みなみルート考えてみたー出会い編ー

みなみルート考えてみたー出会い編ー


出会いはロマンチックなものでは無い。初めて会って運命を感じたとか、そんなものでも無い。ただ単に入学式の日に席が隣になったクラスメイトから紹介されて知り合った、それだけの話。

ルビー「で、こちらが私の義弟の硝太!勉強はフツーなんだけど、私達が居るからこの学校に来たの!」

硝太「友達居ないし、一から関係作るより、兄と姉いる方が色々楽かなーて」

ルビー「もー!そんなことばかり言ってるとまた友達出来ないよー?硝太は良い子なんだから、自信持って!」

硝太「はいはい、ありがとう姉さん」

何で高校生にもなって姉から抱きしめられて頭を撫で回されても平気な顔しているの、とか距離が異様に近く無い?とか、姉弟で苗字が違うのは複雑な理由?とか色々不思議だったけど、聞いたら不味いような…けど禁断な関係?と興味津々なのを隠して自己紹介してみた。

みなみ「寿みなみ、言います。よろしゅうな?硝太くん」

硝太「斉藤硝太です…良かったです、ミドジャン。その…買いました。よろしくお願いします」

ルビー「セクハラ!硝太!!お姉ちゃんの最初の友達にいきなりセクハラするなー!」

硝太「姉さんごめん!揺らさないで!!いや!だって!!嘘つけないから、絶対視線で気づかれて引かれるくらいなら正直に行こうと思って!!」

…悪い人じゃ無さそうだし、正直に言ったのはビックリしたけど…あまりやらしさは感じなかったし、

もし姉弟の禁断の関係だったとしても応援したくなるぐらいには、私はルビーちゃんと硝太くんの仲の良さが好きになっていたのかもしれない。

みなみ「ええよええよ、慣れとるし。それに斉藤くんは正直に言ってくれたわけやし…まあ、あまりガッツリ見やんといてや?恥ずかしいし…」

硝太「はい、見ないようにします」目逸らし

ルビー「そうだよ?硝太、やらしい目線はNGだからね」ガン見

みなみ「そんなに見られると恥ずかしいわ〜」

面白い人達で仲良くなれて良かったかも、そう思ったのが始まりだった。

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