まずは体を何とかしよう
おじさん「ならまず体を何とかしないとな?」
「ぇ、…ふ、フリード…?」
リコを見下ろすフリードの目はいつもリコに向ける柔和はものではなかった
それはまるで獲物を狩る獣のような雄の眼差し
ギラギラとした瞳を認識したリコは震える
これが恐怖からの震えか、はたまた期待からの震えか、彼女自身にもわからなかった
「なに…する気なの…?」
「言ったろ?体を何とかしよう」
「だ、だからっ……!」
リコは呼吸を止める
フリードがリコの眼前に迫ったからだ
その間モンジャラの牽制はなかった
思うようにしろということか
(わかってる…これがあの変態野郎の狙いだってことくらい…だけど…!)
フリードは先ほど寸止めを食らったばかり、そんな状態で自身の意識している女が白い体を淫らにくねらせながら身動きが取れない状態で、しかも薬によって発情しているのだ
どちらにせよ発情は沈めなければならないならば、これを免罪符にしないなんて選択肢は壊れている彼の中にはありえない
「大丈夫だリコ、ゆっくり…優しく沈めてやるからな…?」
「な、…ぁ、わた…し………あっ、ん……!」
リコの体を優しく撫でながらフリードが囁く
媚薬に侵された体はそれだけで簡単に感じてしまい、勝手に甘い声が漏れる
フリードの愛撫は優しい手つきだったが、やはり眼は獲物を見るように鋭く、息も段々と荒くなっている
「ふ、ふりぃどっ…!ぞわぞわする……や、これ、やだ……!!」
「や?やじゃないだろ…?なぁ、下見てみろよ」
「え、した………ぁ…!?」
リコは自身の秘部からとろとろと愛液が垂れていることにきづき、さらに顔を赤くした
「リコ、あんな変態にひでぇことされて、可哀想になぁ…俺が助けてやるからさ、お前はただ、可愛い声出してろ、な?」
「ふぁ、あ、だめ、だよ…こんなところで……ひ、人だって来ちゃう……」
媚薬が入っているにも関わらずまだ正気が残っているのか、リコは弱々しく首を振った
「……」
フリードの理性が訴えかける
非合意で意中の相手とそういうことはどうなんだ…?
相手の、リコの想いを尊重したい
リコの想いを…
「…わかった」「え…?」
「今、本番はしないでおこう」
「あ、あぅ……」
「でもな、やっぱり沈めなきゃならないのは事実だ」
「…うん」
「本番はしないから…お前の熱を冷ますくらいはさせてくれないか?」
「…………わかった…ふ、フリードになら、わたしいいよ…?」
「っ……!ああ…」
本番はしないと約束したのだから、そう煽るような発言は慎んでほしい
(手加減はしてやれないな…止めてって言われたって止めない。優しく、優しく、どろどろになるまで…)
フリードはリコを乱暴なくらい優しく愛撫し、甘いキスを落とし、体の熱を沈めた