「ではマスター…私は資料を探しますので、手伝っていただけます?」
「うん…わかった…。」
トネリコは資料を保管してあるという棚の前に藤丸を連れてきた。
「上に登って資料を探しますので、ハシゴを支えてくれますか?」
「うん、OK」
「ちゃんと"上"を見て支えてくださいね。」
「わかった。(あれ?でも今のトネリコの服って…)」
「よいしょっと…マスター、支えてくれてます?」
「うん、大丈…ぶっ!?」
「どうしました?」
「い…いや…何も…//」
「……ちゃんと"上"を見てくださいね…目を逸らさずに…♡」
「う…うん…//。」
そう、今の彼女の服装はロングの"スカート"いくらロングといえどハシゴに登った状態で下にいる人に"上を見ろ"なんて言えば確実に見えてしまうのだ。それもこの日の為に用意したかなり過激な物が…。
「えーと…これも違うしあれも…」
(どうしよう…見えてるって言うべきか…//?でもなんか気まずくなりそうだし…ていうかトネリコっていつもあんなのを…//?)
(貴方の故郷の資料を参考に作ったのですが…気に入ってもらえましたか…?♡後で好きなだけ見せてあげますからね…♡)
長い時間をかけて、じっくりと見せつけた私は、腰を振りながらゆっくりハシゴを降りる。彼は隠しているが下半身には立派なテントが出来ているのを私は見逃さない…。
(最後の一押しです♡。)
作業卓に戻って、彼の隣に座る。
「マスター、次はかけられた側での文を書いてほしいんです。」
「どういう事?」
「私の治める魔術に人心掌握の魔術があるんです。例えばその魔術をかければ、かけられた人の意思が魔術をかけた人の思うままになる、というような。」
「そんな魔術が?」
「はい。ですのでかけられた時と後でどのような違いがあるのかをマスターの目線で書いていただきたいんです。」
「それはいいけど…あんまり危ないのは駄目だよ?」
「大丈夫です。では…」
私はおもむろに彼の右手を取り、そして…
「目の前の女性に夢中になる魔術から始めますね♡」
胸に実った果実を、掴ませた___。
「ト…トネリコ!?」
「あん…♡狼狽えないでください…これは魔術です、貴方を夢中にさせるための…♡」
「い、いや…それ色仕掛け…!」
「私が魔術といえば魔術です。ほら…こちらの手も出して…♡やんっ♡」
両腕を押し付けて、弄らせる。マスターは必死に抵抗して…可愛いです…♡
「マスター…ここに指を…感触が違いませんか…♡」
「えっ?……!?//」
「気づきましたか?、今日は暑いので…上はこの服だけなんです。」
「じゃ…じゃあ…!」
「その通り…柔らかいでしょう…?♡」
(ヤ…ヤバイ…!何でか分からないけどトネリコが変だ!)
「も、もうここで終わり!終わろ!?充分文章書けるよ!」
「そうですか…じゃあこの魔術は終わりですね。」
私は…掴んだ両腕を離す。
(助かった…協力するって言った手前悪いけど、早く退散したほうが…。)
「ト、トネリコ!悪いけど俺急用がっ………!?///」
何かを言おうとした彼は、その場で固まった。
「次は、この魔術です♡」
私が目の前でスカートをたくし上げて…見せつけたから♡
「はぁっ…はぁっ…ト…トネ…」
「見ていましたよね…?ハシゴの下から…ちらちらと…♡」
「ち、違っ」
「もっとしっかり見て下さい…♡ほらこっちに来て…目の前まで…♡」
「……………。」
彼が椅子から降りる。腰辺りまでかがんで、息がかかる距離まで近づいてきた…。
「貴方に見てほしくて作ったんです…その目にしっかり焼き付けてください…♡」
「俺の…為に…?」
彼が私の足を掴んで、さらに近づいた。かかる息が温かい…ダメ…さらに溢れちゃいます♡
「…………舐めてみますか?」
「…………え……?」
「ずっと溢れて…濡れてるんです♡。冷たくなっちゃう前に、ほら…♡」
「でも…」
「えいっ♡」
「むぐっ!?」
頭を掴んで、押し付ける。
「あっ…!あぁん!♡」
押しつけた場所は、ちょうどお姫様のいる場所。彼の舌が…布越しに慰めてる♡
「むっ…むぐぅっ!…もがっ…」
「あっあっあっ、ダメぇ…やぁん!♡」
噴き出した感情が__彼の顔を汚した。
「はぁーっ…はぁーっ…なんてこと…汚してしまいました…♡」
「…な、何が…?何が起こって…?」
「怖がらないで…綺麗にしてあげますから…」
彼の顔を綺麗に舐め取る。ついでに唇も奪った。
「むぐっ…ぷはぁっ…そろそろ貴方のこれをなんとかしなければ…。」
「待って…!もうこれ以上は…!」
未だに抵抗する彼を、無理やりベッドに寝かせる。そのままズボンを剥ぎ取ると、彼の象徴が飛び出した。
「わぁ…凄いです…!暴れん坊さんですね…♡。」
「待ってトネリコ…!お願いだから…!」
彼の静止を無視して、帽子をとって服を脱ぎ捨てる。
ついさっきまで彼が愛でてくれた果実を、目の前にぶら下げた。
「…………包んであげます♡」
「あ…あぁ…トネ…リコ…」
「気持ちいいですか?マスター。出そうならいつでも言ってくださいね…♡」
唾液を擦り付けて、挟み込む。上下に揺らすと、中にいる暴れん坊がより一層暴れ出した。
「出ちゃうんですね…♡では失礼して…あむっ。」
「あぁっ…」
口に含んで、揺らすスピードを上げる。
ぶるぶると震えだして、熱を帯びてきた。
「で…出るぅ…!」
「らひて♡らひて♡わらひのほふひに…♡」
「うっ…うああぁ!」
「うぶぅっ!…ぢゅるっ…じゅぷっ…」
高純度の魔力が、口の中にほとばしる。
未来の私は、これを顔で受け止めたのか。
(勿体ない…これはちゃんと味わって飲み込まなきゃ勿体ないです…♡)
全て吸い出して口を離す。まだまだ治まる気配はない。
「次はここに…♡」
彼の上に跨る、狙いを定めて腰を沈めようとすると…
「トネリコ!」ガシッ
彼が起き上がって…肩を掴んで静止した。
「トネリコ…!これ以上は…それに俺…!」
「………未来の私に悪いですか?」
「っ!」
「昨日、見ちゃったんです…岩陰でたくさん愛しあっていたのを…いつもあんなことしてるんでしょ?」
「そ…それは…」
「マスターのせいです…私だって"モルガン"なのに…私だって貴方を想ってるのに…貴方は彼女ばかりに独り占めさせて…ひどいです…!」
最低な発言だ。マスターと未来の私はちゃんと想いを伝え合って結ばれたのに…。
「だから…今日貴方を呼んだんです…今日だけでも愛してほしくて…独り占めにしたくて…」
「………本当に望んでるの…?」
「……え?」
「この先の事、本当に望んでる…?」
彼は、真っ直ぐに私を見つめる__。
「当たり前です…!」
「……わかった。責任は取る…。モルガンには…後で俺から伝える。俺に出来ること…言って?」
どこまで優しいのだこの人は。私が貴方の立場ならとっくに杖でぶっ飛ばしてるのに。
「押し倒して…」
「うん…」
彼が…私に覆いかぶさる…。
「下のこれ…脱がせて…♡」
クロッチ部分は形が分かってしまう位に濡れてる。彼がゆっくり脱がせて…全てを曝け出す。
「トネリコ…」
「昨日からずっと…愛して愛してって疼いてて…1人じゃ止められなくって…」
「だから、貴方の愛を、私にください___立香♡」
「……っ!トネリコっ!」
「あっ♡あぁぁ…♡」
入る…♡彼が全部入る…♡
「奥に…当たった…//」
「動かしてください…もっと幸せにしてぇ…♡」
「うん…うっ…うう…!」
「はひっ♡やぁっ♡あぁん♡」
(蹂躙されちゃう…♡そんなに激しく愛されたら…私耐えられないです♡あん♡またおっきくなりましたぁ♡)
「トネリコっ…締めすぎっ…!」
「だって…気持ちいいんですもん…!♡もっと♡もっと愛して♡おかしくなっちゃうくらい…!♡やぁん♡」
私の中で…立香の暴れん坊が震え出す…
喜びが迫り上がってきて…もう限界♡
「もう…やばい…!」
「出してください…♡立香の愛を…たっぷり注ぎ込んでぇっ!♡」
「出るっ…!…がぁぁっ!」
「ああん!♡あーっ…はぁっはぁっ♡」
一番奥まで、たっぷり注がれる。引き抜かれると、入り切らない分が溢れた…
(幸せ…幸せです…♡でも…まだ足りない…)
「立香のそれ…まだまだやんちゃですね…」
「……?」
「次は…"ここ"使ってみますか?♡」
四つん這いになって差し出したのは、先程愛された部分の少し上。子孫を残すという目的では、一切使う必要のない場所…。
「で、でもそこって…」
「その様子だと、初めてなんですね…♡大丈夫。受け止める準備は出来てますから…♡とっても気持ちいいですよ♡」
ふりふりと腰を振って誘惑する。立香は手で広げた所を見つめる位夢中だ。早く…♡早く…♡
「ゆ、ゆっくり…いくから…。」
「はい…♡あっ♡あぁぁん♡」
(やった…立香の…まだ残ってた立香の初めてを貰えましたぁ♡)
さっきと違ってゆっくり…ゆっくりと奥に進んでくる…準備してたのに…それよりも大きく広がっちゃう♡
「き、キツ…!」
「すごっ…♡すごい♡こんなに広がっちゃった…♡」
「…ううっ…気持ちいい…こっちも気持ちいい…!」
「あっ♡掻き出されるっ♡全部掻き出されちゃいます…!♡」
「締め付けがっ…これじゃまた…」
「いいですよ♡いいですよ♡貴方の愛を…ここにも…!♡」
「出るっ…!」
「あああぁぁん♡あっ…あはっ…♡」
(この妖しい感じ…クセになっちゃいます♡でも…もう限界…)
立香が暴れん坊を引き抜くと、私は力尽きて倒れ込んだ。
立香も限界だったのか向かい合うように倒れ込んで互いにそのまま目を閉じた…。
少し経ってから私は目を覚ます。立香はまだ夢の中、自分の体からは愛してもらった証が未だに溢れていた。
「や、やってしまった…。」
ようやく熱が抜けた私は自分の愚かさを嘆く、今日のことを未来の私が知ったらきっと怒り狂うだろう。それも覚悟して立香は責任を取ると言った、悪いのは私なのに。
「今日の記憶は消しますね…ごめんなさい立香…我儘に付き合ってもらって。」
優しく顔をさする。そして忘却の魔術をかけようとすると…
ピンポーン
何故かチャイムが鳴った。
(だ…誰!?人よけの結界を張ってるのに…!?)
音を立てずにのぞき窓を見る。
そこには、ニワトコ(バーゲスト)が立っていた。
(なんで!?まさかバレた!?と、とにかく誤魔化さないと…!)
服を着て、立香を隠す。そして何食わぬ顔で扉を開けた。
「こんにちはニワトコ。一体どうし」
「こんにちは魔女様、いきなりですが…」
バシッ(手に持った縄を鳴らす音)
「こうさせていただきます。」
_____あ…私死んだ。