ざぁこ♡ざぁこ♡ざこちくび♡
ナチュラルに付き合ってるカイロレビキビキと額に血管が浮き上がっていく音が立つ。手に持っていた紙製のコーヒーカップを力一杯潰し、多少冷めたコーヒーが手に引っかかる。それにも腹が立つ。ムカついてコーヒーカップはゴミが散乱する床に投げ捨てた。
「…んっ、…だぁ…？みひゃ……？ああ〜…おかえりぃ」
ゴミをダンクした音で起きたのか、眠そうな目をさすり上げていたロレンツォの目にしっかりと俺に焦点が当たったのを確認して。床に散乱するゴミも人間も特に気にせず踏みつけながらロレンツォの下へ歩いていく。
「ひさしぶりのミヒャ…なんか怒ってる？」
ほぼ全裸でとろける笑顔を俺に見せる姿はまぁいい。それが俺との情事の後ならな…。
「おい、これはどういうことだよクソ金歯？」
ロレンツォと目線を合うようにしゃがんでやって、伸びたヒゲを撫でてから顎を掴んで周囲を見せてやる。
「だぁ……乱痴気パーティしたあと…？」
なるほど。まぁそうだろう。ほぼ全裸の男女がそこらで寝こけている。ヤったという雰囲気はほぼないのが幸いだが、酔って裸踊りでもしてたのかと思うほどゴミや残飯、ポップコーンが跳ね回っている。
「そうかそうか。楽しかったか？ドン・ロレンツォくん」
「だぁ…飲みまくった後だから覚えてねぇ。汚ねえなぁ…。あ、ごめんミヒャ。コイツら起こして帰らせて片付けるからシャワー浴びて寝てていーぜ？OK？」
「オーケーなわけねぇだろ」
所属チームの海外遠征、ブルーロックの再招集、世一のいるチームとの親善試合、この2ヶ月以上を1人にしていた自覚はある。だけど俺は毎晩ちゃんとお前に連絡してただろ。寂しかった、ってのも嘘じゃねぇのは分かる。だけど、俺とお前の住む家で何人も人間集めて乱パって、頭おかしいんじゃねぇのか？
俺が怒ってる理由が汚ねえ部屋で知らねぇ人間がいるからだと思ってんのか？いやそれも腹立つな、間違いない。だけど恋人が全裸で知らねえ奴らと雑魚寝してる方が何万倍も腹立つだろ。
……片付ける、人間を帰らせる。その前に確認することがある。
「おい、このクソ乱パはドラッグないだろうな」
もしそんなことがあったなら俺はコイツらを帰らせるわけにはいかない。
「あるわけないだろ。そこはスナッフィーにも言われてきてんだぜ？」
とにかくそこは信用してもいいらしい。酔いどれの言に信用があるかって？起きてからすぐに焦点もあったし胸糞悪いにおいもねぇ、散らばってるものに葉巻や燃えクズ、錠剤みてぇなもんもねぇからまぁ問題ないだろう。
当然だろ？と胸を張っているがそんなことができる惨状かよ。…胸、そう胸で思い出した。
「に゛ゃ♡」
人差し指で乳首をグリっと押し込むと尻尾を踏まれた猫みてぇな声が上がった。
「や、なっ…急にどうした？ミヒャ♡もしかして溜まってんの？♡」
グリグリと乳首を押し込んでいると、やらしい目になっていた。……乱パでもおんなじように遊んだんじゃねぇか？いやそもそも…コイツの胸をここにいる奴ら全員見たんだよな。…‥殺すか。
「おいおいロレンツォ。お前、そんなにメス臭いのに俺に抱いてもらえると思ってんのか？」
「………？抱いてねぇよ、俺」
「じゃあ抱かれたのか？」
「んなわけねぇじゃん。乱交はしてねぇよ」
「全く信用できないな。…久しぶりなのに乳首押されたくらいでそんな甘い声出すのか？」
「…AV見すぎだろミヒャ」
「そーか、へー。なるほどなぁ？」
ぐにぃッと親指と中指で乳輪を引っ張るとえろい割れ目がきゅっと吊り上がる。そこを人差し指でカリカリッ♡と引っ掻くと、
「あッ♡ひっ、ちょっと……っ、んッ♡」
ちょっと爪を引っ掛けただけで……クソ甘い声で鳴いてんじゃねぇか！
「ミヒャッ…って♡んっ」
乳輪の中で、硬くなっている乳首を皮膚の上からぐにぐにと押し潰す。潰して、指の間から逃げ出す乳首を追い詰めるようにつねると
「ひっ♡ん゛っ………みひゃ、ァ…♡」
なんて潤んだ目で見ながら喘ぐのを我慢してるのがくそエロい。
「AVみてぇになってんなぁ？気付いてんのか、ロレンツォ？ほら、クリ乳首だせよ。ぐにぐにつねられて揉まれるだけじゃ足んねぇだろ？」
「ひッ♡ぢょっ…ッ、ねっ♡♡」
「真っ赤になって、ビンビンに突き立ってるあっついクリ乳首♡爪でカリカリっ♡てされて、直接キュゥ♡ってつねられてぇんだろ？」
耳元に吹き込んでやると、想像したのか「あぅ♡」とか「あ゛っ、んっ♡」とか何かを我慢するように熱い息を漏らしている。…えっろいなこいつ。マジで。これで昨日の乱パで抱かれてねぇは嘘だろ？
「み、ひゃ…♡ミヒャッ♡♡ちくび、…俺のざこちくび♡陥没クリちくびッ♡ミヒャにちゅって吸い出してもらわねぇと出てこねぇからッ♡♡おねがい、ミヒャ？ぢゅうって、吸って？♡」
やっぱり今寝てるフリしてる奴ら含めてロレンツォの甘いおねだり聞いた奴は全員殺すか。