ふたなりミドラーシュ×ウィン

ふたなりミドラーシュ×ウィン



風霊術でウィンダの意識を取り戻そうとするウィン。

しかし闇属性となったミドラーシュに効果があるはずもなく、実の姉に攻撃魔法を放つ訳にもいかず、そのまま組み伏せられてしまう。

プチリュウもまたシャドール化したホロウに取り押さえられ、彼女の対抗手段は全て奪われた。


そんなウィンに突きつけられたのは、ミドラーシュの股に取り付けられた、胸元まで反り返る程に巨大な怒張であった。

本来は男根と呼称すべきなのだろう。

しかしおよそ人の肌とは思えないほど冷たく、色もまた腰回りの衣装に合わせた漆黒。

張型という表現の方が似つかわしいそれは、徐々にウィンの女陰へと近付く。

「ひっ、やめっ、お姉ちゃ」

恐怖した彼女は姉へと懇願するも、それは途中で遮られる。

人形が腰を突き出し、子宮口まで一気に貫いたのだ。

「お゛っ……」

乾いた陰部から鮮血が流れ、お腹が張型の形に歪む。

当然の激痛が彼女を脳裏を焼く。

それでもなお、人形は腰を叩きつける。

その度に血が散華し、腹に突起が現れては消える。

拷問にも等しい苦痛が、ウィンを苛み続けた。


生き地獄の中、ウィンの唇に何かが触れた。

人形の冷えた唇だ。

舌を絡ませ、大きな水音を発する行為はまるでディープキスのようだ。

だが、唾液の交換もしないそれを果たして接吻と呼んでいいのだろうか。

人形の口から唾液が出るはずもなく、それはウィンの口から一方的に唾液を吸い上げる陵辱的行動だった。


陵辱の最中、ウィンの陰部に変化が出る。

女陰が血でない液体によって、濡れそぼり始めたのだ。

張型からカウパーが排出されるはずはない。

であるならば、それがウィンの愛液であることは自明であった。

人形とはいえ愛しの姉の口付けで高揚したか、あるいは膣を傷だらけにしないよう体が防衛本能から出し始めたのか。

理由はどうあれ、人形の張型で股を濡れそぼらせてる事実は、彼女の心を苛む一助になった。

滑りが良くなった膣口には、更なる速度で怒張が叩きつけられる。

張型はついに子宮口を貫き、ウィンの身体中から多量の脂汗を吐き出させた。


長い長い陵辱が続く。

互いの体は体液塗れになっているが、それらは全て少女から出たものだ。

人形の口元にベタつく唾液も。張型を黒光り濡らす愛液も。四肢や身体に纏わりつく脂汗も。

ミドラーシュは何一つ人らしい性交はせず、ただ人形としてウィンの身体を貪るのみだった。


陵辱の最中、ウィンの顔に人形の顔が再び近づく。

何度目かも分からない接吻。

苦痛ばかりの拷問の中で、ウィンにとって比較的抵抗感の薄い攻めだ。

諦めるように舌を受け入れた少女は、人形から違和感を覚えた。

体温を感じる。

人形特有の冷たさを持ってたはずの唇に、ほのかな温度があったのだ。

少女がふと手で人形の肌に触れてみると、そこからも温もりを感じる。

今なお女陰を貫き続ける怒張にも、明らかに熱が篭っている。

(もしかして、このままえっちし続ければ、お姉ちゃんが戻ってくる?)

戻りつつあるウィンダの温もりに、一筋の希望を見出すウィン。

しかし、冷静に思考すれば分かることを見落としていた。

無機物であろうと、人肌と触れ続ければ相応に温まってくるという単純な事実を。

ウィンダの体温が戻っているという錯覚も、蓋を開ければウィンの体温がミドラーシュに伝播しただけ。

単純な物理現象だ。

だが一度見出した希望を、人は簡単に捨てることはできない。

ウィンダが戻ってくるのであれば、ただの陵辱であったはずのそれは、少女にとって愛の営みへと解釈が変わりつつあった。

姉を取り戻したいという妄念に取り憑かれたウィンは、自らの意思で腰を振り始めた。



「おっ❤️あっ❤️おっ、お姉ちゃん❤️気持ちいい?❤️」

返答は当然、膣を何度も叩く怒張のみ。

それでも少女はウィンダが悦んでいると受け取ったのか、自らも腰を振り続ける。

「んちゅ❤️んっ❤️んむっ❤️」

人形から行い続けた接吻も、今となっては少女から積極的に行ってる。

唾液を一方的に搾取されているだけだというのに、ウィンは嬉しそうに舌を差し出していた。


幸せな営みの中、ふと膣内の張型が震える。

ウィンはそれを、射精の前兆だと感じた。

受け止めたい。

そう思ったウィンは、ウィンダの背中に手を回して、足を腰に絡み付け、耳元で囁いた。

「いいよ❤️お姉ちゃん❤️私の❤️ウィンのお腹に❤️いっぱいいっぱい❤️射精して❤️

びゅーっびゅーって❤️赤ちゃんできるまで❤️お腹いっぱいにして❤️」

姉を取り戻すという希望すら忘れ、ただ性に溺れて子種を求める。

ラストスパートのように加速するウィンダのピストンを、ウィンは愛の抱擁で受け止め続けた。

ウィンはこの瞬間、間違いなく幸せだった。


そんな幸せが存在しないことに、ふとウィンは気づいてしまった。

何故姉との営み中に隣を見てしまったのか。

意識のどこかで現実を知っていたのか、それとも上位存在による介入によるものか。

そこにはシャドール化したホロウがプチリュウに闇を飲み込ませ、同じくシャドールへと堕とす様が広がっていた。

恐怖したウィンは、縋るようにウィンダへと視線を戻す。

そこにあったのは、変わらず無表情な人形の姉だった。

「は、ははは……」

乾いた笑いが溢れる。

全てを諦めたウィンは、ミドラーシュの陵辱をただただ受け入れた。

痛みも、絶望も、悲しみも、そして今なお感じる悦びさえも、全て他人事だ。

苦しいけど。それでも嬉しいけど。それすらもどうでも良くなっていた。


再び怒張が震える。

それで全てを理解した。

自分も、姉やプチリュウのように、シャドールへと堕ちるのだと。

だがそれもどうでもよかった。

諦め切った彼女には、張型から膣に吐き出された熱が精液なのか闇なのか、それすら判別できなかった。

ただただ、腹を膨らませるように熱が膨張していく。

子宮が熱に満たされる際、ウィンは一言だけ発して意識を手放した。

「だいすき。お姉ちゃん」


陵辱の限りを尽くしたその場に、ミドラーシュと少女を包む闇が残される。

いずれ闇の中で、ウィンは新たな羽化を遂げるだろう。

それを無機質に人形が眺める。

気がつけば、人形の眦から液体が伝っていた。

それは陵辱が始まってから、初めて人形から発された体液であった。


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