ほのぼのバカップルウタ ウタの歌編

ほのぼのバカップルウタ ウタの歌編


サンジ「野郎ども!飯ができたぞ!今日は海王類のステーキだ!」

各々好きに過ごしている船上に、夕食の号令がかかる。いつもの光景なのだが、この日は違っていた。

サンジ「みんないるか?……ウタちゃんとブルックがいねぇなぁ」

ルフィ「ウタなら『なんかいいイメージが降りてきた!』って言ってたからずっと曲作ってんじゃねぇかなぁ」

メリー「ほねのおじさんもいっしょになんかかいてた!」

サンジ「そうか…後で持っていってやるか」

ルフィ「ウタの分は俺が持っていくよ」

サンジ「お前持ってく時に食べんなよ?」

ルフィ「持ってくだけで大げさじゃねぇか?」

サンジ「オメーだから言ってんだよ!!このつまみ食い常習犯!!」

メリー「はやくたべたい…」

ルフィ「あぁ、ごめんなメリー。そろそろ…」

ロビン「いただきましょうか」

『いただきまーす!』

ガン!

サンジ「ナイフの使い方なってねぇぞルフィ!突き立てんじゃねぇ!!」

メリー(パパまたけられてる…)モグモグ

――――――

結局ダイニングキッチンに2人が現れなかったため、ルフィとサンジはアクアリウムバーまで夕食を届けに来ていた。なお、食器の使い方を間違えサンジに蹴られた結果ルフィの顔は腫れ上がっている。

ルフィ「ヴダ、飯持っでぎだぞ」ボロッ…

サンジ「ブルックの分もだ、入るぞ」ガチャ

ブルック「このパートは呪文感のある言葉を入れたいですねぇ…こういう文字があるのですが、どうでしょう」

ウタ「いいかも…読み方教えて!」

ブルック「ヨホホホ分かりました、では代わりにパn」

ウタ「見せないから!……あっサンジさんと…ルフィどうしたのその顔?!」

サンジ「やっと気づいたか…夕食の配達に上がりました。あとこいつは気にすんな、ナイフの使い方間違えただけだからな」

ルフィ「ぞゔいゔごどだ、ぎにずんな」

ブルック「おやおやまたひどくやられましたね…」

サンジ「このくらいしねぇと覚えそうにねェからな」

ルフィ「ヴダ、あんまぎをづめずぎんなよ」

ウタ「そうだね…一旦区切ってご飯にしようっと」

サンジ「本日のメニューは海王類のステーキ、それとウタちゃんには特別にデザートのいちごのミルフィーユでございます」

ウタ「うわぁ…サンジさんありがとう!それじゃ…」

ウタ・ブルック「「いただきます」」

ブルック「食べ終わったらまた続きといきましょう」

サンジ「作曲に集中するのもいいが、あんま夜更かしすんなよ!」

ウタ「……で、サビは……」

ブルック「……でしたら楽器を……」

サンジ「聞いちゃいねぇか……」

――――――

AM6:20

ウタ「……できた〜〜!神曲間違いなし……!!」

ブルック「ヨホホホ、ではそろそろ寝室に行きましょうか」

ガチャ

ロビン「あら二人とも、おはよう…もしかして、寝てないのかしら?」

ウタ「おはよう?…待って今何時…」

ロビン「午前6時よ」

ウタ「……やっちゃった……どうしようブルック、ルフィに怒られる!!」

ブルック「ウタさん、やることはひとつです。きちんと謝りましょう」

ガチャ

メリー「ロビンおねえさんおはよう……ママ?」

ウタ「…あはは…おはようメリー…」

メリー「パパー!ママがまたあさまでおうた作ってるー!」ダッ

ウタ「あ゛っちょっもうやらないからルフィには言わないでお願い止まってメリ〜〜!!!」

ブルック「ウタさん、諦めましょう…ワタシもご一緒いたしますので」

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