はじめての手…ンで泣くのかわいいね…….

はじめての手…ンで泣くのかわいいね…….



「ぃ゛、たい、痛い……っ、い、う、っぅ、……ふ、うえ……え……っ」

 ボロボロと涙を流して、幼い子供の様に泣き始めたコビーに。動揺こそしなかったものの、一体どうしたのかと黒ひげは動きを止めた。流れた涙が、今までの与えられる快楽によって溢れていたそれとは明らかに違ったからだ。後孔に入れていた指を一旦抜いて、「オイオイどうした」とコビーの頭を撫でた。コビーはしゃくり上げながら「いたい、の、やだあ……」と

首を振っている。

「痛くしねェ為に慣らしてたんだろうが。バイブだけじゃ拡げ足りねえだろ」

 これまで散々ローターだの媚薬だの感度上昇クリームだのバイブだのを使い、コビーの身体を開発していた。最初こそ普通に情報目的の拷問のつもりだったのだが、思ったより反応が良いし快楽には従順な「いいこ」だったしで、当初の目的などすっかり忘れ、誰もがこの青年の開発され尽くした穴に肉欲を突き立ててやりたいと思っていた。が、これまで散々後孔を玩具で弄ったり拡げたとは言え、男根を受け入れるにはまだ狭いだろう事は分かっていた。女と違って防衛反応の為に濡れる事も無いのだし、今回ばかりはさすがに慣らさないと不味いよなあ、と、ローションを纏った人差し指を入れて──冒頭の泣きである。ひっく、えぐ、と幼い子供の様に泣きじゃくるコビーに、さてどうしたものかと黒ひげは考える。慣らさずに入れるのは駄目だろう、流石に。そもそも入らないだろうし。しかしここまで本気で泣かれると、普段は全くしない躊躇いの感情が生まれてくる。とりあえず泣き止んでくれないかとコビーの頭や頬を撫でていると、少しずつ落ち着いて来たのか、コビーはその手にすり寄って来る様になった。頬を撫でながら、指で唇に触れてみる。子猫をあやす様な心地だった。実際あやした事は無いけれど。コビーは唇にふにふにと触れて来る指を、小さく口を開けて中に迎え入れた。黒ひげはそこで、改めて。自分達とコビーの体格差を思い知った。人差し指ですら、コビーの口には大きいくらいだったからだ。そりゃ痛いか、と納得する。

「まず小指からだなァ……コビー、ここに欲しいモノ、あるだろう?」

 臍の下を撫でる。コビーは素直に頷いた。

「けどそれをお前にやるには、ここを慣らさねえとやれねェ訳だ。女みたいに濡れるわけじゃねえからな」

 ここ、と後孔に触れると、途端に痛みを思い出したのか、コビーの体がびくっと跳ねた。

「おれらだって痛くしたい訳じゃねえんだ、ちと痛ェだろうが……我慢すりゃ、今よりもっと気持ち良い事をしてやれるぜ?」

「あ……ぅ……」

 もっと気持ち良い事、という言葉に、コビーが反応する。ローションを纏ってぬるりとした小指をゆっくりと中に埋めて行くと、コビーはぎゅうっと目を閉じて黒ひげにしがみ付いた。

「ぃ……っ、ぅ゛……」

「力抜きなコビー、ほら」

「っ、んん……ふ、ぁ」

 あやす様な口付けに、コビーの目が更に蕩けて行く。多少時間は掛かるだろうが、この調子で行けば挿入は出来そうだ。せめて指は3本入らないとな、と思いながら、黒ひげはコビーの柔らかな髪を撫でた。




(この後見事指3本入って周りがよく頑張ったな〜って言ってくれる)


(やさしいせかい)


(ただし見た目も始まりも陵辱である)

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