なおこの後
「ロー、お前はおれから逃げられない。」
糸が絡む。喉を締められる。
自らの動けない、
ルフィが、チョッパーが、みんなが赤く染まっている。
「忘れるな。お前はおれの為に死ぬ。」
いやだ。
たすけて、こらさん、るふぃ、
ハッと目が覚める。
見覚えのある天井に安堵を覚える。
ここは今、世話になっているハートの海賊団の一室だ。
「させねぇ。そのためにおれはみんなを置いていったんだ。」
もうすぐパンクハザードへと辿り着く。
あの人の望みを果たす為、みんなに手出しをさせない為にここまで来た。
「だから、平気だ。……平気なんだ。」
おれは政府に身を売った。
あいつを、ドフラミンゴを倒す為に。
おそらくおれはみんなの元に帰れないし、万が一帰れたとしても帰る資格なんてない。
それでもいい。
優秀な医者なら先生がいる。
優秀な戦闘員ならみんながいる。
だから、おれがいなくても平気だ。
呼吸を整える、目を閉じる。
朝は、太陽はもうすぐ登る。
ルフィの、船長の、みんなの笑顔がよぎる。
大丈夫、おれがみんなを護るから。