とうさん

とうさん

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なにかがふってきた。

めがさめたときには、だれもいなかった。



とうさんをよんだ。

とうさんのこえがした。


とうさんはなにかをさがしていた。

「なにしてるの」ってきいた。とうさんは「わからない」っていった。

とうさんのせなかはおおきかった。


とうさんはなにかをみていた。ようすがおかしかった。きもちわるそうにしていた。それでも、とうさんはがんばっていた。


ここは、とうさんのひざのうえ。あったかくて、わたしがおちつくばしょ。

とうさんはまだ、なにかをさがしていた。まにあわないのに。



そうだった。

こいつはとうさんじゃない。



とうさんがちかづいてくる。わたしをだっこして、あいつからはなれていく。

まってよ、とうさん。あいつにききたいんだ。いまはまだ、あいつといたいんだ。

なんでわたしは、あいつをとうさんだとおもったんだ。

なんであいつは、わたしを────




ゆめは、おわる。



「駄目だ……死んじまった…………」

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